OUKITELがエントリースマホ「C22」を発売します。つい先日ライターのこうせつさんが「C21」の実機レビューをしたばかりなのですが、「もう後継機種?」と思ったら、どうやらそうではないようです。C21よりも全体的にスペックが低くなっていますし、デザインも「いろいろすごい」んですよね…。
1.スペック
OUKITEL C22 | |
OS | Android 10 |
CPU | MediaTek Helio A22 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 5.86インチ(1,520 x 720) |
LTEバンド | B1/3/5/7/8/19/20/38/40/41 |
SIM | Nano SIM ×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0(ウインタブ推定) |
入出力 | microUSB、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP / アウト13MP+2MP+2MP |
バッテリー | 4,000mAh |
サイズ | 不明(厚さ8.9 mm) |
重量 | 178.6 g |
OSは最新のAndroid 11ではありませんが、中華のエントリースマホとしては十分新しいと言えるAndroid 10が搭載されています。おそらくカスタマイズが少ない「素のAndroid」に近いUIになっていると思います。
CPUはHelio A22。C21に搭載されているHelio P60よりも性能は低いです。Antutu(Ver.8)のスコアが7万点台ということなので、2020年の水準だと「エントリークラス」ですね。ただ、ゲーム向けの性能ではないものの、Androidの基本操作をする上では十分サクサク動いてくれると思います。
RAMは4GB、ストレージは128GBです。RAMはCPU性能から見て妥当、ストレージは十分な余裕があり、たくさんの写真や動画も保存できると思います。また、この製品はmicroSDカードによるストレージ拡張も可能です。
ディスプレイは5.86インチのHD+解像度で、エントリークラスらしい仕様と言えます。また、C21がパンチホール型カメラ(ノッチ)を採用しているのに対し、こちらはずいぶんと大きなノッチが残されています。まあ、ここは「何かを狙っている」ということなんでしょうけど(後述します)。
見えますね、「Androidスマホとしては」いまどき大きなノッチ。また、通信バンドですが、OUKITELは最近日本の技適を取得するケースが多いので、この製品も技適マークがつく可能性はありますね。
カメラはイン側が8MP、アウト側は13MP+2MP+2MPのトリプルカメラです。見たことあるでしょ?このデザイン…。
2.筐体
へんに伏せ字を使っても仕方ないので、はっきり書きますが、「もろiPhone」ですねこれ。わざわざ前面のノッチを大きくしているのは「そういうこと」なんでしょう。筐体色は「Mint Green」と「Midnight Black」の2色がAliexpressの製品ページにありました。
エッジ部分は2.5D曲面になっていて、見た目に美しい、という感じです。筐体素材はおそらくプラスティックと思われます。C21の実機レビューでは「高級感はありませんが、強い主張もない、持っていてちょうどよいと感じました」という評価になっていましたので、C22も「価格なり以上」の仕上げになっていると思います。
3.価格など
OUKITEL C22はAliexpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、一応「販売中」のステイタスになっていますが、配送が12月4日と結構先です。また、表示価格も191.98ドル(20,485円)と、よりスペックの高いC21と比較しても高価なことから、近日中に発売記念セールが開催されるものと思われます。非常に無責任に予想すると「100ドル前後」くらいまでは行くんじゃないか、と思いますね(あくまで無責任な予想)。
筐体のところでご説明したとおり、「iPhoneそっくり」なデザインのエントリースマホです。これがAndroidユーザーに受け入れられるのかはよくわかりませんが、ネタ的には面白いんじゃないか、と。また、実売価格次第ではウインタブ読者の2台目、3台目のスマホとしても悪くないと思います。
4.関連リンク
OUKITEL C22:OUKITEL Official Store(Aliexpress)