DOOGEEがAndroidタブレット「R20」を発売します。昨年くらいから中国のタフネススマホメーカー各社が続々とリリースしている「タフネスタブレット」ジャンルの製品で、従来モデル「R10」のシステムスペックが競合製品に比べてやや控えめだったのに対し、このR20はR10から大きくスペックアップしています。
1.スペック
スペック表
DOOGEE R20 | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大20GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.36インチ(2,000 x 1,200)(推定) |
LTEバンド | バンド不明 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他)(推定) |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth(いずれも詳細不明) |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン16MP/アウト50MP |
バッテリー | 21,600 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
DOOGEE公式サイトによれば「1月27日午後5時(日本時間)」という発売予定なのですが、まだ完全なスペック表が出ていません。しかし、主要なところはわかっています。
OSはAndroid 13、SoCはHelio G99です。このあたりは従来モデルのR10と同じですし、他社の主力製品と変わりません。RAMは8GBで拡張機能により最大20GBとして使え、ストレージは256GBと従来モデルから倍増となりました。
ディスプレイについて、正確な解像度が開示されていないものの、「10.36インチで2K解像度」「アスペクト比5:3」という説明から、従来モデルと同様に2,000 × 1,200であると推測します。また、DOOGEE MALLの製品説明によればWidevineもL1ということなので、動画サブスクでHD以上の画質で視聴が出来そうです(既存の他社製タフネスタブレットの多くはWidevine L3です)。
カメラはイン側16MP、アウト側50MPで、アウト側の画素数が非常に高いものになりました。タフネススマホは一般のAndroidタブレットと比較してカメラ画素数の高いものが多く、撮影画質にも期待ができそうです。
で、バッテリーです。従来モデルの10,800 mAhでも十分だったと思うのですが、R20はなんと21,600 mAh。33Wの急速充電とリバースチャージ(この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能)もついています。これならキャンプ場などでスマホやイヤホンなどのバッテリー切れは心配しなくて良さそうですね。
2.筐体
従来モデルのR10よりも「よりタフネス」な外観になりました。タフネススマホをそのまま大きくしたような背面デザインです。トップ画像を見ていただくとわかる通り、この画像の色の他にオレンジとグリーンも設定されるようです。
もちろんMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性とIP68/IP69Kの防水・防塵性能も備えています。また、残念ながら現時点で筐体サイズは開示されていませんが、画像を見る限りタテ・ヨコサイズは他社のタフネスタブレットと大差なく、重量は1キロ前後(バッテリー容量が非常に大きいので…)と思われます。
3.価格など
DOOGEE R20はDOOGEE公式サイトに製品ページが、DOOGEE MALLとAliExpress内のDOOGEE Official Storeに販売ページがありますが、この記事執筆時点だと製品ページが未完成(AliExpress)のため十分な製品情報は得られていません。DOOGEE公式サイトによれば1月27日午後5時(日本時間)から発売記念セールが開催されるとのことですが、販売価格はまだ明らかになっていません。競合製品(Blackview Active 8 ProやOUKITEL RT7 Titan 4G、FOSSiBOT DT 2など)のセール価格を参考にすると、250ドル前後(37,500円前後)になるものと予想します。
近日中にAliExpressの製品ページが完備されるはずで、まずはその内容を確認してから判断することになりますが、本当にWidevineがL1なのであれば一気に魅力的になると思います。
4.関連リンク
DOOGEE R20:DOOGEE公式サイト
DOOGEE R20:DOOGEE MALL
DOOGEE R20:DOOGEE Official Store(AliExpress)