OPPOがAndroidタブレット「OPPO Pad SE」を発表しました。OPPOのタブレットとしてはエントリーモデルとなりますが、SoC性能は高めですし、ウインタブがよく紹介している中国メーカーのタブレットと大差ない価格ながら、スペック面では「割り切った感じ」の製品になっています。
1. スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
OS | ColorOS 15 (based on Android 15) |
SoC | MediaTek Helio G100 |
RAM | 4GB (LPDDR4X) |
ストレージ | 128GB (UFS 2.2) |
ディスプレイ | 11インチ (1920×1200) 90Hz |
バンド | 5G/LTE非対応 |
無線通信 | 802.11a/b/g/n、Bluetooth 5.4 |
ポート類 | USB Type-C |
カメラ | 前面 5MP/背面 5MP |
バッテリー | 9,340 mAh |
サイズ | 255×166×7.4mm |
重量 | 530 g |
2. OS/SoC
OSはAndroid 15ベースの独自UI「ColorOS 15」です。多彩なAI機能やiOSとのファイル共有を容易にするO+Connectなどを搭載しています。
OPPOのスマホには独自のシステム劣化防止機能が搭載されていますが、OPPO Pad SEでも「3年間使ってもサクサクな操作感が続きます」と謳われています。
SoCはHelio G100です。Helio G99の改善版ですが、性能はそれほど大きくは違いません(ウインタブによるHelio G99搭載機のAntutu実測値は約42万点でした)。なお、OPPO Pad SEはLTE/5G通信には対応しません。
3. RAM/ストレージ/ディスプレイ
RAMは4GB、ストレージは128GBと控えめで、microSDカードリーダーもないのでストレージの拡張もできません。また、中国スマホでよくある「RAM拡張機能 (ストレージの一部を仮想RAMとして使う機能)」についてもメーカー説明はありませんでした。
ディスプレイは11インチで解像度はWUXGA (1920×1200)、リフレッシュレートは90Hzです。ゲームプレイを主目的として購入するようなスペックの製品ではありませんが、リフレッシュレートが少し高めなので、画面スクロールが滑らかになります。
Widevineについては説明がありませんでした。「OPPO製品だし、さすがにL1だろう」とは思います。
4. 筐体
筐体色はシルバーで「メタル」ボディです。この画像を見る限り前面のベゼルも細めですね。また、背面のカメラ位置が特徴的、というか横持ち時の上部中央に配されます。
カメラの画素数は前面5MP/背面5MPと、ウインタブがよく紹介している中国メーカーのタブレットよりも低めです。ただ、OPPO製ということもあり、画素数の割に画質は高いと思われますし、この画像にあるようにAI画像補正機能もついています。
ハイレゾ対応の大型クアッドスピーカーを搭載しています。また、タブレットの場合、横向きと縦向きで音の聞こえ方が違う(左右が逆になってしまう)ようなことがありますが、OPPO Pad SEではOPPO独自の全方位サウンドフィールド技術により、画面の向きを自動で検知して左右のチャンネルを切り替えてくれます。
バッテリー容量は9,340 mAhと大きめで、33Wの急速充電 (SUPERVOOC)にも対応します。
5. 価格など
OPPO Pad SEは9月25日の発売予定で、OPPO公式オンラインショップ、Amazon、楽天ではすでに販売 (予約販売)がスタートしています。価格は25,800円です。
なお、10月31日までの期間限定で、購入者に専用ケースがプレゼントされます。タブレットにケース (スタンドとしても使えます)は必需品と言えますので、購入予定のある人はお見逃しなく。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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