OUKITELがタフネススマホ「WP19 Pro」を発売します。OUKITELのタフネススマホと言えばつい先日「WP30 Pro」というニューモデルをご紹介したばかりで、「30の次は19かよ…」と思ってしまいますが、実はWP19というモデルは2022年5月に紹介記事を掲載した、当時のOUKITELフラッグシップモデルです。で、今回ご紹介するのがその「Pro版」。中華スマホ・中華タブで「Pro」とか「Plus」とか「Ultra」がつく既存製品の上位モデルあるいは機能改善版というのは珍しくありませんが、今回ご紹介するWP19 Proはベースが1年前のモデルだけに相当大きく手が入っています。
なお、既存モデルのOUKITEL WP19についてはこちらの紹介記事をご参照ください。
OUKITEL WP19 - バッテリー容量なんと21,000 mAh!ナイトビジョンカメラも搭載するミッドレンジ・タフネススマホ
1.製品概要
スペック表
OUKITEL WP19 Pro | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 12GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.78インチ(2,460 x 1,080)120Hz |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28AB/66 TDD:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード |
カメラ | イン16MP/アウト64MP + 20MP + 2MP |
バッテリー | 22,000 mAh |
サイズ | 178.1 × 84 × 29 mm |
重量 | 570 g |
コメント
以下、既存モデルのWP19と対比しながらご説明します。
OSはAndroid 12から13に変更されました。またSoCもHelio G95からG99になっています。もちろんG99のほうが新しい型番なのですが、Antutuスコアなどを見る限り劇的な性能アップ、という感じではありません。RAMは8GBから12GBに増量され、最近の中華製品ではすっかりおなじみのRAM拡張機能も備え、最大で24GBとして使えます。ストレージは既存モデルと変わらず256GBです。
ディスプレイは6.78インチのFHD+解像度と、既存モデルと同じですが、リフレッシュレートが90Hzから120Hzにアップしています。
カメラは既存モデルと同じ仕様です。イン側16MPでアウト側が64MPと、数値だけ見れば高水準ですし、アウト側には20MPのナイトビジョンカメラ(モノクロになるが暗闇でも鮮明な写真や動画が撮影できる)も搭載しています。
バッテリー容量は「記録更新」ですw 既存モデルも21,000 mAhとすさまじい大容量でしたが、WP19 Proでは22,000 mAhに増量されました。
また、既存モデルの紹介記事を掲載した際には不明だったリバースチャージ機能も搭載していることがわかりました。これで22,000 mAhという超大容量バッテリーも使い道が出てくるかな、と。
筐体はもちろんIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)準拠の堅牢性を備えています。
…で、サイズなんですけど、特に厚さと重さがすごいです。厚さは3センチに届きそうなくらいですし、重さは570 gと、10インチ級のタブレットを上回るものになっています。なのでSoC性能とかディスプレイのリフレッシュレート云々以前にゲーム向きとは言えないですね。
2.価格など
OUKITEL WP19 ProはAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、この記事執筆時点で発売記念セールの日取りとかセール価格は明らかになっていません。ちなみに既存モデルのWP19の11月28日現在の価格が209.55ドル(32,643円、ブラックフライデーセールのクーポン「23AE20」を使用した価格)なので、WP19 Proはそれと同じくらいか若干高いくらいになるのではないかと思います。
1年前のモデルをベースとしつつも要所がしっかり新しくなっており、22,000 mAhという強烈なバッテリー容量が特徴の「まさに重量級」のスマホです。さすがに「ちょっと持ち歩きがしんどい」かもしれませんね…。
3.関連リンク
OUKITEL WP19 Pro:OUKITEL Official Store(AliExpress)