Blackviewがタフネススマホ「BL8800 / BL8800 Pro」を発売します。この製品は既存モデルの「BV8800」の「フォローアップ版」と位置づけられており、外観もよく似ていますし、筐体サイズも同じです。しかし、BV8800が4Gモデルであるのに対し、このBL8800/BL8800 Proは5G対応し、BL8800 Proはアウト側にサーマルカメラも搭載しています。
1.Blackview BL8800 スペック
スペック表
Blackview BL8800 | |
OS | Doke OS 3.0 (Android 11ベース) |
CPU | MediaTek Dimensity 700 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.58インチ(2,408 × 1,080) |
LTEバンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78/79 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 19/20/25/26/28A/28B/30/66 TDD: B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | BL8800 Pro:イン16MP/アウト50MP+5MP+2MP+サーマル BL8800:イン16MP/アウト50MP+20MP+8MP+2MP |
バッテリー | 8,380 mAh |
サイズ | 176.2 × 83.5 × 17.7 mm |
重量 | 365 g |
コメント
BL8800、BL8800 Proとも単一バリエーションで、両者の違いは「カメラ」のみです。
OSはAndroid 11ベースの独自UI「Doke OS」で、Blackviewの意欲作とも言え、最近のモデルにはすべてこのUIが採用されています。CPUは5GモデルということでDimensity 700が搭載されています。ウインタブではこのCPUを搭載するPOCO M3 Pro 5Gを実機レビューしていますが、その際のAntutu Ver.9のスコアは33万点でしたから、メインスマホとしても使える、ミッドレンジクラスの実力があります。
RAMとストレージは8GB/128GBと十分な容量で、microSDカードリーダーはありません。ディスプレイは6.58インチのFHD+解像度ですが、従来モデルのBV8800のリフレッシュレートが90 Hzであるのに対し、BL8800では60Hzになっています(メーカー確認済み)。
通信バンドはグローバル対応します。スペック表を見る限り日本の主要なバンドもしっかりカバーされています。
カメラについてはBL8800とBL8800 Proで仕様が異なります。インカメラの16MP、メインのアウトカメラの50MPというのは同じですが…
BL8800 ProはFLIRのサーマルカメラを搭載しています。
これがサーマルカメラで撮影した画像サンプルです。このように被写体の温度を色で表現することができるのがサーマルカメラで、最近になって一部のタフネススマホに搭載されはじめています。
一方、BL8800のほうはサーマルカメラではなくナイトビジョンカメラを搭載しています。
ナイトビジョンカメラはモノクロとなりますが、真っ暗闇でも撮影ができるスグレモノで、こちらも最近のタフネススマホで採用例が増えています。
バッテリーは8,380 mAhと大容量で、BV8800と同様、33Wの急速充電に対応し、さらにリバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリーがわりにして他のデバイスを充電できる機能)も搭載しています。個人的にはリバースチャージ機能がある、という時点で非常に高評価です(だって、便利ですよね…)。
2.Blackview BL8800 筐体
BL8800とBL8800 Proはほぼ同じ外観で、カメラ部分のみが異なります。こちらはBL8800 Proのほうです。
BL8800 Proの筐体色はオレンジのほか、グリーンとブラックの3色があります。
こちらがBL8800。カメラ部分の下部にナイトビジョン用の赤外線センサーがついているのが特徴です。
BL8800の筐体色もオレンジ、グリーン、ブラックの3色。ただ、画像を見る限り、BL8800のほうが基調色が濃い(黒い)ようですね。
どちらもIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性があります。
ディテール部分です。Blackviewは長い間タフネススマホを手掛けていますし、この製品はBleckview自らが「フラッグシップ」と位置づけていますので、筐体品質については心配いらないでしょう。
また、冷却については「液冷システム」を採用しています。
3.Blackview BL8800 価格など
Blackview BL8800 / BL8800 ProはAliExpress内のBLACKVIEW Official Storeに製品ページがあり、5月23日午後5時(日本時間)からワールドプレミア(セール)が予定されています。
これ、BLACKVIEW Official Storeの製品ページのスクリーンショットですが、これを見ると「BL8800が219.99ドル、BL8800 Proが269.99ドル」であるのは「固い」と思います。でも、製品画像のところに「$30 GET」という文言があったり、製品価格の下のところにストアクーポンが表示されていたりするので、ひょっとするとさらに安く購入ができるかもしれません…。
この製品は5G対応しますし、CPU性能もミッドレンジクラスなので、219.99ドルでも十分に割安だと思います。また、BL8800 Proの269.99ドルというのは、サーマルカメラを搭載していることを考慮すれば激安レベルと言っていいでしょう。
中華タフネススマホの購入を検討している人には「有力(あるいは最有力?)候補」が出てきたんじゃないか、と思います。
4.関連リンク
Blackview BL8800 / BL8800 Pro:BLACKVIEW Official Store(AliExpress)
コメント
鉄板最強出ちゃった
わかってるね
Blackviewは2画面とか無いって信じてた