OUKITEL WP33 Pro － 22,000 mAhの巨大バッテリーと最大136dBの超大音量スピーカーを搭載する5Gタフネススマホ、街なかでは迷惑かも

OUKITELがスマートフォン「WP33 Pro」を発売します。OUKITELのWPシリーズというのは「タフネススマホ」で、このWP33 Proは5G通信に対応し、スマホとは思えないくらいの大容量バッテリーと通報されるレベルの大音量スピーカーを搭載しているのが大きな特徴です。

1.スペック

スペック表

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OSはAndroid 13、SoCはDimensity 6100+です。5G通信に対応する型番で、Antutu Ver.10のスコアが42万点弱（出所：Nanoreview）なので、5G対応のSoCとしては低めの性能ですね。ウインタブでよく取り上げているHelio G99（5G非対応）と同じ～若干高いくらいのベンチマークスコアです。

RAMは12GB、拡張機能により最大36GBとして使えます。拡張分の24GBは仮想メモリ（ストレージ領域の一部をRAMとして使うもの）なので、物理メモリの36GBほど高速には動作しませんし、Androidスマホに36GBものメモリが必要とも考えにくいです。この製品の場合だと12GBで十分なのでは？と思います。ストレージは256GBで、AliExpressの製品ページに「非搭載」とは明記されていませんでしたが、microSDカードリーダーはついていないようです。

ディスプレイは6.6インチのFHD+解像度でリフレッシュレートは60Hzです。

最近のタフネススマホ上位モデル（タフネススマホの場合「5G対応」という時点で上位モデルと言えます）はカメラ性能がどんどん上がっています。WP33 Proでもイン側32MP、アウト側64MP+20MP+2MPと高い画素数になっており、アウト側の20MPはナイトビジョンカメラ（モノクロになるが、暗闇でも鮮明な画像・動画の撮影ができる）です。

バッテリーはなんと22,000 mAhです。この容量、先日ご紹介したOUKITEL WP19 Proと「タイ記録」で、タフネスタブレットでは見たことがありますが、とてもスマホと思えないレベルです。

急速充電は18W、リバースチャージにも対応しているので、WP33 Proがあれば「モバイルバッテリーいらず」となります。ただ、筐体の厚さと重さは一般的なスマホの3台分です…。

2.筐体

筐体で特徴的なのがこれ「ハンドストラップ」です。付属品なのかオプション品なのかは不明ですが、この画像に「It comes with a nice leather hand strap」と書かれているので、おそらく付属品と思われます。

この画像の前面に写っているのは壁紙（待ち受け画像）ですが、よく見ると水滴型ノッチが使われていますね。また、背面上部に大きなスピーカーがついているのが特徴的です。

このスピーカーの音量は最大136dBです。旭化成建材によれば、「電車が通るガード下や自動車のクラクションの音量が100dBくらいでこの水準から聴覚に異常をきたすようになり、130dBで身体的苦痛を感じ、ジェットエンジンの近くが140dB」ということなので、136dBというのがいかに強烈な音量かわかります。自宅とか街なかで出せる音量ではないですが、逆に遭難などのリスクに直面した際には役に立ちそうに思います。

また、このスピーカーは「8D没入型ステレオ・サラウンド・サウンド」が楽しめるとのメーカー説明になっています。この形状でどうしてステレオサウンドが聴けるのかは疑問ですけどw

3.価格など

OUKITEL WP33 ProはAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、2024年1月8日から発売記念セールが開催されます。セール価格はわかっていませんが、12月20日現在だと499.98ドル（72,630円）と表記されています。5G対応の中華タフネススマホなので、発売記念セールの価格は300ドル前後（4万円台半ば）くらいになるのではないかと予想しています。

10インチのAndroidタブレットよりも重いタフネススマホです。アウトドアでの利用を全く想定していない人には向かない…ような気もしますが、タフネススマホ好きな人にはたまらない製品と言えるかもしれません。

4.関連リンク

OUKITEL WP33 Pro：OUKITEL Official Store（AliExpress）