SKTがAndroid OSを搭載するE-Inkタブレット「BOOX Nova Air2」を発売しました。従来モデルのBOOX Nova Airからの変更点は小さいのですが、7.8インチのE-Inkディスプレイを搭載しつつ薄型軽量で、Google Playからアプリの導入もでき、ワコム方式の筆圧対応ペン入力も可能と、様々な用途で使える製品です。
1.BOOX Nova Air2 概要
スペック表
BOOX Nova Air2 | |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm 8コア |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 7.8インチE-Ink Carta(1,872 x 1,404) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | なし |
バッテリー | 2,000 mAh |
サイズ | 194 × 136.5 × 6.3 mm |
重量 | 235 g |
BOOX Nova Airからの変更点(ハードウェア)
・OSがAndroid 10からAndroid 11に
・CPU(アップグレードされたとのこと)
・筐体のデザイン
コメント
スペック表だけ見ると、OSのバージョン以外の変更点はありません。CPUは従来モデルと変わらず「クアルコム 8コア」とだけ開示されていて、SKTの製品紹介ページによれば「アップグレード版」になった、ということなので、型番が変更され、よりパフォーマンスが向上したものと思われます。
筐体は従来モデルと全く同じで、ご覧のように筐体色が変わりました。従来モデルは「シルバー(梨地加工柄)」、ニューモデルは「アイボリーホワイト」です。色名はSKTの説明をそのまま記載していますが、「模様が変わった」感じですね。
BOOX Nova Air2に限った話ではありませんが、Android OSを搭載し、Google Playが使えるE-Inkタブレットのメリットとして、様々なフォーマットのファイルを開ける(これは他のE-Ink端末でも可能なことが多いです)こと、AmazonのKindleアプリや楽天のKoboアプリ、その他の電子ブックリーダーアプリを導入できる、という点が挙げられます。また、もちろん電子ブックリーダーアプリだけでなく、Google Playにあるアプリも導入可能です。ただし、E-Inkは描画速度が遅く、ゲームや動画視聴などには向きません。
BOOX Nova Air2は厚さが6.3 mm、重量が235 gと薄型軽量で、液晶パネルを搭載する一般的なAndroidタブレットよりもずっと取り回しがしやすいサイズ感です。
4,096段階の筆圧に対応(ワコム方式)するペン入力が可能、というのもBOOX Nova Air2の大きな特徴です(ペンは付属します)。
専用ケース(物理ボタン付きマグネットケース)も用意されています。従来はシルバーのみでしたが、新たにブラウンとグリーンが追加されました。
このケースは筐体保護だけでなく、「ページ送りボタン」がついています。ディスプレイをスワイプしてページ送りすることもできますが、ケースを装着すればボタン操作でもページ送りができるようになります。
2.BOOX Nova Air2 価格など
BOOX Nova Air2は12月12日の発売で、SKTNETSHOPやAmazon、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングで販売されます。価格は税込み49,800円です。また、SKTNETSHOPだと物理ボタン付きマグネットケースを同時購入すれば、ケースが半額となります。
従来モデルのBOOX Nova Airは発売当初税込み43,800円、その後価格改定で46,800円となりましたが、Nova Air2の49,800円というのはOSやCPUがアップグレードされていることを考慮すれば妥当だと思います。
また、他の電子ブックリーダー端末との比較でも、Google Playアプリの導入が可能であったり、ワコム方式のペン入力ができたりといった点でメリットが大きいと言えますし、(いつも書いていることですが)「なんでもAmazon、なんでも楽天というのはイヤ!」という人にもいいんじゃないかと思います。
3.関連リンク
BOOX Nova Air2:SKT 製品紹介
BOOX Nova Air2:SKTNETSHOP
BOOX Nova Airシリーズ 物理ボタン付きスリープケース:SKTNETSHOP
BOOX Nova Air2:Amazon
BOOX Nova Air2:楽天
BOOX Nova Air2:Yahoo!ショッピング