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Boox Max2 Pro - 13.3インチのAndroid OS搭載大型E-inkタブレット。筆圧対応のペン入力ができて、PCの外部モニターにもなります!

Boox Max2 Pro
SKT株式会社が中国のOnyx International製のE-ink搭載Androidタブレット「Boox Max2 Pro」を発売します。AndroidタブレットにしてE-inkを搭載する「BOOX」と言えば、これまでにウインタブでは何度か実機レビューをさせてもらっていますし、昨年末の「BOOX Nova」がヒット商品となったことは記憶に新しいところです。

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今回発売される「Boox Max2 Pro」は13.3インチサイズと、E-inkタブレットとしては大型で、従来機「Boox Max2」から大きく性能アップした製品です。

1.スペック

OS: Android 6.0
※Google Playストアあり
CPU: 1.6GHz クアッドコア
RAM: 4GB(LPDDR3)
ストレージ: 64GB
 ※SD、microSDカードリーダーなし
ディスプレイ: 13.3インチE-ink(2,200 × 1,650)207PPI
 ※16階調グレーススケール
 ※リフレッシュ技術:Regal
 ※静電容量方式タッチ
 ※フロントライト無し
 ※ワコム4,096段階筆圧検知のペン入力
入出力: microUSB、microHDMI、イヤホンジャック
 ※マイク、スピーカーあり
ネットワーク: 801.11 b/g/n、Bluetooth 4.1
バッテリー: 4,100 mAh
サイズ: 325 x 237 x 7.5 mm / 550 g
物理ボタン: バックボタン、電源ボタン、次ページ、前ページ、メニュー

E-ink端末というと、Kindle PaperwhiteやKoboなどの小型電子ブックリーダーをイメージしますが、BOOX社のタブレットはOSにAndroidを搭載する、「普通のタブレット」でもあります。Androidのバージョンは6.0と、決して新しくはありませんが、この手のE-inkタブレットは「つい最近Android 6になったばかり」という感じです。また、Google Playがプリインストールされていますし、「BOOXストア」というアプリストアも入っているようなので、この製品の特性に合わせたアプリの導入ができると思います。

CPUは「1.6 GHzクアッドコア」とだけ開示されていて、具体的な型番は不明です。また、RAMは4GB、ストレージは64GBと、従来モデルBOOX Max2の2GB/32GBから増量されています。SD(microSD)カードには対応しないものの、電子ブックリーダー的な使い方が多くなると思いますので、容量には十分な余裕があると思います。

ディスプレイは13.3インチのE-inkで、解像度は2,200 × 1,650(アスペクト比4:3)と、iPadを大きくしたような形状となります。読者の皆さんはすでにご存知と思いますが、念のために書いておくと「ディスプレイはカラーではなく、モノクロ(正確には16階調のグレースケール)です」。

Boox Max2 Pro
また、このディスプレイはワコムデジタイザー搭載です。信頼のワコム製で4,096段階の筆圧に対応し、傾き検知にも対応します。ちなみに従来モデルでは2,048段階の筆圧対応、となっていましたので、この部分でも性能アップを果たしたことになります。

「E-inkでペン入力ってどうなの?」と思われる人も多いでしょうね。別製品ではありますが、同じBOOXで4,096段階の筆圧に対応する「BOOX Note」をライターのnatsukiさんがレビューしていますので、こちらを参考にしてみてください。
BOOX Note レビュー - ついに登場! 電子ペーパーの可能性をとことん堪能できる、ロマンあふれる端末(実機レビュー:natsuki)

SKTではこの製品の活用法を3つ紹介しています。

Boox Max2 Pro
まずは、一番わかりやすい「eReaderモード」です。普通に電子ブックリーダーとして使うもので、この使い方に関してはライターのnatsukiさんがこれまでBOOX製品でいろいろ試してくれています。直近だと「BOOX Nova」のレビューですね。Android OSを搭載していてGoogle Playからのアプリインストールも可能なので、様々なリーダーアプリを使うことができます。

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Boox Max2 Pro
次に「タブレットモード」です。これはモードというより、「そのまんま」の機能で、E-inkディスプレイの応答速度、というボトルネックはあるものの、普通にAndroidタブレットとして使えます(ただし、経験上、動画視聴とか動きの激しいゲームには向きませんし、厳しいです)。上の画像にあるように、キーボードを接続してテキストライティングなども可能です。

Boox Max2 Pro
そして、「モニターモード」。microHDMIポートがあり、なんと「入力」を受け付けますので、外付けのモニターとして使うことができます。「E-ink専門店」であるSKTはE-inkを採用したモニター「Paperlike Pro Touch」も取り扱っていて、従来のモニターが発する強い光やブルーライトなどのない、目に優しいPC環境を、ということを提唱していますので、その理念にも合致した使い方です。

なお、Paperlikeシリーズと、このBOOX Max2 Proの違いについて、SKTではこのように説明しています。

BooxMax2Proはタブレット、PaperlikeはPCモニターになります。Max2にもHDMI機能はありますが、色の表示であったり、速度、長時間使っている際にスリープ機能が働くなどの動作が現状はありますので、PCモニターをメインとして使うのであればPaperlikeをお勧めします。

2.筐体

Boox Max2 Pro
従来のBOOX製品は、基本的に「黒」だったのですが、Max2 Proはホワイトの筐体です。ただし、画像から確認する限り従来モデルとの外観の差は色だけのようです。下部左側に物理ボタンが4つ配置されています。

Boox Max2 Pro
背面もホワイト。この製品は一般的なタブレットとは異なり、カメラを装備していませんので、本当に無地というか何もありません。なお、BOOX Max2 Proは13.3インチサイズながら重量はわずかに550 gしかなく、一般的なタブレットと比較して圧倒的に軽量です。

3.価格など

Boox Max2 Pro
BOOX Max2 Proは2月15日の発売予定で、AmazonとYahooショッピングで販売されます。価格は89,800円(税込み96,984円)です。

13.3インチと大型なので、電子ブックリーダとして使う場合でも辞典とか図鑑といった大型のものも見やすくなると思いますし、マンガなんかもより楽しめると思います。また、SKTの提唱する「キーボードを接続してテキストライティング」とか「PC用のサブディスプレイ」のような使い方ができるというのも非常に魅力的です。こういう活用法を楽しむことができて、「使い倒せる」のであれば、この価格は決して高くないと言えるでしょう。

4.関連リンク

BOOX Max2 Pro:SKT 製品紹介ページ
BOOX Max2 Pro:Amazon

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