こんにちは。かのあゆです。HTCがau・ソフトバンクにて販売中のスマートフォン「HTC U11 ソーラー・レッド」のSIMフリーモデルをオンラインショップ限定で3月上旬より販売します。HTCのSIMフリーモデルの投入は2015年に「Desire 626」と「Desire eye」の2機種を発売して以来3年ぶりとなります。
これは、昨年Twitter上で行われた「HTC Japanの公式フォロワーが2万人を達成した場合、HTC U11のソーラー・レッドモデルをSIMフリーとして販売する」という企画が無事達成されたことによるものとなります。
1.スペック
今回販売されるSIMフリー版HTC U11は仕様としてはau・ソフトバンクからキャリアモデルとして先行販売されている同名端末をベースにしており、グローバル版と異なりおサイフケータイ機能が搭載されています。なおキャリアモデルとして販売中となっているHTC U11も含めフルセグやワンセグの受信には対応していません。
スペック的には昨年のフラッグシップモデルにふさわしく、CPUはハイエンド向けSnapdragon 835を搭載し、RAM4GB、ROM64GBという構成になっています。
搭載OSはキャリア版、およびグローバル版の初期搭載OSはAndroid 7.1となっており、上記スペック表にも念のため初期OSであるAndroid 7.1と表記しましたが、国内キャリア版はau版、ソフトバンク版共に先月からすでにAndroid 8.0へのアップグレードが開始されており、SIMフリー版HTC U11の発売時期が3月上旬となっていることから初期搭載OSがAndroid 8.0に変更されている可能性もあります。
いわゆる「素の」Android OSではなく、HTCがカスタマイズを施した独自UIである「HTC Sense」が搭載されていますが、近年では素のAndroid準拠のUIに近づいており、ほかのAndroid端末と比べてもそこまで操作感に差は感じられないものとなっています。
独自機能としては「エッジ・センス」が搭載されており、端末を短く握ると好きなアプリを起動し、長く握るとGoogleアシスタントを起動するといった使い方が可能となっています。
またエッジ・センスの挙動は設定から変更でき、様々な動作を割り当てることが可能になっています。
カメラに関してはカメラ評価機関である「DXoMark」より90点という高い評価を受けたことが売りの一つとなっており、こちらもフラッグシップモデルらしく一切妥協がないものとなっています。
またハイレゾ音源の再生にも対応しており、ハイレゾ対応イヤホンも標準で付属しているため、購入してすぐに高品質なオーディオ体験が可能になっているのも特徴です。
通信バンド面に関してはもともとau・ソフトバンク版共に今回販売されるSIMフリー版と同等の仕様となっており、SIMロックを解除すればドコモ回線でも快適に利用できる仕様となっていました。
ただし、au、ソフトバンク共にSIMロックを解除するには契約者本人による手続きが必須となり、中古でロックが解除されていない端末を購入した場合、実質そのキャリアでしか利用できないこともあって「ドコモ回線でHTC U11を使いたい!」という方にとっては今回のSIMフリー版が最適なのではないかと思われます。
またキャリアを通して販売される端末ではなく、メーカーが自ら販売する端末のため、基本的に余計なキャリアアプリが一切入っておらず、グローバル版に準拠したソフトウェアとなっているのも魅力になるのではないでしょうか。
2.デザイン
キャリア向けとして先行販売されているHTC U11はカラーリングとして「アイス・ホワイト」「アメイジング・シルバー」「サファイア・ブルー」「ブリリアント・ブラック」(「アメイジング・シルバー」と「アイス・ホワイト」はソフトバンク向けのみ、「サファイア・ブルー」はau向けのみ)の4色が投入されましたが、今回SIMフリーモデルとして投入されるのはキャリアモデルとしては投入されなかった「ソーラー・レッド」というカラーのみとなります。
このカラー自体は昨年グローバル版としてHTC U11が正式発表された時点で用意されていたもので、日本での投入を待ち望むファンが多かったもののキャリアモデルとしては投入されなかったという経緯があり、今回のSIMフリー版でようやく日本国内でも正式に登場したカラーということになります。
背面には「リキッド・サーフェイス」と呼ばれる新しいデザインが採用されており、見る角度によって色合いが変わる美しいものとなっています。これに関しては現在キャリアショップや家電量販店で販売されているモックアップ(実機模型)でも確認できるので、読者のみなさんにもぜひその美しさを確かめてほしいと思います。
前面に関しては当時他社フラッグシップモデルが採用していた18:9縦横比のディスプレイではなく、従来通りの16;9縦横比のディスプレイを採用しており、ホームボタン兼用の指紋認証センサーも配置された、「割とベーシックな」デザインとなっています。
3.まとめ
HTC U11 ソーラー・レッド SIMフリー版はHTCのオンラインショップである「HTC e-shop」にて3月上旬より税抜69,000円で販売開始となり、2月1日より同オンラインショップにて購入予約の受付が開始されました。
残念ながらオンラインショップ限定での販売ということになりますが、HTC U11のソーラー・レッドというカラーリングに関しては投入を待ち望んでいた方も多かったと思いますので、待望の登場ということになります。
現時点で最高峰のハイエンドモバイルCPUであるSnapdragon 835を搭載した同社のフラッグシップモデルで、キャリアモデルとしても現役で販売中の端末であることを考えると、SIMフリー端末としては高価な部類には入るものの、そこまで非常識的な価格設定ではないのではないか、と感じました。
このスペックであれば2年間メインのスマートフォンとして運用しても不満が起きることはないでしょう。グローバル版ではなく国内キャリア版が元になっているため、おサイフケータイにもしっかり対応しており、「ハイエンドでおサイフケータイもついたSIMフリースマートフォンが欲しい!」という方にとってベストな選択肢になるのではないかと思われます。
関連リンク
HTC U11 : HTC 日本
【予約販売・送料無料】【3月上旬出荷】HTC U11 SIMフリーモデル 【ソーラーレッド】: HTC e-Shop
コメント
めちゃほしいな
しかし年度末セールを控えているので
しばしがまん
>アイス・ホワイト
>サファイア・ブルー
ポケ◯ンかよw
これと OPPO R11s と SH-M06 で悩む。
まあ、すぐには買えないけど・・・。