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Infinix ZERO 8 - デザインもスペックも魅力満載の攻めまくったミッドレンジスマホ、日本語非対応が惜しい

Infinix ZERO 8
こんにちは、natsukiです。例によって中華通販で見かけた面白いスマホ、「Infinix ZERO 8」を紹介します。先にお断りしておくと、このスマホ、ユーザーインターフェースが日本語対応していません。それでも、2万円ちょいの価格ながらHelio G90Tを搭載するなど、基礎スペックは十分。そしてリーズナブルというだけでなく、これでもかというくらい追加要素も盛り盛り。あと、「顔」がいいですよね。ともかく、思わず手に取ってみたくなるような魅力が満載なんです。

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1.概要

まず「Infinix」というメーカーをあまり耳にしませんよね。中国の「伝音」が親会社で、ちゃんと公式サイトもあり、アフリカなど開発途上国で実績のあるブランドのようです。開発途上国の過酷な環境で売れていることもあり、安定性や頑丈さは一定の信頼をしてよさそうです。細かなスペックは以下の通り。

  Infinix ZERO 8
OS XOS7.0 (Android 10ベース)
CPU Helio G90T
RAM 8GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ 6.85インチ(2,460 × 1,080ピクセル)
LTEバンド FDD-LTE B1/B3/B5/B8/B7/B20 TDD-LTE B38/B40/B41
SIM形式 Nano SIM × 2(microSDと排他かは不明)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n、Bluetooth(バージョン不明)
入出力 USB Type-C(OTG対応)、microSDカードリーダー(最大2TB)、
3.5mmオーディオジャック
カメラ フロント:48MP + 8MP
リヤ:64MP + 8MP + 2MP + 2MP
バッテリー 4,500 mAh
公称31時間通話可能、26日待機可能
サイズ 168.74 × 76.08 × 9.07 mm
重量 208g

独自OSの「XOS」採用、ただし日本語対応はしていない

Infinix ZERO 8
ユーザーインターフェースは、Androidベースの独自OSを採用しています。詳しくは、メーカーサイトをご覧ください。HUAWEIやXIAOMI、OPPOなどのスマホもそうなので、これ自体はめずらしいことではありません。

Infinix ZERO 8
ただ、このXOSが日本語対応していません。気になるのは、このXOSがどの程度Androidをアレンジしているかという点。アレンジの度合いが低ければ、Androidとの共通項目は日本語表示できることもあるので、結果的にほとんど日本語でも使えるじゃん、という可能性もあります。アレンジの度合いが高ければ、日本語は絶望的になります。これは、使ってみないことには分かりません。基本、ユーザーインターフェースは英語で使う、アプリレベルでは日本語表示ができるにしても、中国フォントが混じる、くらいに考えておいた方がいいでしょう。

Helio G90T搭載で、基礎能力は十分

CPU(SoC)には、Helio G90Tを搭載。Antutuスコア20万点台は余裕でしょう。RAMは8GB、ストレージは128GBと、十分な容量。そこそこのゲームにも十分対応できる能力です。

ちょっと気になる点としては、Wi-Fiがacに対応していないのはツッコみどころですね。表記ミスかとも思ったんですが……、開発途上国だとまだまだ需要が低いのかな?

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ディスプレイのリフレッシュレートは90Hz

Infinix ZERO 8
ディスプレイはどどんと6.85インチの大サイズ。解像度は2,460 × 1,080ピクセル。さらに、リフレッシュレートは90Hz。またタッチの反応を拾うタッチサンプリングレートは180Hzと、ゲーミングを意識した構成となっています。

多機能なリヤカメラ

Infinix ZERO 8
リヤカメラは、かなり気合いが入っています。メインカメラは64MPで、センサーは、おなじみSonyのIMX 686。「Ultra Night Mode」によって、暗所性能に優れるのを売りにしています。また、デジタルズームは10倍まで対応。動画は、4K撮影も可能。動画でも「Ultra Night Mode」は売りのようです。

