プラススタイル株式会社が6.3インチのSIMフリースマホ「Mode 1 RR」を発表、7月24日から先行予約を受付開始し、7月29日に発売します。「Mode 1シリーズ」と言えばレーシングスポーツをイメージした製品コンセプトで、先代の「Mode 1 RS」からは十分に実用に耐えるスペックになっていましたが、ニューモデルの「RR」はレーシングスポーツのイメージはそのままに、最新のスペックとデザインを備えた魅力的な製品となりました。
1.スペック
OSは最新のAndroid 9.0、CPUはHelio P22です。Helio P22のAntutuスコアは7万点台後半くらいなので、エントリー~ミドルスペックくらいの性能になります。PUBGのように非常にCPU負荷の大きいゲームをするのでなければ普段使いで不満を感じるようなことはないでしょう。
RAMは4GB、ストレージは64GBと、こちらも2019年の水準だと中位クラスのスマホと変わらないくらいの容量です。もちろんmicroSDカードも使えますので、実用上は不足のないレベルだと思います。またディスプレイは6.3インチでFHD+の解像度、水滴型ノッチを採用した、トレンドを押さえたものになっています。
通信バンドでは、もともと日本市場向けの製品なので3大キャリアのバンドにしっかり対応します。
SIMスロットの構成がちょっと面白くて、microSIM + nanoSIM(nanoSIMのところにmicroSDカードをセットできます)です。最近はあんまりmicroSIMって聞きませんけど、ゲタ(アダプター)を使えばnanoSIMにも対応しますので、特に問題はないと思います。
カメラは最新のハイエンドモデルに採用され始めている48MPではありませんが、イン20MP、アウト16MP+2MPと十分なものになっています。特にインカメラが高画素数なので、セルフィー撮影にも向きます。
バッテリーは3,200 mAhで9V 2Aの急速充電とワイヤレス充電に対応します。なお、ワイヤレス充電の規格は不明です(おそらくQiかと思います)。
2.筐体
「形状」は普通のスマホですが、「味付け」に工夫があります。この製品の筐体色は「カーボンブラック」と「カーボンホワイト」で、背面にカーボン調の模様が入ります。また、側面がレッドになっているのも特徴的で、「レーシングスポーツ」のイメージです。
指紋センサーは電源ボタンを兼ね、側面に配置されています。これにより「軽く触れるだけでロック解除、押し込んで電源オン/オフ」という、シンプルな操作性が実現されています。
また、詳細は不明ですが、前作のRSに続いて「実際のレース現場などで収録された音源を用いた、臨場感あふれる大迫力の音源を多数収録」しているとのこと。おそらく着信音がエンジンの音だったりするんだと思います。カーマニアにはうれしい機能かもしれません。
3.価格など
Mode1 RRは「+Style」で販売され、7月24日現在の予約価格は28,900円(税込み31,212円)です。水滴型ノッチを採用するディスプレイやカメラ性能、CPUやRAM、ストレージの構成から見て、特段新しいとか高性能とかいう感じではありません(逆に悪いということも全くありません)。価格なりのSIMフリースマホ、と言える製品だと思います。
あとは「レーシングスポーツ」というコンセプトのデザインやモータースポーツの現場で収録された音源など、この製品ならではの「味付け」をどう評価するか、ということだと思います。
4.関連リンク
Mode1シリーズ4作目「RR」:+Style
コメント
レーシングスポーツを謳ってるのに、P22ってなんの冗談?と思ってしまいますねw
UMIDIGI ONE PROに似てますね。
画面とwifiと青歯が違いますね。
3万ありゃ中華スマホのもっとスペックいいの買えるから売れないだろこんなもん
従前機はイヤホンジャックにイヤホンが入らないという不具合があったので注意が必要かもですね
デュアルSIMとデュアルカメラ
F1レースよりラクダレースを想像しちゃうな