レノボがAndroidタブレット「Lenovo Tab M11」を発売します。10.95インチサイズでスペックは低めですが、筆圧対応のペン入力に対応し、4スピーカーを搭載するエンターテイメント性能に優れた製品です(ゲームにはあまり向かないと思いますけどね)。
1.製品概要
スペック表
Lenovo Tab M11 | |
OS | Android 13 |
CPU | MediaTek Helio G88 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.95インチ(1,920 x 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 不明 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 7,040 mAh(駆動時間 約10時間) |
サイズ | 255.3 x 166.3 x 7.2 mm |
重量 | 465 g |
コメント
OSはAndroid 13、SoCはHelio G88です。Antutuスコアは27万点程度(出所:Nanoreview)なので、ウインタブがよくご紹介している中国メーカーのタブレットで言うと「UNISOC T616よりもやや上、Helio G99よりも下」という感じの性能です。そこそこゲームも楽しめると思いますが、いわゆる「重い」3Dゲームで遊ぶのは厳しいでしょう。
RAMは4GB、ストレージは64GBです。この時点で「ゲーム向きではない」ですね。ディスプレイは10.95インチで解像度は1,920 × 1,200、リフレッシュレートは90Hzです。また、プレスリリースによれば「Netflix HD認定」を受けているとのことなので、WidevineはL1ですね。
Tab M11は4,096段階の筆圧に対応するLenovo Tab Penが付属しますので、イラストやマンガの制作にも良さそうです。
また「Lenovo Freestyle」に対応しており、Tab M11をPCのセカンドモニターや筆記ボードとして活用することも可能です。
スピーカーは「ドルビー・アトモス対応クアッドスピーカー」です。そのため、音質にもかなり期待ができそうですね。
筐体素材は開示されていませんが、画像を見る限り金属製と思われます。また、IP52相当の防滴防塵性能も備えています。国内向け製品の筐体色は「ルナグレー」のみです。
各部名称です。海外向けではLTE対応するモデルも設定されていますが、プレスリリースではLTEモデルについての説明がなく、当初日本向けはWi-Fiモデルのみになるようです。ただ、この画像を見る限り、LTEモデルが追加される可能性も高そうです。あと、10.95インチサイズながら厚さ7.2 mm、重量465 gと薄型で軽量なのも魅力。
「バンド付きで安全に持ち運べるLenovo Tab M11フォリオケース」も用意されるとのこと。
2.価格など
Lenovo Tab M11は1月26日の発売予定で、販売想定参考価格は38,280円前後、となっています。レノボ直販サイトでの取り扱いがあるかは不明です(1月26日には取扱有無が判明するかと…)。
RAMやストレージの容量が小さく、どちらかと言うと「ストリーミングデバイス」的な性格の強い製品かと思います。しかし、4096段階の筆圧に対応するペン入力ができ、ディスプレイやスピーカーの高く、さらにPCのサブディスプレイとしても使えるという器用さは魅力ですね。
3.関連リンク
Lenovo Tab M11:Lenovo