Xiaomiのサブブランド、「POCO」のニューモデル、POCO X7シリーズが発表されました。日本でも昨年10月に発売されたXiaomi 14T Proにも搭載されているDimensity 8400-Ultraを搭載する「POCO X7 Pro」とDimensity 7300-Ultraを搭載する「POCO X7」の2モデルが発表されていますが、このうちPOCO X7はAliExpress内POCO Official Storeでワールドプレミアセールを実施します(POCO X7 Proは日本への発送未対応)。
販売サイトはこちらです。
POCO X7:POCO Official Store(AliExpres)
※クーポンコード「10POX7」で10ドルOFF
1.概要
スペック表
POCO X7 | |
OS | Xiaomi Hyper OS 2.0(Android 14ベース) |
CPU | MediaTek Dimensity 7300-Ultra |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 256GB/512GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,712 x 1,220)120Hz |
バンド | 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66 TD-LTE:B38/40/41/42/48 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン20MP/アウト50MP + 8MP + 2MP |
バッテリー | 5,110 mAh |
サイズ | 162.33 x 74.42 x 8.4-8.63 mm 厚さ:プラスチック素材は8.4 mm、PU素材は8.63 mm |
重量 | プラスチック素材:185.5 g PU素材:190 g |
バリエーションモデル
・RAM8GB/ストレージ256GB
・RAM12GB/ストレージ512GB
コメント
OSはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOS 2.0です。現時点での最新OSであるAndroid 15ではありませんが、そう遠くないうちにアップデートが実施されるものと予想されます。新機能として新しいホーム画面のカスタマイズ機能や、3Dリアルタイム天気システムが利用できるようになりました。
SoCはDimensity 7300-Ultraです。性能としては2020年に発売したフラッグシップモデルに採用されていたSnapdragon 865 5Gに近く、AnTuTu Benchmark v9の総合スコアは約69万点程度です(メーカー公称値は704,404点)。WEBブラジングやSNSアプリの利用はすでにエントリークラスのSoCでも快適に動作するようになってきているので、ベンチマークスコアを気にしているガジェットマニアでもない限りゲームのプレイ含め不満を感じることはないはずです。RAM/ストレージの組み合わせは8GB/256GB、12GB/512GBの2種類です。
ディスプレイは6.67インチサイズで、パネルはAMOLED(有機EL)、解像度は2.7K(2,712 × 1,220)です。強化ガラスにコーニング社の「ゴリラガラス・ヴィクタス2」を採用し、リフレッシュレートは最大120Hz表示までサポートされています。タッチサンプリングレートは2560Hzに達しているので、細かい操作が要求されるFPSや音ゲーなども快適にプレイ出来そうです。
カメラはイン20MP、アウト50MP(メイン) + 8MP(超広角) + 2MP(マクロ)です。名門カメラメーカーとのコラボはありませんが、Xiaomiらしくカメラ性能にも力を入れていて、「POCO Imaging Engine」によりシーンを選ばず美しい写真を撮影できます。また光学式手ぶれ補正(OIS)もサポートされているので、動きが激しい場面でも安定した写真・動画撮影が可能です。
バッテリー容量は5,110 mAhで、最大45W出力の急速充電をサポートしています。いわゆる「神充電」ではありませんが、0%の状態からわずか52分でフル充電が完了するので十分高速だと思います。
POCO X7は中国市場向けに投入されている「Redmi Note 14 Pro」がベースになっていますが、筐体色「ブラック」のみ背面がPU素材で左右に黄色のラインがデザインされた「POCO」らしい派手なものになっています。
「グリーン」と「シルバー」は比較的おとなしめなのでシーンを選ばず使っていけそうですが、個人的にはせっかくPOCOブランドのスマートフォンを選ぶのであれば「ブラック」を推したいところです。IPX5/8準拠の防水・防塵性能を備えているので、急に雨が降ってきてしまっても故障する心配をする必要はありません。
前面は今となっては逆に珍しくなったエッジディスプレイをを採用しています。見た目的には美しいのですが、保護フィルムの種類が限定されてしまうのでちょっと注意が必要です。
2.価格など
POCO X7は現在AliExpress内POCO Official Storeにてワールドプレミアセールを実施していて、価格は8GB/256GBモデルが214ドル(34,472円)、12GB/512GBモデルが254ドル(約40,915円)です(購入時クーポンコード「10POX7」を適用した場合)。
フラッグシップモデルの価格が年々高騰して手に届きづらくなっている中、最上位構成のモデルでも約4万円で購入出来るのはお買い得なのではないでしょうか。MicroSDカードによるストレージ拡張に対応していないので、ゲームもがっつりプレイしたいのであれば12GB/512GBモデルを選んだ方があとから後悔することがないのでおすすめです。ただし、この製品は国内向けモデルが投入されるという情報がなく、そのため技適マークがない可能性があります。
個人的にはこの価格帯でエッジディスプレイを採用している点が刺さるんですよね・・・POCOらしい派手なデザインも魅力的ですし…。しかし安いなぁ・・・
3.関連リンク
POCO X7:POCO Official Store(AliExpres)
※クーポンコード「10POX7」で10ドルOFF
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。
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