こんにちは、壁です。大手各社フラッグシップモデルの発表が相次いでますが、ウインタブでおなじみの中華メーカーも続々新型を発表しています。今回紹介するのはElephoneのスタンダードシリーズとも言えるAシリーズの最新モデルA6 miniで、価格を抑えつつ充実したスペックになっています。
1.スペック
構成としてはちょっと前のミドルレンジクラスのような感じです。OSはAndroid 9。エントリーモデルでもAndroid 9に世代交代が始まっていますね。CPUはMediaTek製MTK6761で、Helio A22という名前を与えられており、Snapdragon 425の対抗モデルに位置付けられていますが、こちらのHelio A22はクロック数が2.0GHzとなっており、Snapdragon 425の1.4GHzを上回っています。GPUはPシリーズに採用されるARM社Maliではなく、イマジネーションテクノロジーズ社製のPower VR GE8300が採用されています。GE8300は意外なところではAmazonのFire TV Stick 4KのGPUにも採用されてます。
RAMは4GB、ストレージは32GBと64GBが選択できるようです。エントリーモデルとは言えRAMもストレージも増えてきましたね。Android Oneモデルを除けば、今後はこれぐらいの容量が標準となっていくのでしょうか?
ディスプレイサイズは5.71インチのHD+。アスペクト比は19.9:9。水滴型ノッチの採用でディスプレイ面を大きくとっています。カメラはリア16MP+2MP、フロント16MPの構成。イメージセンサーのメーカーは分かりません。この辺りはエントリーモデルだねという感じを受けますが、セルフィー撮影をよくするお国柄かフロントカメラの解像度が高めなモデルが増えていると思います。
セキュリティ面では顔認証、指紋認証はもちろん標準装備ですが、指紋認証はサイドに持ってきています。そう言えば、サイド指紋認証の本家本元と言えるソニーのXperiaの最新モデルXperia 1ではサイド指紋認証が復活してましたね。ただ、画像を見ると電源キーと指紋センサーがわかれていて、UMIDIGI Oneのように電源キーも兼ねている構造ではないようです。
2.デザイン
最新のスマホとしてごく普通のデザインです(決して悪い意味ではありません)。
カラーバリエーションなんですが…公式ホームページを見るとブラック、ブルー、ネビュラの3色展開となっていますが、ECサイトなどでは上の画像のようにイエローもあったりとよく分からないことになっています。仕向け地によって変えたりしているのか、あるいはこれの上位モデルとなるA6の画像をそのまま持ってきたのか…。あと、さらにレッドやグレーもあったりするようなんですよね。これについては続報を待ちたいと思います。
他社では『トワイライト』と呼称することが多いグラデーションカラーですが、Elephoneでは『ネビュラ』(Nebula、星雲)と呼んでいます。ああ、確かに星雲の写真と比べると色使いなどはそれに似ていますね。
3.まとめ
Elephone A6 miniは中国の通販サイト「Banggood」と「geekubuying」で「入荷お知らせ」のステータスとなっており、3月2日現在の参考価格はBanggoodが安く、RAM4GB/ストレージ32GB版が129.99ドル(14,666円)、RAM4GB/ストレージ64GB版が149.99ドル(16,923円)です。
MediaTek Helio Aシリーズを搭載し、RAMも一昔前のハイエンド機に迫るなど、今までの低価格エントリーモデルとは一線を画す、今年の激安中華スマホの一つの基準点になりそうな製品かもしれません。
4.関連リンク
Elephone A6 Mini(3GB/32GB):Banggood
Elephone A6 mini(4GB/64GB):Banggood
Elephone A6 Mini:geekbuying