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Blackview BV6800 Pro - 本格的なアウトドア筐体を備えた、「いかにも」な5.7インチスマホ

Blackview BV6800 Pro
中国メーカー「Blackview」はアウトドアスマホ専業とは言えない(普通のスマホも作ってます)ものの、メインの製品ラインナップは明らかにアウトドアスマホ優勢になっていて、「ほぼ専業」と言っていいくらいです。ウインタブでは過去にBlackviewのアウトドアスマホを何度かレビューしていますが、鈍器のように頑丈で、「いかにも」な筐体デザインはこのジャンルの製品が好きな人にはたまらない魅力があると感じています。

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今回紹介する「BV6800 Pro」はBlackviewのトップモデルではなく、中位クラスの製品で、CPUもMT6750Tなので、処理性能から見るとエントリー~ミドルくらいなのですが、CPU以外の部分では贅沢な作りになっていて、アウトドア好きな人にはとても魅力のある内容になっています。

1.スペック

Blackview BV6800 Pro
OSはAndroid 8.0でCPUは上に書いたとおりMT6750Tです。ということで、そんなに高性能ではありませんが、RAMは4GB、ストレージは64GBと十分な容量になっていて、ディスプレイもノッチタイプではないものの、アスペクト比18:9の縦長タイプですし、解像度もFHD+と、アウトドアスマホとしては高精細です。

SIMはgeekbuyingの説明だとMicro SIM × 2になっていますが、メーカーサイトにはSIMサイズの記載がなく、実はNano SIMである可能性もあります。現状この製品はウインタブが巡回しているサイトではgeekbuyingにしか取り扱いがなく、この点は少し不安です。

もうひとつ不明な点がありまして、「カメラ」です。イン側が8MPのシングルカメラ、アウト側がデュアルカメラであることは間違いないのですが、アウト側のカメラ画素数が「16MP」としか記載されておらず、サブレンズの画素数がわかりません(メーカーサイトにも記載がありませんでした)。ただし、ソニー製のセンサーを使用しており、撮影品質には自信があるようです。

Blackview BV6800 Pro
Blackview製品はワイヤレス充電に対応しているケースが多く、この製品もQi規格のワイヤレス充電が可能です。また、バッテリー容量も6,580 mAhと大きく、終日充電なしでしのげるだろうと思います。

Blackview BV6800 Pro
「ほぼアウトドアスマホ専業」のBlackviewですから、アウトドアユースに便利なアプリがたくさんプリインストールされています。これはBV6800 Proに限った話ではなく、基本的にBlackview製品のほとんどに入っています。「海とか山で使えや!」ということでしょう。

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もちろんIP68レベルの防水・防塵機能を備え、ミルスペック(MIL STD810G)相当の耐久テストもクリアしています。

2.筐体

Blackview BV6800 Pro
筐体は別に小さくはありません。重量も277 g(メーカーサイトに170 gという記載がありましたが、「そんなわけあるか!」ということです)と、一般的なスマホと比較するとめちゃめちゃ重いです。しかし、前面はアウトドアスマホとしては比較的スッキリしているように思われます。ただし、上下左右がきっちり補強されているので、ひと目でアウトドアスマホであることはわかります。

背面はBlackviewらしいといいますか、それなりに派手ですね。先日Blackviewのハイエンド「BV9500」の実機レビュー記事を掲載しましたが、それよりはおとなしいと思います。というか、BV9500はかなり強烈なデザイン(特に厚み)ですから…。

Blackview BV6800 Pro
筐体色は「ブラック」「イエロー」「グリーン」の3色で、いずれもブラックが基調色、アクセントカラーが異なります。

残念ながら側面画像が入手できませんでした。なので、USBポートの形状(パッキンがついているのか、防水タイプのポートなのか)についてはなんとも言えません。ただし、オーディオジャックは廃止され、USB Type-Cに変換アダプター(同梱されます)を介してイヤホン接続するタイプになっています。

3.価格など

Blackview BV6800 Proは中国の通販サイト「geekbuying」でプレオーダー中で、11月2日現在の価格は199.99ドル(23,224円、11月6日までのセール価格)です。

MT6750T搭載機、ということだけに注目してしまうとこの価格は高いです。200ドル弱ということならHelio P23搭載機が購入できますから。しかし、この製品はCPU性能を売りにしているわけではなく、「アウトドア筐体」がメインのセールスポイントですし、CPU以外の部分、例えばRAMやストレージ、バッテリー、ディスプレイ解像度といった部分が高性能(大容量)です。また、カメラについては画素数が不明なのでなんとも言えませんが、メーカー側ではかなりの自信があるようです。

この辺を踏まえると、トータルで評価した価格は決して高くはなく、実際に海や山にスマホを持ち出したいというニーズのある人にはとても魅力的な製品だと思います。

4.関連リンク

Blackview BV6800 Pro:geekbuying

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