Blackviewがタフネススマホ「BV5200」を発売します。つい先日、この製品と同時に発売記念セールが開催される「BV7100」をご紹介したのですが、このBV5200はセール価格が99.99ドルからと、非常に安価に購入できます。スペックの方も「それなり」ではありますが、用途を絞って使うサブ機、予備機としては結構有能な製品だと思います。
1.Blackview BV5200 スペック
スペック表
Blackview BV5200 | |
OS | Doke OS 3.0 (Android 12ベース) |
CPU | MediaTek Helio A22 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 6.1インチ(1,560 × 720) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD: B40 |
SIM | nanoSIM x 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 5,180 mAh |
サイズ | 161.6 × 77.86 × 13.65 mm |
重量 | 268 g |
コメント
同時発売(で、いいと思います)のBV7100と同じく、OSはAndroid 12ベースの独自UI、Doke OS 3.0です。Blackviewは中華メーカーとしては珍しく、独自UIに力を入れていますが、最新の3.0についてはまだウインタブで実機を試せていません。独自テーマやフローティングウインドウの採用など、見どころが多そうなんですけどね。
CPUはHelio A22で、Antutu Ver.9のスコアは9万点前後なのでAndroid OSの基本操作は問題なくこなせると思いますが、ゲームプレイには向きません。RAMは4GBで、メモリ拡張機能があり、ストレージ領域から最大3GBをメモリ領域として使えますので、合計で最大7GBとなります。一方でストレージは32GBと明らかに容量不足です。ただし、microSDカードによるストレージ拡張には対応しています。
ディスプレイは6.1インチのHD+解像度です。6.1インチというのは最近のAndroidスマホとしてはやや小さめな部類ですが、この製品はタフネススマホなので、筐体が小ぶり、というわけではありません。
カメラはイン側5MP、アウト側13MPのシングルカメラと、エントリーモデルらしい仕様です。ただし、「ArcSoft社のカメラアルゴリズムを採用」とあり、メーカー側では画質の良さをアピールしています。実際の画質についてはなんとも言えませんが、中華メーカーのエントリーモデルでカメラのチューニングに社外の技術を取り込んでいるという点は評価していいと思います。
バッテリーはBV7100(13,000 mAh)のような超大容量ではないものの、5,180 mAhと大きな容量ですし、リバースチャージにも対応しています。リバースチャージは特にこの製品をサブ機として運用する上ではとても便利な機能だと思います。
サイズについて、重さ268 gというのは普通のスマホではめちゃめちゃ重いと言えますけど、タフネススマホとしては軽量な部類です。
2.Blackview BV5200 筐体
各部名称です。前面は水滴型ノッチを採用していて、ノッチはかなり小さめです。背面はタフネススマホらしい、とも言えますが、タフネススマホとしてはややおとなし目のデザインだと思います。
なお、この製品はMIL規格(MIL-STD810H)の堅牢性とIP68/IP69Kの防水・防塵性能があり、水中での写真撮影も可能です。
左側面にはカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン)があります。BV7100では電源ボタンが指紋センサーを兼ねていましたが、このBV5200は指紋認証には対応していないようです。
筐体色はご覧の3色。他のタフネススマホと同様に、基調色がブラックでアクセントカラーのみ異なります。
3.Blackview BV5200 価格など
Blackview BV5200はAliExpress内のBlackview Official Storeにて9月14日午後4時(日本時間)よりワールドプレミア(セール)が予定されています。セール価格は99.99ドル(15,043円)です。CPU性能が低いとかストレージが32GBしかないとか、それなりにツッコミどころのある製品ではあるものの、この価格なら納得ですね。というか、100ドルで買えるタフネススマホとしては十分な仕様だと思います。
また、この製品をメインスマホにしたいと思う読者はいないと思いますし、ウインタブとしてもおすすめできません。しかし、アウトドア用のサブ機、予備機としては魅力的だと思います。また、その場合はリバースチャージに対応しているのもありがたいですね。用途を絞って使うには良い製品だと思います。
4.関連リンク
Blackview BV5200:Blackview Official Store(AliExpress)