こんにちは、ゆないとです。今回は、タフネススマホ「OUKITEL WP7」の実機レビューをお届けします。この製品はタフネススマホながら比較的高性能で、さらに「タフネススマホの使い方を展開」するような面白い機能が搭載されています。今回はその機能を試すことができませんが、どんなことができるのかご紹介したいと思います。今回は要素が多く文章が長めですが、最後まで見て頂けると嬉しく思います。
なお、この製品はメーカーのOUKITELからご提供いただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。
目次
1. スペック
OUKITEL WP7 | |
カラー | ブラック、オレンジ |
OS | Android 9 |
CPU | MediaTek Helio P90 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ |
リアカメラ:48MP(メイン) + 8MP(赤外線) + 2MP(深度) フロントカメラ:16MP(パンチホール式) |
ディスプレイ | 6.53インチ FHD+(2,340×1,080) IPS液晶、アスペクト比:19.5:9 |
通信バンド | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/34/38/39/40/41/66 |
ネットワーク | IEEE802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
SIMタイプ | nano + nanoSIM ×2(内1つはmicroSDと排他利用) |
バッテリー容量 | 約8,000mAh |
入出力 | USB Type-C、専用モジュール用端子 |
サイズ | 184 x 81 x 17mm |
重量 | 354.6g(実測) |
その他特徴 | IP68防水防塵、MIL-STD810G、GPS,Beidou,Galileo,Glonass対応 |
カラーはブラックとオレンジがラインナップされています。しかしながら、色が異なるのは本体の一部分のみで、どちらも基調はマットな黒のボディです。
OSは「Android 9 Pie」です。最新版はAndroid 11なので2世代前になります。最新のファームウェアを適用してもAndroid 9 Pieのままなので、Android 10になるかは不明です。中華スマホなので、PixelシリーズやSamsungのGalaxyシリーズのようにしっかりとサポートされるわけではないことを考慮しておきたいですね。
CPUはMediaTek製の「Helio P90」が搭載されています。同社のHelio P60の後継で8コアという構成です。性能的にはミドルハイくらいの製品になり、最近ではなく少し前のSnapdragon 700番台に近い性能となります。高負荷のゲームなどは厳しいですが、それ以外の操作であれば十分にサクサクです。
RAMとストレージは固定で、RAM 8GB(LPDDR4X)・ストレージ 128GB(UFS2.1)という構成です。ミドルクラスのスマホではRAM6GBが普及してきたかなという印象でしたが、遂に8GBも搭載されるようになったのですね。ストレージも128GBと、これだけあれば大丈夫と言える容量です。ストレージについては、microSDカードによる拡張ができるのも特徴です。
カメラについては、フロントが16MPのパンチホール式カメラ、リアは48MPのメイン、2MPのポートレート用深度用カメラ、8MPの赤外線カメラが搭載されています。まず注目したいところは赤外線カメラ部分ですね。レンズとは別に750nmの波長の赤外線光を出すLEDが2つ搭載されていて、その反射光を8MPの赤外線用レンズで捉える仕組みになっています。メインのセンサーはIMX582、ポップアップカメラを採用していたXiaomiのMi 9Tに採用されていたものですね。48MPなので高画質です。
ディスプレイは6.53インチのIPS液晶でFHD+です。IPS液晶は発色が良くFHD+という十分に高精細な映像を楽しめます。本体サイズは大きくなるものの6.53インチというサイズは動画が見やすく、設定次第ではブラウジングで広い領域を表示できて便利です。
SIMタイプはnanoサイズが2つです。SIM2スロットはmicroSDを挿入することができますが、そうするとSIMカードを入れることはできませんので、”SIM+SIM”か”SIM+microSD”のどちらかの運用方法になります。
入出力はUSB Type-Cが1つあります。イヤホンジャックは搭載されていません。また、冒頭に記載したこの製品特有のものとして、別途用意されたモジュールを装着するための専用端子が背面に搭載されています。POGOピンのような形状になっており、磁力があるようなのでピタッと装着ができるようです。
