こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中華スマホの「Blackview」といえばアウトドアスマホのBVシリーズを思い浮かべます。ウインタブでも「BV8000 Pro」を実機レビューしたことがあります。もちろん普通のスマホも作っているんですが、BVシリーズのイメージが強烈なんですよね。今回紹介する「P10000 Pro」もまた、かなりいかつい外観の重量級スマホなんですが、アウトドアスマホではありません。なんでこんなにいかついのか、と言いますと…
1.スペック
この製品は11,000 mAhという、超大容量のバッテリーを搭載しています。大容量バッテリーというのも最近の中華スマホではトレンドになっていますが、私の知る限り11,000 mAhというのは「DOOGEE BL12000」の12,000 mAh(ギネス申請中らしいです)に次ぐ容量になります。
この製品の外観が「いかつい」のは、大容量バッテリーを搭載することによる筐体の大型化(特に厚さ)をカバーするデザインにした、ということだと思います。厚さ14.65 mmですからねえ。
スマホとしての基本性能もなかなかのものです。CPUはHelio P23、RAMは4GB、ストレージは64GBと、ミッドハイクラスの性能になっていますし、ディスプレイも縦長(アスペクト比18:9)で解像度もFHD+、日本のシャープ製です。
また、カメラも前後デュアルレンズになっています。ただ、サブレンズが0.3MPということなので、どんな補助機能を帯びたものなのかが気になりますが、そのへんのところは不明です。Blackview BV8000 Proの実機レビューはかのあゆさんが、読者レビューは仙鶴さんという方にしていただいたのですが、かのあゆさんは比較的高評価、仙鶴さんは好意的ながら若干辛口の評価となっていました。そのへんを考慮すると、この製品のカメラも、決して悪くはないんでしょうが、似たスペックの国内向けスマホには及ばない、という可能性はあります。
2.筐体
上下にベゼルを残しつつ、縦長デザインをとった製品ですが、やや角ばっていて強そうに見えます。ある意味私達がイメージするBlackeviewらしいデザインと言えなくもないですが、IP68だとかゴリラガラスだとかの、アウトドア系の性能(装備)はないようです。
筐体色は「ミラーシルバー」「ミラーグレー」「レザーグレー」の3色ですが、いずれもブラック(ダークグレー?)基調の配色です。ミラーグレーは側面がメタリックシルバーになっています。
デザインがちょっと変わっているのがレザーグレーですね。この製品だけ背面が「Australian Calf Real Leather(本革)」になっています。それ以外の2色は背面が鏡面仕上げです。
まだCGの段階ですが、メーカーがYouTubeに紹介動画をアップしていましたので、リンクしておきます。
3.価格など
Blackview P10000 Proは中国の通販サイト「Banggood」と「Gearbest」に製品ページがあり、4月7日現在ともに「入荷お知らせ」というステイタスです(販売は開始されていません)。参考価格はGearbestが239.99ドル(26,084円)、Banggoodが279.99ドル(30,772円)となっています。Gearbestの参考価格付近で販売が開始されるとしたら、「だいたい25,000円くらい」で買えそうですね。大容量バッテリーを別にしても200ドルくらいの価格になりそうなスペックなので、それに大容量バッテリーのメリットを考慮すれば、なかなか魅力的なお値段と言えそうです。
読者からいただくコメントを拝見していると、大容量バッテリーに関心を持つ人は少なくないと思われます。一方でサイズは確実に大きく、重くなっていますので、「バッテリーを取るか重さを取るか」というトレードオフになるのかも知れません。
4.関連リンク
Blackview P10000 Pro:Banggood
Blackview P10000 Pro:Gearbest
コメント
こういう大容量のバッテリーを搭載したスマホがたくさん出てくるのは嬉しいけど、socとか同じだから差別化を図るためにスナドラ600番台搭載したやつ個人的に出てほしいです。
Mi max2とoukitel k10000proでブラウザの可動テストで稼働時間がおんなじだったので…
最近の機種は3〜4000くらいのバッテリーで
電源管理で長持ちを実現しているので
フルタイムベタベタ使い倒すと結構早く限界が来ます。
実際、朝から夜までPowerやらM2触ってて感じました。
原始的な大バッテリーて、地味にそのシチュエーションに強いんですよね。