こんにちは、かのあゆです。4月21日よりドコモ、au版Galaxy S22/S22 Ultraが販売開始となりました。いずれも最新のQualcomm Snapdragon 8 Gen 1を搭載しており、特にNoteの実質後継モデルとされているS22 Ultraはかのあゆ自身魅力的に感じているのですが、約18万円と高価な点がネックです。そんな方におすすめしたいのが5月下旬に発売されるGalaxy A53 5Gです。
グローバルでは3月に発表されたばかりのモデルで、ドコモから販売されていたGalaxy A52 5Gの後継となりますが、今回はドコモ、au、UQMobileから発売されます。
1.Galaxy A53 5G スペック
スペック表
Galaxy A53 5G | |
OS | Android 12 with One UI 4.1 |
CPU | Samsung Exynos 1280 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.5インチ(2,400 x 1,080) |
LTEバンド | 対応バンド未公開(2022年4月21日現在) |
SIM | nanoSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン32MP/アウト64MP + 12MP + 5MP + 5MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 160 x 75 x 8.1 mm |
重量 | 189 g |
コメント
OSは最新のAndroid 12ベースのOne UI 4.1です。フラッグシップモデルであるGalaxy S22/S22 Ultraに搭載されているものと同一のバージョンとなります。Galaxyスマートフォンに関しては国内版でもOSアップデート保証期間が3年、セキュリティアップデート保証期間が4年に延長されており、前モデルであるドコモ版Galaxy A52 5Gもその対象に入っています。アップデート延長が発表されたタイミングではまだGalaxy A53 5Gの国内キャリア版は発表前であったため、プレスリリースなどのリストには入っていませんが、おそらくアップデート延長の対象になっているものと思われます。端末性能が向上していることもあり、OSアップデートやセキュリティアップデートが長く受け取れるのは安心できます。
CPUはSamsung Exynos 1280です。エントリーモデルのGalaxy A20/A21ではExynos 7884Bが採用されていましたが、国内向けミッドレンジモデルでExynosが採用されるのはドコモ向けに販売されていたGalaxy Feel 2以来久々になります。搭載機が(グローバルモデル含め)現状Galaxy A53 5Gしか存在しないため、性能がわかりにくいのですが、海外サイトでこのようなデータが掲載されていました(総合で379,852点、GPUスコア125,329点)。
Exynos 1280 vs Snapdragon 778G:NANOREVIEW.NTE
参照できるサイト(スコア)が少ないので、データとしての信頼性は今ひとつですが、このくらいのスコアになるのであればメイン端末としても快適に使っていけると思います。
RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張に対応します。
ディスプレイは6.5インチサイズで、解像度はFHD+(2,400 × 1,080)です。Samsungお得意のSuper AMOLED(有機EL)パネルを採用しており、リフレッシュレートは120Hzです。
カメラはイン32MP、アウト64MP(メイン)+ 12MP(超広角)+ 5MP(マクロ)+ 5MP(深度)という構成です。光学手ぶれ補正(OIS)が搭載されており、鮮明な写真や動画を撮影可能です。Google Pixel 6シリーズでも搭載されていた「消しゴム」機能も搭載されているので、背景に写り込んでしまった人物や物などを簡単に編集アプリから消去可能です。そのほか上位モデルであるGalaxy Sシリーズで利用できる「シングルテイク」(一度に複数の写真を撮影し、ベストな一枚を選択できる機能)なども利用可能です。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.1に対応します。
Galaxy Sシリーズとは異なりAKGチューニングではありませんが、Dolby Atmosに対応するステレオスピーカーが搭載されており、迫力のあるサウンドを楽しめます。
バッテリー容量は5,000 mAhで、最大25W出力の急速充電に対応します。IPX5/8準拠の防水・防塵性能のほか、日本独自機能としておサイフケータイに対応します。
2.筐体
前面です。SIMフリーモデルとして発表されたGalaxy M23 5Gとは異なり、Galaxy A53 5Gではパンチホールノッチ(Infinity-O Display)を採用しています。デザイン自体は前モデルのGalaxy A52 5Gから変更はありません。ベゼルも狭く、上位モデルと比較してデザイン面で劣っているところはありません。
背面です。こちらも基本的に前モデルのGalaxy A52 5Gのデザインを踏襲しています。Galaxy S22 5Gはカメラバンプ部のデザインに好き嫌いが分かれそうではあるのですが、Galaxy A53 5Gはシンプルなデザインに仕上がっており個人的にはこちらの方が魅力的に感じられます。筐体色は「オーサム・ブラック」「オーサム・ホワイト」「オーサム・ブルー」の3色展開です。
3.Galaxy A53 5G価格など
Galaxy A53 5Gは5月下旬よりドコモ、au、UQ Mobileより取り扱いとなる予定で、現時点では価格は公開されていません。参考までにドコモ版Galaxy A52 5Gは当初59,800円(税込)で販売されていたので、今回も近い価格で販売されることになるかと思われます。
前モデルのGalaxy A52 5Gも上位モデルのSシリーズよりも安価でデスクトップ環境のSamsung DeXを利用できない点を除けばフラッグシップモデルに備わっている機能が一通りそろっており、個人的には魅力的なミッドハイモデルに仕上がっていると感じていました。今回登場したGalaxy A53 5GはA52 5Gの良いところはそのままに正統進化した印象を受けます。
Galaxy S22シリーズは国内キャリア版も約12万~18万と高価なモデルになってしまいましたが、すべてのユーザーがハイエンドCPUを必要としているわけではありません。個人的には今回発表された国内版Galaxyの中では紹介済みのGalaxy M23 5GとこのGalaxy A53 5Gが「ちょうどいい」一台なのではないかなと思います。
4.関連リンク
Galaxy A53 5G:Galaxy Mobile Japan