Googleが最新スマートフォンとなるPixel 7/Pixel 7 Proを発表しました。SIMフリーモデルのほか、au、ソフトバンクからもキャリアモデルとして投入されます。高性能な端末ですが、円安の影響を受けた日本国内でも比較的購入しやすい価格設定になっているのもうれしいところです。もちろん常に最新のOSが利用できるというメリットもそのまま継承されています。
1.Pixel 7/7 Pro スペック
スペック表
Google Pixel 7/Pixel 7 Pro | |
OS | Android 13 |
CPU | Google Tensor G2 |
RAM |
7:8GB 7 Pro:12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ |
7:6.3インチOLED(2,400 × 1,080)90Hz 7 Pro:6.7インチOLED(3,220 × 1,440)120Hz |
LTEバンド |
5G:n1/2/3/5/7/8/12/ 14/20/25/28/30/38/40/41 /48/66/71/75/76/77/78/ (Proのみ257/258/260/261) LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12 /13/14/17/18/19/20/25/26/28/29 /30/32/38/39/40/41/42/46/48/66/71 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ |
7:イン10.8MP/アウト50MP + 12MP 7 Pro:イン10.8MP/アウト50MP + 12MP + 48MP |
バッテリー |
7:4,355 mAh 7 Pro:5,000 mAh |
サイズ |
7:155.6 × 73.2 × 8.7 mm 7 Pro:162.9 × 76.6 × 8.9 mm |
重量 |
7:197 g 7 Pro:212 g |
コメント
OSは現時点で最新バージョンとなるAndroid 13です。Googleのスマホなので、素のAndroidを搭載しているように思われがちですが、Pixelシリーズでは独自機能も搭載されています。また最大5年間のソフトウェアアップデートが保証されています。
また、知識があるユーザーが対象になるものの最新OSのベータ版がリリースされた場合最速で導入できるのもPixelシリーズならではです。 CPUはGoogle独自のカスタムチップ「Tensor G2」を搭載しています、具体的な性能は不明ですが、NOTEBOOK CHECKによればAnTuTu Benchmarkでのスコアは80万点となっていました。Snapdragon 8 Gen 1やSnapdragon 8+ Gen 1には届かないようですが、「原神」などの重量級ゲームもスムーズに楽しめる性能を備えているので正直ベンチマークスコアにこだわるのでなければ十分高性能です。
Unimpressive Google Tensor G2 AnTuTu performance shown off by new leak:NOTEBOOKCHECK
RAMはPixel 7が8GB、Pixel 7 Proが12GBで、内蔵ストレージはいずれも128GB/256GBです。Pixel 7 Proの海外向けには512GBの設定もありますが、国内向けには今のところ設定がありません。MicroSDカードによるストレージ拡張はサポートされていません。
ディスプレイはPixel 7が6.3インチFHD(2,400 × 1,080)、Pixel 7 Proが6.7インチWQHD(3,220 × 1,440)で、いずれもパネルはOLED(有機EL)です。Pixel 7は残念ながらリフレッシュレート90Hz表示にとどまっているものの、Pixel 7 Proでは120Hz表示となっているため、よりなめらかなスクロールを体感できます。
カメラはPixel 7がイン10.8、アウト50MP(メイン) + 12MP(超広角)、Pixel 7 Proがイン10.8MP、 アウト50MP(メイン) + 12MP(超広角) + 48MP(望遠)です。Pixel 7 Proではユーザーからの要望が多かった望遠カメラが追加されています。 従来モデルでも夜景も明るい写真を撮影できる「夜景モード」や背景に写り込んでしまった人物を簡単に消せる「背景消しゴム」機能など、カメラ機能は充実していましたが、Pixel 7シリーズでは撮影時にぶれてしまった画像を後からAIによる処理で修正できる機能が利用可能になりました。PixelシリーズのアルバムアプリはGoogleフォトなのでPixel 7/Pixel 7 Proで撮影していない、古い写真でも利用できます。良く実機レビュー時にぶれてしまうかのあゆにはかなり重宝しそうです・・・
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2をサポートしています。物理SIMのほか、eSIMも利用可能となっています。 バッテリー容量はPixel 7が4,355 mAh、Pixel 7 Proが5,000 mAhで、いずれも30W出力の急速充電に対応します。
2.Pixel 7/7 Pro 筐体
前面はPixel 6シリーズとほぼ同じで、ディスプレイ上部中央にパンチホールノッチが配置されています。Pixel 7、Pixel 7 Proともに左右が湾曲していないフラット形状なので、液晶ガラスフィルム選びに困ることもなさそうです。
背面です。前面ディスプレイと同じく素材はコーニング社の「ゴリラガラス・ヴィクタス」が採用されているので落下時の割れや耐傷性は強化されています。ただし、全く傷が付かないというわけではないので不安であれば同時発売するGoogle純正ケースやサードパーティ製ケースを購入した方が良さそうです。
カメラバンプ部が特徴的で一目で「Pixel」とわかるデザインになっています。Pixel 6シリーズと同じく正式発表前にはこの筐体を模したパッケージのポテトチップスがあたるキャンペーンも実施されていました(かのあゆも応募していましたが、残念ながら外れてしまいました・・・)。
筐体色はPixel 7が「レモングラス」「スノー」「オブシディアン」、Pixel 7 Proが「ヘーゼル」「スノー」「オブシディアン」です。
3.Pixel 7/7 Pro 価格など
Google Pixel 7/7 Proは10月13日発売で、Google Storeでは既に予約販売を開始しています。Google Storeでの価格はPixel 7が82,500円から、Pixel 7 Proが124,300円からです。 近年円安の影響でハイエンド端末は購入しにくくなってしまいましたが、Pixel 7シリーズでは思いのほか購入しやすい価格になっています。
Google Storeでは古いPixel、iPhone、Androidスマートフォンを下取りに出すと最大64,800円値引きされるので乗り換えであればさらにお得です。 Pixelシリーズは最新のAndroid OSを最速で利用できるだけでなく、充実したカメラ性能を備えているなど端末としての完成度も高くなっているのですが、今回のPixel 7シリーズはさらに魅力的になっているのでメイン端末に乗り換えるのであればGalaxy S21ではなくPixel 7を待つのもありだったかな・・・と少し後悔していたりします。
4.関連リンク
Pixel 7:Google Store
Plxel 7 Pro:Google Store
コメント
スマホは進化していくけどカメラとゲームやらない人にとってはミドルスペックでもう十分サクサク動くようになっちゃったね。
>>匿名さん
すべてのユーザーが重量級3Dゲームをプレイしているわけではないですし、ハイエンドモデルならではの性能の高さはガジェクラとしては魅力的なんですがミッドレンジクラスでももはや十分なんですよね・・・