バッテリーは約8,000mAhでタブレット並の大容量です。昨今のフラッグシップモデル2つ分も搭載しているなんて驚きですよね。その分本体の厚さがすごいです。サイズは「184×81×17mm」で、私が今メインで使用しているXperia 1 IIが厚さ7.9mmなので2つ重ねた厚さです。重量は実測で354.6gでした。足の上に落としたら確実に怪我する重量ですね。タフネススマホとして強度がある分、重量は「たいていのスマホ2台分」と言えるくらいはあります。
その他の機能として、防水防塵規格の「IP68」(粉塵が内部に侵入しない・連続的に水中に置いても有害な影響が無い)、アメリカ国防総省制定のMIL規格「MIL-STD810G」に準拠した耐久性を持っているようです。
2. 外観
付属品は取扱説明書類、USB Type-A to Type-C、USB Type-A to Type-C変換ケーブル、イヤホンジャック変換ケーブル、ACアダプタ(C-2型)があります。ケーブル類がいくつか付属しているため新たに用意する必要が無くて便利です。
まずはディスプレイです。タフネススマホなだけあり、正面から見てもフレームの存在感がしっかりとあります。しかし、パンチホール式のフロントカメラを搭載したことによるディスプレイ領域の拡大のおかげで、思ったよりもディスプレイ側の野暮ったさは感じません。今回の実機のカラーはオレンジでしたが、本体上部と下部の突き出た部分にはオレンジのラインが入っています。
上部側面を先に見ていきましょう。上部側面は樹脂のような質感で、落とした際のスレなどが気になりそうです。ここにはセンサーが搭載されており、取扱説明書には「P/G/Lセンサー」という表記があります。詳細については使用感のところで説明します。
本体下部側面には、キャップ式のUSB Type-Cポートがあります。IP68という防水防塵性能を実現しているだけあって、キャップはとても固く閉じられています。何か薄い板や尖ったもので引っ掛けて開けないと爪だけでは上手に力が乗らず難しいです。それを見越してなのかは不明ですが、付属のSIMスロットイジェクターは先端と反対の方に爪のように曲がった形状をしていました。また、ポートは奥まったところにあり、手持ちのUSBケーブルではしっかり入りませんでした。付属していたケーブルは端子がわずかに長くなっていて問題なく入りましたので、その他のケーブルだと充電はできないと考えたほうが良さそうです。
ポート入口とキャップはしっかりゴム状になっており密閉性は高いと感じます。頻繁に開け閉めするようにはなっていない印象です。
左側面です。側面は金属素材で、触った感触も金属っぽくひんやりと感じます。赤いボタンは、設定でアプリの起動などを割り当てることができます。隣のボタンは追加モジュールに関連するボタンです。そして画像では右端にSIM2またはmicroSDが入るスロットがあります。こちらもUSBポートと同じくかっちりとキャップで守られています。SIMスロットは奥まったところにあり、収納する際も何か別のもので押し込む必要があります。
右側面です、画像左から、SIM1スロット、ボリュームボタン、電源ボタンという配置です。ボタンはガタつき無く、クリックはポチッという感触のしっかりとしたものです。
背面です。タフネススマホのデザインの醍醐味は背面ですよね。この製品もしっかりと”ゴツさ”を感じさせてくれるものになっています。上部にはカメラユニット、その下に四角形状の指紋認証センサー、中央にはNFCが存在することを示す刻印、その下にはメーカーロゴ、下部にはPOGOピンのような端子、そのやや左にスピーカー、オレンジの部分は、ストラップなどを通すための取っ手のような形状の突起になっています。背面のほとんどの素材は樹脂のようで、カメラと指紋認証センサーの部分のみ金属でできています。
カメラですが、上段の右側が48MPのメインカメラ、左側が2MPのぼかしカメラ(ポートレート用)です。中段は750nmの波長の赤外線を出力するLEDが2基あります。下段の右側は8MPの赤外線カメラで中段のLEDから発する赤外線の反射を捉えます。その左隣はフラッシュです。指紋認証はくぼんでおり、視認しなくても手触りでわかりやすいです。また、指紋認証部分周辺には磁石が搭載されていました。
下部には追加モジュールへパワーやコントロールを送るためのPOGOピン端子のようなものが搭載されており、こちらにも磁力がありました。その下部は首から下げたりするためのストラップを取り付けたりできるような取っ手状の突起です。ガッチリと付いているため長い間ストラップを付けて自重がかかった状態でも耐えられそうに感じます。
SIMを取り出しました。1つのスロットにまとまっているわけではなく、SIM1とSIM2(microSDと排他利用)にわかれて搭載されています。こちらも奥まったところにあるので取り出しづらく、SIMピンを駆使して取り出すと良いでしょう。
3. 使用感
2種類の追加モジュールでスマホをガジェットに!
