こんにちは。かのあゆです。1月9日にNOKIAが久々のスマートフォンとなる「NOKIA 6」を正式発表しました。製造は昨年5月にNOKIAブランドのフィーチャーフォン製造部門をMicrosoftより買収したHMD Globalの子会社であるFIH Mobileが担当します。ちなみにかつてのNOKIAブランド製品だった「Lumia」に関しては現在はMicrosoftブランドで販売されています。
OSはWindows 10 MobileではなくAndroidを搭載。NOKIAはMicrosoft時代に「NOKIA X」というAndroidベースの端末を投入していましたが、これはどちらかというとLumiaの廉価版でMicrosoftのサービスに特化し、Windows Phoneに似せたUIを搭載したGoogleサービス非対応の新プラットフォームという扱いだったので、純粋な意味でのAndroid端末は初ということになります。
1.スペック
OS: Android 7.0″Nougat”
CPU: Qualcomm SnapDragon 430
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.5インチIPS (1,920×1,080)
カメラ: イン800万画素/アウト1,600万画素
バッテリー: 3,000mAh
サイズ: 154 x 75.8 x 7.85
搭載OSはAndroid 7.0 “Nougat”。中国向けに販売されるモデルなのでGoogle Mobile Service関連は標準では非搭載になるかと思われます。搭載CPUはミッドレンジ向けのオクタコアプロセッサ、Qualcomm SnapDragon 430。この世代になると3年前のハイエンドモデルに搭載されていたQualcomm SnapDragon 801と同等の性能といえるので、負荷がかかる3Dゲームをプレイするような用途でなければ十分な性能ですね。
日本で正式に販売されているSIMフリー端末の中ではASUSのZenfone 3 Laserが本機と近いスペックになります。
2.デザイン
筐体デザインは前面は現在のスマートフォンのトレンドになりつつある2.5Dガラスを採用したラウンドディスプレイを採用。この前面デザインからは、かつての「NOKIA」端末らしさは個人的にはあまり感じられないのですが…
背面のカメラ周りのデザインは一昔前のLumiaを思わせるものになっています。この辺に関しては間違いなく「NOKIA」端末らしさは残っていると思い、安心しました。
3.現時点では中国限定
HMD Global時代になってから最初のNOKIA端末ですが、残念ながら現時点では中国専売モデルとなっており、ECサイトのJD.comが独占的に販売することになります。現地での販売価格は1,699人民元(29,000円程度)。発表の場がラスベガス開催の「CES 2017」ではなかったことは、中国専売モデルだからという事情も含まれているものと考えられます。
現時点ではNOKIAとしてはブランドイメージが強い中国での販売に力を入れていくという方針であることや、日本ではすでにNOKIAが端末販売から手を引いてしまっていることから、日本で正式に販売されるのは厳しいところではありますが、新生NOKIAブランドスマートフォン第一弾ということで、どのような端末なのかぜひとも触ってみたいところではあります。
またこのモデル以外にもNOKIAブランドのスマートフォンを投入していく計画でしょうから、今後のグローバル展開に期待したいところです。