こんにちは。かのあゆです。Galaxy S8 SM-G950FDを購入してもうすぐ半月となります。すでに国内外の各種メディアでも高い評価を受けている端末ですが、個人的にも様々な意味で2017年前半に登場した端末の中ではベストな端末だと感じてきています。この記事では使っていて個人的に気に入った部分を紹介していきたいと思います。
小さな筐体に迫力のディスプレイ
Galaxy S8は5.5インチサイズ。これは前モデルのGalaxy S7 Edgeと同じディスプレイサイズなのですが、Samsungお得意の有機ELを採用したエッジディスプレイを採用したおかげでコンパクトにまとまっており、感覚的には以前所有していたXPERIA X CompactやiPhone 5 SEなどの4.7インチの端末とほぼ同じようなサイズ感で、個人的には「絶妙」だと思います。
またGalaxy S8/S8+は完全なベゼルレスデザインではないもののほぼ全面が液晶画面となっており、WEBブラウジングやマルチメディアコンテンツの鑑賞、ゲームなどはほかの端末とはワンランク違う迫力となっています。
これはもう本当に実際にキャリアショップや家電量販店に並んでいるデモ機を触って体験してもらいたいと思います。
来年発売されるであろう次期Galaxyではさらにベゼルレスを極めたデザインを採用してくる可能性もありますが、そうであったとしてもS8のデザインなら2年間運用しても飽きることなく愛用していくことができるでしょう。とにかく他のスマートフォンとは一目見ただけで違うデザインとなっています。
かのあゆは発表当初2010年に発表されたGalaxy Sから2016年に発表されたGalaxy S7/S7 Edgeまで継承されてきたホームボタンを廃したその挑戦的なデザインはGalaxyらしくないと感じました。
実際Galaxy S7/S8+以外のGalaxyシリーズは日本国内でドコモがキャリアモデルとして発売したGalaxy Feelも含め「いつも通り」のGalaxyのデザインを引き続き採用しています。
ただ、恐らくiPhoneから強く影響を受けたであろう前面にホームボタンを置いたデザインはAndroid端末でも一種「標準化」してしまった印象があり、実際に以前ウインタブで実機レビューを行っている「ZUK Z2」や「UMI Z」、今年発表され、日本でも発売したHuaweiの「P10」「P10 Plus」などは前面にホームボタンを置いたGalaxyに似たデザインとなっているため、フラッグシップモデルに新デザインを採用したことは正解なのではないかと思っています。
意外に長持ち!バッテリー
Galaxy S8に搭載されているバッテリーの容量は3,000mAh。前モデルのGalaxy S7 Edgeは3,500mAhだったのでバッテリーの容量だけ見れば減少していますが、バッテリーの持ちはGalaxy S7 Edgeよりも改善されていると感じます。
3Dゲームをプレイしてもバッテリーの消費が緩やかになっており、一般的な利用方法であれば2日程度充電なしで運用していくことも可能だと思います。
ただしその代わり充電速度はGalaxy S7 Edgeより遅くなっており、バッテリー残量30%の状態であれば1時間でフル充電できたものがGalaxy S8では1時間半程度かかるようになっていますが、この挙動に関しては昨年のGalaxy Note7で発生したバッテリー関連の不具合を踏まえて調整された可能性もあり、S8でも十分素早い充電を実現しているので、あまり気になることはないかと思われます。
長期間陳腐化しそうにない性能
Galaxy S8/S8+は以前の実機レビューで取り上げた通り国によって搭載CPUが異なっており、アメリカや日本ではQualcommの最新ハイエンドCPUである「Qualcomm SnapDragon 835」を、そのほかの国では自社製のハイエンドCPUである「Exynos 8895」を採用しています
採用GPUの違いなど一部使用に違いはあるものの、どちらも2017年のフラッグシップモデルにふさわしい性能となっており、一昔前のPC向けハイエンドCPUを凌駕するものとなっています。
すでに日本でもローエンド向けスマートフォンに普及し始めたMediaTek MT6737も基本的な動作においてはストレスが起きることがないくらい高性能化しているため、ある意味携帯電話としてはオーバースペックともいえる性能ですが、その分据え置きゲーム機並みのグラフィックを誇る最新3DゲームやVRコンテンツなども快適に楽しめる性能となっています。