この製品には2種類の追加モジュールが用意されており、アウトドアでよりタフネススマホを活かすことができる面白い試みがされています。用意されているのは、「UVライト」モジュールと「フラッシュライト」モジュールです。背面のPOGOピン端子のような部分と繋げて使用します。
本体外観で左側面を御覧頂きましたが、その内、下にあるボタンはこのフラッシュライトモジュールのON/OFFを切り替えるためのボタンです。そのためフラッシュライトモジュールが無いと特に反応はありません。
UVライトモジュールの”効果”というのは完全ではありませんが、アウトドアなどで衛生面が気になる場合には是非持っていきたいモジュールですね。フラッシュライトは3段階の光量変更ができ、点灯・点滅など基本的なことができるようになっています。
どちらも今回のレビューでは試しておりませんのでご了承ください。
上部側面には謎の「P/G/Lセンサー」搭載。聞いたことありますか?
上部側面にある謎のセンサー部分。取扱説明書には「P/G/Lセンサー」と記載されていました。聞いたことがなく、日本語や英語で検索をかけてみてもそれらしいものはヒットしません。そんな中、ロシアの大手ガジェット掲示板「4PDA」にこの製品のスレッドが立ち上がっており、同じ疑問が投稿されていました。ここでも明確な答えはありませんでしたが、有力なものとして「Proximity sensor(近接センサー) / Gyro sensor(ジャイロセンサー) / Lighting sensor(照明センサー)」ではないかという回答がありました。
確かにノッチを搭載しないパンチホール式フロントカメラディスプレイであれば、どこか別のところにそれらを載せる必要があります。もしこの情報が正しければ動作するだろうと以下のことを試してみました。
■照明センサー:明るい屋外で画面輝度が最大になったことを確認してセンサー部分を塞ぎ、輝度が下がるか。
■近接センサー:SIMは入っていないが電話アプリを起動して適当な番号へ掛け、すぐにセンサー部分を塞ぎ、画面が消灯するか。
結果としてはどちらもしっかりと反応しました。そのため4PDAに記載されていた情報は正しいと判断しています。
設定画面の項目やインストールされているアプリはよくある中華スマホ
まずはプリインストールアプリです。4×6で丁度1ページに収まる数がありました。Playストアを始めとするGoogleアプリは基本的なものが入っています。もちろん、中華スマホですので”端末マネージャーサービス”や”ツールボックス”といった中華スマホを使っていないユーザーからすると珍しいものもあります。なお、デフォルトのホームアプリはドロワー式のアプリ一覧が使えません。ホーム画面に直接配置されるようになっています。ドロワー式を使いたい場合は別途サードパーティ製のホームアプリをインストールするのが良いでしょう。
”端末マネージャーサービス”は最適化アプリです。メモリの開放や不要なデータの削除などをしてくれますが、併せてセキュリティの問題やバッテリー消費量が多い設定が有効になっていると、それも指摘してくれます。
”ツールボックス”はタフネススマホならではの項目が用意されていました。特に騒音試験や高さ測定は面白いですね。
特に、”高さ測定”は上部側面のセンサー部分を対象へ向けて使うようで、このために不自然な位置に配置されていたことがわかります。
設定項目についてはAndroid共通のものがほとんどですが、いくつか独自のものが追加(あるいは大項目として飛び出している)されています。”スマートアシスト”、”Side Key Function”、”External Light”などです。
スマートアシストは、ジェスチャー操作の設定、ツインアプリの有効化、電源自動ON/OFF、指紋認証センサーへのジェスチャー割当ができます。設定項目は多めで一通りのものは揃っているという印象です。
Side Key Functionは、左側面のボタン2つの内、上に来るボタンに機能を割り当てることができます。クリック、長押し、ダブルクリックそれぞれに、ショートカットまたはアプリを割り当てます。ショートカットというのは予め決められており、音声メモ・フラッシュライト(背面)・スクリーンショット・水中カメラ・SOS発信・ゲームモードの中から選択できます。
External Lightは追加モジュールのフラッシュライトモジュールの有効化項目ですね。非常に明るく目を傷つけてしまうほどの輝度のため、①目に向けないこと②モジュール本体が発熱しやすいため温度に注意し排熱口を塞がないこと③バッテリ消費が多いことなどの注意書きの上、有効化するかどうかを選択する項目になっています。
OSアップデートは、個人的に見慣れてきましたが独自のアップデートアプリでダウンロード・インストールします。設定のアップデートから選択をしてもこのアプリが起動するようになっています。
バッテリー
