E-Ink製品の専門店 SKTがE-Ink搭載のAndroidタブレット「BOOX Go 6」を発売しました。すっかりワイドバリエーションになり、多機能にもなったBOOXシリーズですが、その中にあってこのBOOX Go 6は6インチとコンパクトなベーシックモデルという位置づけで、価格も27,800円と手頃です。
1.概要
スペック表
BOOX GO 6 | |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm 2.0GHz 8コア |
RAM | 2GB LPDDR4X |
ストレージ | 32GB eMMC |
ディスプレイ | 6インチ HD Eink Carta1300(1,448 × 1,072) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 1,500 mAh |
サイズ | 148 x 108 x 6.8 mm |
重量 | 146 g |
コメント
OSはAndroid 11と、直近で発売された「BOOX Go Color 7 / BOOX Go 10.3」のAndroid 12よりも古いです。しかし、「Androidなので」Google Playのアプリが導入可能で、多彩な電子ブックリーダーアプリの導入ができます。この点は「電子ブックリーダーとしてのBOOX」がKindleやKoboよりも優れている点と言えるでしょう。
CPUの型番は開示されていません。が、そもそもE-Inkディスプレイは液晶や有機ELと比較して描画速度が遅く、ゲームや動画視聴にはあまり向かない(直近のBOOX上位モデルはこのあたりがかなり改善されていますけどね)ので、ハイエンドクラスのCPUを搭載する意味は大きくありません。また、RAMは2GB、ストレージは32GBと、Android端末としては「ミニマムもいいところ」なので、BOOX Go 6についてはAndroid OS搭載とは言え「ほぼ電子ブックリーダー」としての利用に限定されると思います。また、microSDカードによるストレージ拡張が可能です。
ディスプレイは6インチの「E Ink Carta 1300スクリーン」が採用されており、SKTによれば「まるで高品質な紙に印刷されたかのようなシャープなテキスト表示と、強化されたコントラストにより、黒はより深く、白はより明るくなりました」とのことです。
テーマは白と黒を選べ、フロントライトも搭載していますので、日中、夜間とも快適に読書が楽しめます。
筐体は非常にシンプルかつコンパクト、重量もわずかに146 gと軽いので気軽に持ち運びができます。
レザー調で高級感のあるケースも用意されています(別売りです)。BOOX Go 6にはスマートウェイクアップ機能もついており、ケースを開くとすぐにアプリにアクセスできます。
2.価格など
BOOX Go 6はSKTNETSHOPやAmazon、楽天、Yahooショッピングで販売中で、9月13日現在の価格は27,800円です。
冒頭にも書きましたが、BOOXタブレットは近年サイズや機能の選択肢が非常に多くなり、カラーE-Ink搭載とかペン入力対応とか、高価なモデルもラインナップされています。しかし、このBOOX Go 6はコンパクトで軽量、手頃な価格ながらAndroid OS搭載により多彩な電子ブックリーダーアプリが使える、「ベーシックで魅力的なBOOX」だと思います。
3.関連リンク
BOOX Go 6:SKT 製品紹介
BOOX Go 6:SKTNETSHOP
BOOX Go 6:Amazon
BOOX Go 6:楽天
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。