すでに昨年のハイエンドCPUであるSnapDragon 820とも体感差はそこまで少ないものとなっていることも含め、SnapDragon 835採用モデル、Exynos 8895採用モデルともにバッテリーの劣化が目立ってくる2年後あたりまでストレスなく運用していくことができるのではないでしょうか。
前モデルのGalaxy S7 EdgeのSnapDragon 820版では発熱で動作パフォーマンスが低下し、標準カメラアプリが端末の破損防止のために起動できなくなるという場面が多く見受けられましたがExynos 8895版Galaxy S8ではそのような個所は一切見られず、快適に運用できています。
意外と便利なBixby Vision
Galaxy S8/S8+世代からAIインテリジェンスアシスタンス機能として「Bixby」が搭載されています。機能としてはSiriやCortana、Google Assistantと同じ音声アシスタンスを実現する「Bixby Voice」、その日にやるべきことをまとめてくれる「Bixby Reminder」、画像から文章抽出や翻訳、データ検索を行ってくれる「Bixby Vision」、Google Nowと非常によく似た総合ホーム画面「Bixby Home」で構成されていますが、そのうち日本国内で利用できるのは「Bixby Home」「Bixby Vision」「Bixby Reminder」のみに限定されています。
またどれもGoogleが標準で「Google Now Home」(総合ホーム)「Google Assistant」(音声アシスタンス、リマインダー)として実現しているためかのあゆとしては特に斬新な技術だとは思わなかったのですが、個人的に面白いと思ったのはカメラアプリから起動できる「Bixby Vision」です。
対象物をレンズに向けるだけで文章翻訳や類似画像の検索だけでなくAmazonで商品情報の検索をすることやワインの場合はそのワインの詳細レビューなども可能となっているため、かのあゆ的に面白い機能だと感じました。
非常に美しい写真が撮影できるカメラ
近年のハイエンドスマートフォンに搭載されているインカメラは高性能化しており、メーカーによってチューニングは異なるとはいえどの端末でも美しい写真を撮影することができるようになっています。Galaxy S8も例外ではなくGalaxy S7 Edge同様一眼レフカメラで採用されているデュアルピクセル技術を採用したカメラを引き続き採用しています。
Galaxy S7 Edgeでも美しい写真を撮影することができていましたが、S8ではソフトウェア面でさらに調整が入り暗所で撮影した写真もノイズが少なくより美しい写真を撮影することができるようになっています。
「飯テロ(深夜においしそうな食べ物の画像をSNSなどに投稿し、投稿を見た人の食欲をいたずらに誘う、無慈悲な行為)」写真の撮影に利用できる「食事」モードの搭載などカメラ機能も充実しており、コンテジカメラ代わりとしても十分活躍できると思います。
まとめ
現状のスマートフォンとしては約85,000円という価格はかなり高価だと思います。ましてや30,000円台で購入できるHUAWEI P10 LiteやNova Lite、Zenfone 3でもストレスなく動作する性能であり、また中古端末であることや日本で正規に販売されているキャリアモデルではないため、基本的にメーカーによる正規保証を受けることも難しいでしょう。
これは中華スマートフォンにももちろん同じことがいえるため、すべてにおいて自己責任で運用していく形になります。ただそのリスクを踏まえてもGalaxy S8という端末はすべてにおいて魅力的な端末で、個人的にも無理をしてしまった端末ではあるものの後悔はしていません。S7 Edgeのような不慮のトラブルがない限り長い期間運用していきたいと思っています。
キャリアモデルに関してはdocomo版はまだ8万円台となっていますが、au版に関してはGalaxy S8/S8+がSIMロック解除できる時期に規約変更が行われ、本人確認が必要になるようになるなど規約変更があったこともあり、すでにイオシスでは税込69,800円で販売されているなど発売当初より値段設定が引き下がりつつあります。
SIMフリー端末でもHuawei P10 Plusは70,724円前後と高価なため、ある意味「2年がっつり使っていきたい!」という意味でおいてはSIMフリー版、キャリア版ともに価格はだいぶ落ち着いてきたのではないかと思います。
関連リンク
Galaxy S8 Duos SM-G950FD ー 2017年のフラッグシップにふさわしい、意欲的な一台(実機レビュー:かのあゆ)
ガジェットと過ごすかのあゆブログ
アウトレットと中古パソコン&ケータイのイオシス
コメント
液晶じゃなくて有機EL
最初のほうの画面サイズの説明にて