バッテリー持ちは最高です。8,000mAhもあれば当然ですが、放置中の減少具合は数時間で1%程度の減少でした。なので、睡眠中の夜間でも大きく減るという印象はありません。その分、充電時間は必要です。数年前に発売されていた”Anker PowerPort Speed 2”というQC3.0と独自のPowerIQに対応したポートがあるACアダプタを利用しての充電では30%→100%まで約5時間かかりました。さらに、充電後にYouTube動画を輝度最大で約3時間流しましたが、3時間で20%という減り具合でした。
このことから、たいていの使用方法では余裕で2日は保つのではないかという印象です。
また、大容量のバッテリーを搭載しているのでリバース充電ができたら良いなと試してみたところ、特におかしな動きなく完全ワイヤレスイヤホンの充電ができました。もしものときのモバイルバッテリーとしても使えて、設定次第では別のスマホにも充電ができそうですね。
カメラ – メインはわかるけど、この製品のナイトモードって…
カメラのUIは標準的なもので、変な設定項目も無いため違和感なく操作できます。設定項目も安価な中華スマホのようにちょっとだけでなく、十分な項目が用意されています。
カメラは48MPのメインカメラのおかげか、比較的鮮明な写真が撮影できます。AIによるシーン判定機能もあり、認識の度合いや明るさやコントラストなどの調整はしっかりとしてくれている印象です。しかしながら、シーン判定では結構明るめになるので実際に目で見るのと印象が違って見えます。
こちらもシーン判定によるものですが、太陽光が入り込み、右側は不自然に白く光ってしまっています。また、できた画像を拡大してみると細部は粗く見えます。そうは言ってもミドルクラスやエントリークラスの性能が多いタフネススマホの中では、この製品は高スペックということもあり十分すぎるくらいの写真が撮影できます。
空は実際に目で見る通り、しっかりと撮影ができました。
また、日陰になっているようなところでは結構明るめに対象が写ってくれます。
そして、この製品のカメラで気になるのは、やはり「赤外線カメラ」の部分でしょう。WP7の赤外線カメラは”ナイトモード”としてカメラアプリの中で機能します。自室にあるモニターに向けてみました。非常に眩しく見えますが、これが赤外線を発するLEDの発光です。
実際にはこのように写ります。白黒写真とは異なり、「赤外線カメラで撮りました!」と言われてもおかしくない微妙なぼやけ方をしていますね。フラッグシップモデルに搭載されているようなナイトモードではなく、独自の視点でのナイトモードになっており、撮影するのは結構楽しいです。
また、もう1つ面白いカメラ機能があります。それが「水中カメラ」モードです。その防水性能を活かして、水中でも写真や動画の撮影ができます。これは、左側面のファンクションキーの設定を確認していたときに気が付きました。画像にもある通り、このモードの間はタッチスクリーンが無効化され、電源キーでのみ解除ができるということです。シャッターは音量ボタン”上”で、写真や動画、美肌モードなどへの切り替えは音量ボタン”下”という感じで操作を行います。この点もアウトドアで使い倒したい人にとっては魅力的な機能の1つではないでしょうか。
フロントカメラは満足できるクオリティで撮影ができました。朝の散歩のときにサクッと撮影してみました。AI判定はONにしていますが、美肌効果を有効にしてくれたのか肌は良い感じに明るくぼやけてくれて、周囲よりも人物にフォーカスが合ってくれています。
ポートレートはフラッグシップモデルたちに比べると最低限といったところで、輪郭を捉えきれていない時がほとんどです。フロントカメラでもポートレートモードは使用できますが、こちらも輪郭に認識は甘めで、ヘッドホンを付けながら撮影してみましたが、ヘッドフォンはポートレートの範囲から外れてしまったのと、髪の輪郭もポートレートの範囲から外れてぼやけてしまいます。ポートレートは使わず通常モードでの撮影のほうが良さそうです。
音質
スピーカーは背面下部に一箇所だけです。音質は「不満は感じないが、満足はできない」という印象です。まず、縦持ちではあまり気になりませんが、横持ちにすると左右どちらか一方から音が聞こえるようになります。音は全体的に微かな籠もりはあるものの、ボイスにフォーカスされておりBGMやエフェクト音などはボーカルの後ろに定位しているように聞こえます。音楽を楽しむには少し足りない印象ですが、動画を見る程度であれば十分使える音質だと思っています。
ディスプレイ
ディスプレイはIPS液晶でFHD+ということで、写真も動画も鮮明に見ることができます。輝度は普通で、最近のフラッグシップモデルのような高い輝度ではありません。しかし、天気の良い日の屋外でも十分に視認できるくらいの明るさはあるので、アウトドアでも使えると思います。パンチホール式のカメラは、レンズの周囲に黒いフレームがあるものの慣れてしまえば、動画やブラウジングでも気になりませんでした。
4. 性能テスト
Antutu
参考
ASUS Rog Phone 3(Snapdragon 865+) :656,988
