サムスンがスマートフォン「Galaxy S23 FE」を国内発表しました。auで販売されます。つい先日「Galaxy S24シリーズ」がグローバル発表されましたが、S24シリーズの国内発売に先立って下位モデルの「S23 FE」がリリースされた、ということです。
Galaxyの「FE」というのは「Fan Edition」の略で、簡潔に書くと「フラッグシップ機の廉価版」です。なので、S23 FEはS23シリーズをスペックダウンし、そのぶん価格を抑えたモデルということになります。
1.スペック
スペック表
Galaxy S23 FE | |
OS | One UI(Android 14) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.4インチAMOLED(2,340 × 1,080) 120Hz |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/28/41/66/77/78/79 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/18/19 B20/21/26/28/66 TDD-LTE:B38/39/40/41/42 |
SIM | nanoSIM + eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | 10MP/50MP+12MP+8MP |
バッテリー | 4,500 mAh |
サイズ | 158.0 x 76.5 x 8.2 mm |
重量 | 209 g |
コメント
冒頭に書いた通り、S23 FEは2月1日現在だとauのみの取り扱いで、上記スペック表の単一バリエーションモデルです。
OSはAndroid 14ベースの独自UI、One UIでSoCはSnapdragon 8 Gen 1です。Snapdragon 8の最新世代はGen 3なので「旧型番」ということになりますが、Antutuスコアは120万点弱(出所:Nanoreview)なので、ほとんどのウインタブ読者は不満を感じないであろう性能です。RAMは8GB、ストレージは256GBです。
ディスプレイは6.4インチのDynamic AMOLED(有機EL)パネルです。100%DCI-P3の発色と最大1,450nitの輝度、そして2,000,000:1のコントラスト比と、素晴らしい品質です。
カメラはイン側10MP、アウト側50MP+12MP+8MPです。「中華のタフネススマホのほうが画素数が高いじゃん!」というのは悪い冗談で、Galaxyのカメラ品質は疑う余地もないでしょう。画素数が高ければいいということは全然ないですし。もちろんAIによる撮影写真の多彩な加工処理も可能です。
バッテリーは4,500 mAhで中華タフネススマホの半分程度(このネタちょっとしつこい…)、25Wの急速充電にも対応します。
2.筐体
プレスリリースに「Galaxy Sシリーズのデザインを忠実に再現」と記載されている通り、S23とほぼ同じです。ただし、ディスプレイサイズはS23が6.1インチ、S23 FEが6.4インチなので、サイズはS23 FEのほうが大きいです。
一応、S23とサイズを比較してみます。
S23 FE:158.0 x 76.5 x 8.2 mm/209 g
S23:146.3 x 70.9 x 7.6 mm/168 g
…結構違いますね…。
筐体はIP68の防水・防塵性能を備え、前面と背面にはゴリラガラス 5が使われています。
筐体色は上に掲載した「ミント」のほかに「グラファイト」と「クリーム」が設定されます。
3.価格など
Galaxy S23 FEはauのみの取り扱いで、2月1日予約受付開始、2月9日販売開始です。auオンラインショップでの価格は88,000円ですが、キャリアモデルなので、機種変更だとかスマホトクするプログラムとかで安くなります。私はキャリアのこういう売り方があまり好きではないので、興味のある方はauオンラインショップやau取扱店(実店舗)で詳細をご確認ください。というかキャリアモデルの場合は概して割引とかキャンペーンが複雑なので、店員さんに聞くのが一番いいと思います。
auオンラインショップでは「学生のための一台」という説明になっていますけど、普通のおじさんにも向く製品だと思います。
4.関連リンク
Galaxy S23 FE:Samsung
Galaxy S23 FE:auオンラインショップ