その他の3つのカメラは、1つは暗所の動画撮影「Ultra Night Video」用、1つはボケ用の深度センサー。そしてもう1つは8MPの超広角カメラ。この超広角カメラは、マクロカメラと、動きの激しい対象をくっきり動画に捉える「Ultra Steady Pro Video」モードにも使われるようです。

カメラというのは、いくらいい部品を積んでいてもソフト面の調整も重要になってくるのですが、ここまで主張してくると期待は高まります。

リヤカメラに遜色ない多機能なフロントカメラ

Infinix ZERO 8
そして、フロントカメラも非常に多機能です。48MPと8MPのデュアルレンズ構成で、リヤカメラと同様に暗所撮影の「Ultra Night Mode」、超広角撮影、4K動画撮影、くっきり動画の「Ultra Steady Pro Video」に対応。公式サイトで「World’s First」をうたうだけあり、確かにここまで多機能なフロントカメラはそうは見ません。

2.筐体

Infinix ZERO 8
また、筐体デザインが個性的なんですよ。公式サイトによると、ルーブル美術館のガラスのピラミッドにインスパイアされたとのこと。カラーは、商品画像からは3色あるように見えるんですが、記事執筆現在、実際に販売しているのを確認できたのは「Black」と「Silver」の2色です。

Infinix ZERO 8
カメラ部分のアップです。「顔」がいいですね~。

Infinix ZERO 8

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図面です。USBはType-C、ちゃんと3.5mmイヤホンジャックもあります。この図面からだと、スピーカーはモノラルですね。ボタンは、右側面に電源と音量。左側面はSIMトレイでしょう。……ん?スペック上では、指紋認証センサーがあるはずなんですが、見当たりませんね。電源ボタンと一緒なのかな?この点は、管見の限り言及がないので、よく分かりません。

3.まとめ

販路と価格は、記事執筆現在、Banggoodでプレオーダーで209ドル(22,041円)、また、現在送料無料セールをやっていて、これも対象となっています。ただし、プレオーダー定番の、注文数が増えると値上がりする方式。それから、試してみたところ、数ドルレベルの汎用クーポンも効くようなので、送料保険分くらいにはなりますね。Aliexpressでも、多くの業者が扱っていて、価格はほぼ同額です。こちらは非常に多くの業者が扱っているので、信用度はそれぞれでご判断ください。なお、カメラをスペックダウンした姉妹機「Infinix ZERO 8i」というのもあるので、混同しないように注意。

CPUやRAM、ROMなどの基礎スペックだけでも、この価格であれば十分満足。その上、ディスプレイ、カメラ、デザインと、ここまで独自性を出したスマホは、近年なかなか見ないように思います。重ね重ね、日本語対応していないのが残念。これなら英語でもいいか?と思ってしまうくらい魅力満載の製品だと感じるんですが、どうでしょうか。こういう攻めた製品にもっと出てきて欲しいですね。

4.関連リンク

ZERO 8:公式サイト
Infinix Zero 8 Global Version:Banggood

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コメント

  1. より:

    レビュー記事がありました。
    これによると一長一短かな。
    https://www.gsmarena.com/infinix_zero_8-review-2160.php

    • natsuki より:

      紹介ありがとうございます。
      ・筐体はプラスチック、仕上がりは悪くない
      ・指紋センサーは電源ボタン
      ・Wi-Fi acにはさすがに対応している
      ・XOSは多機能でゴチャゴチャしすぎ
      ・プリインストールアプリ多すぎ、広告も多いし挙動も怪しい
      ・カメラは色味が今ひとつ
      ・HDRモードは効果あり
      ・ナイトモードも効果あり
      ・動画のデジタル手ブレ補正は優秀
      といった感じでしょうか。
      XOSのゴチャゴチャ感や山のようなプリインストールアプリは、これが開発途上国でのスタンダード?
      にしても、色々面白い機種だと思います。ターゲットにしている社会の違いというのもあるかもしれませんね。

  2. 匿名 より:

    日本語非対応だとロケーションで日本選べなくてアプリによっては非対応だったりするので注意した方がいい。

    • natsuki より:

      コメントありがとうございます。
      なるほど、やはり日本語非対応は色々と上級者向けですね。面白いスマホなんだけどなぁ……