nubia RedMagic 5G(Snapdragon 865): 610,070
nubia RedMagic 3S(Snapfragon 855+): 497,776
ASUS Rog Phone 2(Snapdragon 855+) : 487,784
Xiaomi Mi9(Snapdragon 855): 414,693
Samsung Galaxy S10e SM-G9700(Snapdragon 855) : 410,899
Sony Xperia XZ2 Compact SO-02K(Snapdragon 845) : 289,484
Samsung Galaxy S8 SC-02J(Snapdragon 835) : 237,841
Huawei Mate 10 Pro(Kirin 970) : 210,485
Apple iPhone SE(Apple A9): 193,246
Blackview BV9800(Helio P70):188,265
Samsung Galaxy A51(Samsung Exynos 9611) :184,566
UMIDIGI S3 Pro(Helio P70):179,103
CUBOT X20 Pro(Helio P60) :170,560
Smartisan U3 Pro(Snapdragon 660) : 167,968
Teclast M30(Helio X27) : 116,771
UMIDIGI Z2(Helio P23): 107,355
Ulefone Armor X5(Helio P23) :102,062
Rakuten Mini(Snapdragon 439):94,364
Xiaomi Redmi 6(Helio P22) : 83,181
OUKITEL WP5(Helio A22):75,720
CUBOT King Kong Mini(Helio A22) :74,165
KYOSERA Android One S4(Snapdragon 430): 68,802
Antutuベンチマークを実行してみました。スコアは「21,7771」と、Snapdragon 835搭載機に近いスコアになりました。数世代前とは言え、ミドルレンジに多かったHelioシリーズがSnapdragon 800番台に近づきました。
ゲームプレイ
まずは音ゲーをプレイしました。高画質で快適にプレイするには高めの性能が必要なタイトルです。3Dでもノーツは滑らかに流れてきて問題なくプレイができました。
このゲームには39人のキャラクター達が歌って踊る夢のような空間を提供してくれる”39人モード”があります。今回久々に起動してこの機能が追加されていることを知りました。調べてみると結構なスペックが必要らしいということで、この機種でも試してみました。通常モードの5人の時よりも動きやノーツのfpsは下がった印象ですが、プレイに支障がないくらいには動作してくれました。
現状、非常に高いグラフィック性能を要求されると言われるRPGもプレイしてみました。まず初回の起動で設定を確認してみましたが、”低”として設定されていました。この状態でもキャラクターの動きはカクカクしており、フィールドの描画も追いついていない印象です。
最高設定にしてみるとそれがより強くなります。キャラクターの動き出しは、その場で数歩歩いた後、歩いた分ワープして動作を継続します。さらに遠くの景色の描画も徐々に行われていきます。キャラクターの顔もわかりづらく、重めのタイトルは厳しいですね。
また、ゲームプレイするときに上部側面にセンサーがあることが弊害となり、不便に感じることがあります。横持ちをするとセンサー部分を塞いでしまいゲーム中に画面輝度が下がります。このことから、アクションやそれなりに動きが必要なタイトルはプレイが厳しいなと感じます。アウトドアに向いたスマホなので、例えば位置情報ゲームなどは相性が良さそうですね。
5. 価格など
OUKITELのタフネススマホ「WP7」は10月29日現在、AlieExpressで321.80ドル(約33,571円)で販売中です。
300gを超える重量級で剛健な筐体とHelio P90とRAM 8GBによる快適な操作と反応性は、タフネススマホとしてはとても完成度が高いと感じます。また、ここまで紹介していませんでしたが、高度計や標準器のような機能がツールボックスというアプリに含まれているので、登山やトレッキングに持っていったら活躍しそうです。水中カメラにも使えるので、川遊びでも良いですね。「これぞ、ガジェット!」といえる大変魅力的な製品です。
6. 関連リンク
Oukitel WP7(製品ページ)
Oukitel WP7(OUKITEL公式ショップ)
Oukitel WP7(AlieExpress)
コメント
UVライトはともかく(笑)拡張自転車ライトは
ホルダーとライトがセンターの位置取りで共存できて実用的っぽくてよさそう
カメラレンズ部が平坦なのはタフネスでも衝撃を受けた時に破損しやすいみたいなので
そこははやや気になるところ