こんにちは、かのあゆです。発表から少し遅れてしまっての紹介となりますが、先日紹介したGalaxy Z Fold 3 5Gと一緒に“縦に降りたたためる方の”Galaxy Z Flipに関しても3世代モデルとなる「Galaxy Z Flip3 5G」が発表されています。
現時点ではまだ日本市場に正式投入されることは発表されていませんが、すでに日本語公式サイトもオープンしているほか、公式ショールーム“Galaxy Harajuku”でもZ Fold 3とともに実機展示が始まっているなど、国内展開も期待できる一台です。
1.Galaxy Z Flip3 5G スペック
スペック表
Galaxy Z Flip3 5G | |
OS | Android 11 with One UI 3.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 5G |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.7インチ(2,640x 1,080) |
LTEバンド | 対応バンド未公開(2021年8月30日現在) |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン10MP/アウト12MP + 12MP |
バッテリー | 3,300 mAh |
サイズ |
ディスプレイ開口時:166 x 72.2 x 6.9 mm ディスプレイ折りたたみ時:86.4 x 72.2 x 17.1 mm |
重量 | 183 g |
コメント
OSはAndroid 11ベースのSamsung独自カスタムUI「One UI 3.1.1」です。グローバルモデルに関してはGalaxy Z Fold 3と同じくOSのメジャーアップデート期間は3年まで保証されており、セキュリティアップデートに関しては4年間受け取ることが可能となっているため、長く使っていけるようになっています。
CPUはQualcomm Snapdragon 888です。言うまでもなく2021年のハイエンドCPUで重量級3Dゲームも快適にプレイできる性能を備えていますが、発熱しやすいというマイナスポイントもあるためコンパクトなZ Flip 3だと、長時間使用の際にどこまで発熱を抑えられるのか気になるところではあります。RAMは8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、初代Z Flip、Z Flip 2同様MicroSDカードによるストレージ拡張には対応していません。
ディスプレイは6.7インチサイズでSuperAMOLED(有機EL)を採用しており、解像度はFHD+(2,640 x 1,080)です。ディスプレイはガラケー/ガラスマのように縦に折りたたむことが可能となっており、折りたたんだ状態ではサブディスプレイ(260 x 512)で通知などの情報を簡易的に確認できます。またZ Flip/Z Flip 2と比較するとパネル層と保護フィルム層を追加したため、耐久性は80%向上しています。
カメラはイン10MP、アウト12MP(広角) + 12MP(超広角)という構成です。近年販売されているスマートフォンのカメラとしてはデュアルカメラ構成になっている点は少し不満に感じるかもしれませんが、Galaxyは元々カメラのチューニングの良さには定評があるので画質に関しては期待しても良いと思います。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.1に対応しています。Galaxy Z Fold 3と同じくFlipシリーズとしては初となるIPX5/8準拠の防水性能を備えているため、雨の日でも安心して使用できるようになりました。
2.Galaxy Z Flip3 5G 筐体
前面デザインは基本的に初代Z Flip、Z Flip 2のものを継承しています。ディスプレイを開口した状態だとイメージ的にはGalaxy Note 10などに近い印象です。
ディスプレイを折りたたんだ状態です。こちらも基本的なデザインに関しては以前のZ Flipシリーズのものを継承しています。この状態だと非常にコンパクトになりますので、ズボンのポケットなどにも十分収納可能です。
背面デザインです。こちらに関しても基本的に大きな変更はありません。筐体色は「ラベンダー」「グリーン」「ファントム・ブラック」「クリーム」の4色展開となりますが、発売する地域、キャリアによって投入される色は異なります。
3.Galaxy Z Flip3 5G 価格など
Galaxy Z Flip 3 5Gはグローバル市場ではすでに発売済みとなっており、価格は999ドル(約109,717円)からです。
冒頭にご説明したとおり、日本国内での展開はまだ発表されていませんが、Galaxy Z Fold 3共々日本語公式サイトがすでに用意されており、原宿にあるショールーム「Galaxy Harajuku」では実際に触ることが出来るグローバル版の実機展示が開始されていることから日本投入の可能性は非常に高いとみても良さそうです。
「縦に折りたためる方のGalaxy」に関してもついに防水・防塵に対応したことにより、実用性が向上しました。海外での価格もGalaxy SシリーズやNoteシリーズと同程度に抑えられており、同時発表されているZ Fold 3と比較すればかなり購入しやすくなったと思います。
初代Galaxy FoldやZ Flipは端末としては先進的だったものの価格が高価であったり、折りたたみディスプレイを搭載しているが故に耐久性に問題があったりと、いろいろな意味で「実験機っぽい」印象でしたが、モデルチェンジで普通のスマートフォンと同じ感覚で使えるようになった、というのは時間の流れを感じます。
価格面を考えると、基本的に簡単に乗り換えられるような端末ではありませんし、かのあゆがメイン端末として愛用している初代Foldにもあと数年頑張ってもらおうと思っていますが、次に乗り換えるのであれば購入しやすくなったZ Flip(3ではなく、次世代以降のモデルになるでしょうが・・・)もありかなと思っています。
4.関連リンク
Galaxy Z Flip3 5G:Galaxy Mobile Japan