OPPO Find N － 折りたたみ式スマホのニューモデル。折りたたむとコンパクトなサイズになります。価格にも期待できそう！

OPPOが折りたたみ式（フォルダブル）のスマートフォン「Find X」を発表しました。中国で12月23日から発売されるとのことですが、日本向けにプレスリリースが出ていますので、ほぼ間違いなく国内発売されるものと思われます。

日本でも販売されている「Galaxy Z Fold 3 5G」と比較しながら製品の仕様を確認してみましたが、もちろんデザインや詳細な仕様は異なるものの、筐体の基本構造はよく似ていますね。

1.OPPO Find N 概要

スペック表

基本構成

OSはAndroid 11ベースの独自UI「ColorOS 12」です。OPPOの製品ページを確認してみましたが、展開時（大きなディスプレイ、メインディスプレイ）の操作性にも工夫がなされており、ワンタッチで画面分割をしたり、左右で異なるアプリを開き、左側から右側にコピー＆ペーストしたりなど、かなり使い勝手が良さそうです。

CPUはSnapdragon 888、RAMとストレージは「8GB/256GB」もしくは「12GB/512GB」です。この構成は一般的なスマホとしてもハイエンドクラスと言えます。この製品の中国での価格は7,699元（約138,000円）からとなっていて、（中国での価格ではありますが）ハイエンドクラスの折りたたみ式スマホとしてはかなり購入しやすいものになっていると思います。

ディスプレイ

「折りたたむと普通のスマホ、展開すれば大画面」な製品です。私自身よく勘違いするのですが、この画像の左側のディスプレイと右側のディスプレイは「別物」です。つまり、この製品は独立したディスプレイを2つ搭載しています。この構造はGalaxy Z Fold 3 5Gも同じです。いずれも有機ELパネルを採用し、DCI-P3、100%sRGBの色域を誇ります。また、輝度は500nit、リフレッシュレートは120Hz（小さいほうのディスプレイは60 Hz）、タッチサンプリングレートは最大180Hz（小さいほうは最大240Hz）なので、ゲームにも向きそうですね。

で、折りたたんだ状態がこれ。構造上ベゼル（この画像では左側のベゼル）が少し太くなりますが、折りたたんだ状態だと5.49インチサイズになりますので、今どきのスマホとしてはコンパクトです。

ただし、厚さは15.9 mmとタフネススマホ並みですし、重量も275 gと重量級です。まあ、展開すれば7.1インチの大画面になるわけで、このへんは仕方ないでしょう。ちなみにGalaxy Z Fold 3 5Gは小さいほうの画面サイズが6.2インチで解像度は2,268 x 832とかなりの縦長なので、OPPO Find Nとはかなり印象が異なります。また、Galaxyも折りたたんだ際の厚さは16 mm、重さも271 gあります。

カメラ

アウトカメラは50MPのメインレンズ、16MPの広角レンズ、そして13MPの望遠レンズと、トリプルレンズ仕様です。

インカメラは2つあります。画像左が折りたたんだときのインカメラ、画像右が展開したときのインカメラで、どちらもパンチホール式、32MPと高い画素数になっています。

筐体色

筐体色はご覧の3色。色名が中国語だったので、日本で何色と表記されるのかはわかりません。真ん中のパープルっぽい色なんか、いいですね！

2.OPPO Find N 価格など

OPPO Find Nは12月23日に中国国内で発売され、日本での販売については現状明らかになっていません。また、冒頭に追記したとおり、日本では発売されない、という情報もありますが、それ以外のソースがないので、現状はなんとも言えません。でも、日本で発売されないのに日本語のプレスリリース出すかなあ…と思ったり…。中国での価格は8GB/256GB版が7699元（約138,000円）、12GB/512GB版が8,999元（約161,000円）です。

日本発売の期待を込めて書かせていただきます。多くの人が関心を持っているであろう折りたたみ式スマホ、まだまだ価格が高く、そう簡単には購入できませんが、このOPPO Find Nは従来の折りたたみ式スマホからワンランク価格がダウンしたように思われ、少しだけ手が届きやすくなりそうです。この製品がヒットしたら、さらなる廉価版も出てくるかもしれませんし、今後の動向に期待したいですね！

3.関連リンク

OPPO Find N：OPPO
※中国語のサイトですが、ブラウザーの翻訳機能を使えばほぼ理解できます