Google Pixel 9 Pro Fold － Googleの折りたたみスマホがニューモデルに！AI機能充実、しかし25万円オーバー…

Googleが発売したスマートフォン4機種のうち、今回は折りたたみスマホの「Pixel 9 Pro Fold」をご紹介します。搭載SoCとかの基本スペックは折りたたみ式でないPixel 9/9 Pro/XLに近いですが、Foldならではの機能も搭載しています。というか、ディスプレイの仕様がぜんぜん違うんでねえ…。

折りたたみ式でないほうのPixel 9シリーズについてはこちらの記事をご参照下さい
Google Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL － GoogleのスマホがさらにAI機能をパワーアップさせました。例によって激しい購入特典もあり

1.概要

スペック表

バリエーションモデルと価格

・256GB：257,500円
・512GB：277,500円

コメント

OSはAndroid 14ですが「7年間提供される Pixel アップデート、OS、セキュリティのアップデート」が保証されています。ご存知の通り、最新バージョンのOSが真っ先に降ってくる（OTAアップデートが配信される）のはPixelシリーズなので、誰よりも早くAndroid 15が使えると思います。

Pixel 9 Pro Foldの前身モデル「Pixel Fold」が発売されたのは2023年の7月（発表は5月）だったので、SoCはTensor G2でした。そしてPixel 9 Pro FoldはTensor G4と、一気に2世代分新しくなりました。…まあPixel 9シリーズとは同じ型番なんですけどね。TensorはAI性能を重視している感があり、特にカメラまわりで充実したオンデバイスAI機能が使えます。RAMは16GB、ストレージは256GBと512GBが設定されます。

折りたたみ式のメインディスプレイは8インチと大きく、解像度も2,076 x 2,152と高精細です（Pixel Foldは7.6インチで2,208×1,840解像度でした。また、ピーク輝度も最大2,700 nit、リフレッシュレートも120Hzと高速です。

また、外側（カバー側）のディスプレイも6.3インチで解像度1,080 x 2,424と、「FHD+やん」というものになっており、一般的なスマホのメインディスプレイに匹敵する仕様になっています。

カメラは「インナー（折りたたみディスプレイのところにある）、前面（小さい方のディスプレイのところ）、背面（いわゆるアウトカメラ）」の3箇所にあり、メインとなる背面カメラは50MP（広角）+ 10.5MP（超広角）+ 10.8MP（望遠）という構成です。

カメラのAI機能（オンデバイスAI）はさらに向上しました。「オートフレーム（周囲の風景をAIが生成して被写体全体をフレームに収めてくれる機能）」や「一緒に写る（別々に撮影した複数の写真を合成して1枚の集合写真にしてくれる機能）」などを搭載しています。

カメラバンプは大きくなりましたね。レンズが2段構えになっています。

Pixel 9 Pro Foldは展開時の厚さがわずかに5.1 mm、折りたたんでも10.5 mmとかなりの薄型筐体です。筐体も頑丈になっているようで「耐久性に優れたポリッシュ仕上げのスチール製ヒンジ」という説明があり、IPX8の防水性能を備えています。

2.価格など

Google Pixel 9 Pro FoldはGoogle Storeで予約販売中で、価格は下記のとおりです。

・256GB：257,500円
・512GB：277,500円

購入特典もあります。まず、57,700円分のストアクレジット（1年間有効）がもらえ、現在使っているスマホを下取りに出すことも可能です（Pixel Foldなら最大100,000円、Pixel 8 Proなら90,000円、iPhone 15 Proの256GB版なら95,000円で下取りしてくれます）。

とはいえ、25万円オーバーですか…。個人的にはまだ高嶺の花かな…。

3.関連リンク

Google Pixel 9 Pro Fold：Google

執筆者：ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。