中国のスマホメーカーOPPOのサブブランド、realmeの「C3」のご紹介です。海外通販にて1万7千円台と安価ながら、比較的高性能なCPUを搭載、アウト側にトリプルカメラ、バッテリーが大容量と、十分に使えそうなスペックになっている機種です。
なお、この記事はライター候補の方に執筆していただいたものをウインタブが校正した上で掲載いたします。あらかじめご了承ください。
1.スペック
Realme C3は一度マイナーチェンジがされています。この記事ではマイナーチェンジ後のスペックを表記しています。OSは最新であるAndroid 10をOPPO独自にカスタマイズしたrealme UIです。CPUはHelio G70。Antutu(Ver.8)のスコアは19万点程度で、日常的な使用やほとんどのゲームは快適にこなせるでしょう。
RAM容量は最大で4GB、ストレージは最大64GBを選択できますが、BanggoodやGearbestでは3GB/64GBのバージョンのみが取り扱われているようです。2020年現在だと「普通からやや少なめ」といった感じですね。なお、RAM2GB/ストレージ32GBというバージョンに関してはHelio G70というCPUとのバランスを考えると不足感がありますのでおすすめしにくいです。
ディスプレイは20:9のHD+解像度です。フルHDにも満たず有機ELでもないので、安価なスマートフォンとしては一般的なレベルです。水滴型のノッチにフロントカメラが収まっています。
USBポートはmicroUSBです。Type-Cが良かったという気もしますが、価格を考慮すれば仕方ないのかもしれません。そのかわり昨今省かれがちなイヤホンジャックも付いています。
なお、マイナーチェンジによって変更された部分は、指紋認証の追加、アウトカメラのレンズ追加の二点です。
この製品最大の特徴は、5,000m Ahという大きな容量のバッテリーを搭載している点です。さらに面白い点として、リバースチャージにも対応しています。リバースチャージとは、対応しているスマートフォンから他の電子機器に給電できるという機能です。つまり、モバイルバッテリー的な運用も可能です。
この機種はmicroSDスロットを搭載しており、2枚挿せるSIMとは別でSIMトレーに乗せることができるので、これを追加すれば容量の心配はないと思います。microSDの最大容量は256GBです。
インカメラは5MP、アウトカメラはメインに12MP、ポートレート用とマクロ用にそれぞれ2MPというトリプルカメラ構成です。マイナーチェンジによってマクロカメラが追加されています。画素数自体は高くありませんが、4cmまで寄れるマクロカメラや自然なボケ味を演出できるポートレートカメラが付いていますので、多彩な写真が撮れるかと思います。カメラにはAIが搭載されており、ハードウェアレベルでのボケ味表現が可能なようです。
こちらは公式サイトの作例。余談ですが、カメラ用語のボケ味という言葉は外国にて Bokeh と表現されるらしいです。このように世界共通語として利用されているのを見るのは面白いですね。
2.筐体
本体カラーは2色、Frozen BlueとBlazing Redが展開されています。どちらも鮮やかめの色なので目を引きそうです。
背面は縁が緩やかにカーブしています。指紋認証はスマホを握った時に人差し指がくる位置です。
液晶を正面に見た場合、左が右側面、右が左側面になります。配置は一般的で、左側にSIMとMicroSDのスロットが存在しています。イヤホンジャックは底面です。
3.価格など
realme C3はBanggoodにて、Frozen Blue/3GB/64GB のスペックのもののみプレオーダーを受け付けています。5/23現在の価格は159.99ドル(17,518円)です。「価格なり」な点も見受けられる機種ですが、Helio G70を搭載し、マクロやポートレートカメラ、大容量バッテリー、リバースチャージ機能を安価に手軽に体験できる機種としては面白い選択になると思います。