こんにちは、輪他です。今回は、ELEPHONEの新作6.53インチスマートフォン、ELEPHONE PX Proをご紹介します。既にProのついていない無印版の「ELEPHONE PX」についてはウインタブで紹介記事を掲載済みですが、Pro版は価格差がそれほど大きくなく、またポップアップ式カメラなどの特徴は残しつつ、CPUやストレージなど、使用感に直結する部分がしっかりブラッシュアップされた端末となっています。
1.スペック
ELEPHONE PX Pro | |
OS | Android 10 |
CPU | Mediatek Helio P70 (MT6771T) |
RAM | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.53インチ(2,340×1,080) 19.3:9 395ppi |
LTEバンド | LTE B1/B3/B5/B7/B8/B20/B28ab |
SIM | Nano SIM×2(SIM2はmicro SDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C,micro SDカードリーダー,NFC, 指紋センサー,ワイヤレス充電 |
カメラ | イン16M/アウト48MP+5MP |
バッテリー | 3300mAh |
サイズ | 163.2×76×9.8mm |
重量 | 178g |
OSは最新のAndroid 10、CPUはMediatekのミドルレンジCPU、Helio P70を搭載しています。Antutu Ver 8スコアは15万点弱ほどで、重い3Dゲームなどを動かさない限りは快適な性能だと思います。
RAMは4GB、ストレージは128GBです。この価格帯でも6GBのRAMを搭載している機種も登場し始めていますが、搭載しているCPUがハイエンド帯ではないことから、RAMをそこまで酷使するような使い方が想定されないことも鑑みると、RAMは4GBで問題ないとは思います。6GB積むとその分バッテリー消費も大きくなりますしね。また、最大256GBのSDカードでストレージの拡張にも対応しています。
ELEPHONE PX Proの最大の特徴は、下位モデルであるELEPHONE PXと同じくポップアップ式の16MPインカメラを搭載しているという点です。ノッチなどで画面内にカメラを仕込む必要がなくなるため、画面占有度を高くすることができるギミックですが、機械的に駆動するので故障が懸念されます。ELEPHONE公式ではDrop Protection (落下保護)や300,000 Standard Testing(30万回の標準検査、おそらくカメラの開閉回数と思われます)が謳われており、耐久性を意識したつくりになっているようです。
アウトカメラは48MPの高解像度カメラと、5MPの深度センサーです。最近のトレンドである3眼以上の多眼カメラではありませんが、メインレンズの解像度も高く、かなりのクオリティの写真撮影が期待できそうです。
ワイヤレスネットワークについてですが、802.11a/b/g/n/acとBluetooth4.2に対応しています。Helio P70の仕様通り、5Ghz帯のWifiに対応しますが、Bluetooth 5.0には対応していません。内蔵バッテリーは3,300mAhで入出力ポートにOTG出力に対応したUSB Type-Cを採用しています。3.5mmイヤホンジャックは搭載しておらず、Type-Cポートからの出力になります。
2.筐体
前面はポップアップカメラを採用したことにより完全なフルディスプレイを実現しています。画面占有度は93.1%です。 背面には上からフラッシュ、メインカメラ、深度センサー、指紋センサーが中心部に並ぶ構造になっています。
右側面に上から音量ボタンと電源ボタン、左側面にはSIM/SDカードスロットがあります。 カラーはグリーンとグレーの二色展開となっています。
3.まとめ
ELEPHONE PX Proは6月23日現在、中国の通販サイト「Banggood」にてプレオーダーを実施中です。定価は239.99ドル(26,118円)ですが、先着399台までは149.99ドル(16,323円)で購入が可能です。また、ELEPHONE純正のTWS(完全ワイヤレスイヤホン)「Elepods」とのセット販売も行われており、セット価格は159.99ドル(17,412円、6月23日現在)です。
この製品、「必要十分以上のスペック」になっていると感じます。さらにポップアップ式インカメラというギミックも搭載されていてこの価格、というのは非常に魅力的だと思います。
4.関連リンク
ELEPHONE PX Pro: Banggood