F(x)tec Pro1Xという製品をご記憶でしょうか?2020年末にMakuakeでクラウドファンディングされた「物理キーボードを内蔵するスマートフォン」です。物理キーボードを備えた小型デバイスというのはファンが多く、私もファンの一人です。実際のところ「必ずしも使い勝手はよくない」ものも多く、私自身過去に何度か失敗もしているのですが、「小さな筐体なのにしっかりキーボードがついている」ことのロマンは捨てがたいものがあります。
このF(x)tec Pro1Xの未使用品がイオシスに大量入荷し、販売がスタートしました。最初にご説明しておくと、イオシスの「未使用品」の定義は「使用されていない開封済み商品となりますが、携帯電話、スマートフォン、モバイルルーターに限り動作確認のため通電を行っております」というもので保証期間は6カ月、事実上「新品とコンディションはほぼ同じ」です。ただし、F(x)tec Pro1Xについては海外版ということもあり、ACアダプターは欠品です。
1.販売製品の概要
スペック表
F(x)tec Pro1 X(イオシス扱い分) | |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon 662 |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 5.99インチAMOLED(2160×1080) |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/25/26/28/38/39/40/41 |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicro SDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C,NFC,指紋センサー,micro SDカードリーダー,イヤホンジャック |
カメラ | イン8MP/アウト12MP+5MP |
バッテリー | 3,200 mAh QC3.0対応 |
サイズ | 154 x 73.6 x 13.98 mm |
重量 | 243g |
※イオシス製品ページに記載のない項目については、ウインタブの過去記事の記載を流用しています
コメント
F(x)tec Pro1Xは2020年12月にウインタブで紹介記事を掲載していますが、その際に掲載したものとはスペックが少し異なります。具体的には「CPUがSnapdradon 835ではなく、Snapdragon 662」となりました。これはイオシスとは無関係で、メーカーがチップ調達上の都合で後付けで変更したものです。パフォーマンスは当初から下がりましたが、キーボード付きデバイスとしては実用上の問題は特にないものと思います(ただし、スマートフォンとしてはちょっと残念なことになってますけど…)。
RAMとストレージは6GB/128GBと8GB/256GBがあります。今回イオシスでは8GB/256GBを768台、6GB/128GBを35台調達する予定ですが、この記事を執筆している3月17日現在だと8GB/256GBモデルが300台入荷済み、残りは後日販売がスタートするとのことです。
イオシス製品ページに実機の画像もありました。
2.販売製品の価格など
イオシスで販売されているF(x)tec Pro1X・未使用品の価格は下記のとおりです。
・8GB/256GB 税込み44,800円
・6GB/128GB 税込み39,800円(後日発売)
ちなみに、Makuakeでクラウドファンディングされたときの最低価格は税込み100,800円でした(ただし、当時の搭載CPUはSnapdragon 835)。2年以上前の製品なので価格が下がっていて当たり前、ではあるのですが、この製品の後継モデルは出ておらず、物理キーボードを備えたスマートフォンとしては依然として希少な存在です。興味のある人はこの機会に購入してみては?
3.関連リンク
F(x)tec Pro1X QX1050 ブルー【RAM8GB/ROM256GB 海外版 SIMフリー】【ACアダプタ欠品】:イオシス
コメント
スマホ初期ならわかるけど今時スマホに物理キーボード必要だって人どれぐらいいるのだろうね?小さいから物理キーボードでも打ちにくいのは一緒だしさ。
必要かどうかなんて些細な事で、浪漫があるから欲しいんだよ。
マジレスすると、高齢者とか指が乾燥してる人は静電容量式のタッチパネルは結構な確率で反応しないから物理キーの方が好まれる、ってのはあるよ。逆に、押して無いのに画面近くの指に反応して勝手に押される迷惑な現象も物理キーなら無縁。
小さくても意外と便利よ。