Blackviewがタフネスタブレット「Active 10 Pro」を発表しました。発売記念セールが12月9日の予定なので、1111セール(シングルデーセール)やブラックフライデーセールには間に合わないようですが、「Balckview、全力を出したね」と感じさせてくれる、極めてスペックの高い製品です。
1.概要
スペック表
Active 10 Pro | |
OS | Doke OS_P 4.0(Android 14ベース) |
SoC | MediaTek Dimensity 7300 |
RAM | 12GB(拡張機能により最大36GB) |
ストレージ | 512GB |
ディスプレイ | 10.95インチ(1,920 x 1,200)90Hz |
バンド | 5G:n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/30/66 TDD-LTE:B34/38/39/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.4 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン50MP/アウト108MP+20MP |
バッテリー | 30,000 mAh |
サイズ | 267.6 × 179 × 19.5 mm |
重量 | 1,214 g |
コメント
OSはAndroid 14ベースのカスタムUI、Doke OS_P 4.0です。Doke_OS_Pは多くの独自機能を搭載しており、PCモード(Windows PCのようにアプリをウインドウ表示でき、見た目もパソコンのOSっぽくなる)も使えます。また、製品ページには「Android 16までのバージョンアップを保証(約束)する」との記載がありました。
SoCはDimensity 7300。5Gに対応する型番で、メーカー公称のAntutuスコアは662,597点です。中国タブレットの搭載SoCとしては非常に高い性能と言えます。RAMは12GBで拡張機能により最大36GBとして使え、ストレージも512GBと大容量、microSDカードも使えます。
ディスプレイは10.95インチで解像度は1,920 × 1,200、リフレッシュレートは90Hzです。前面ガラスはゴリラガラス 5、Widevine L1でNetflixも含め、ほとんどの動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴が可能です。…私はキャンプ場でも動画サブスクを観たいですし、ライターのかのあゆさんはキャンプ場でもゲームをしたい人なので、高性能SoC & 高リフレッシュレート & Widevine L1というのは歓迎です。
カメラも強力です。イン側が50MP、アウト側は108MPのメインカメラと20MPのナイトビジョンカメラを搭載しています。画素数だけ見れば「文句なし」ですが、それに見合う撮影品質になっているかどうか…。私の経験上、タブレット製品でアウトカメラを使う機会はほとんどなく、「アウトカメラはなくてもいいのでは?」と思ったりするのですが、(レジャーも含む)屋外で使うことが想定されるタフネスタブレットであれば写真撮影の頻度も少なくないでしょうから、Active 10 Proで高画質カメラを採用する意味はあると思います。
バッテリーは30,000 mAhと巨大です。ここまで大容量だと「充電に時間がかかりそう…」と心配になりますが、Active 10 Proは55Wの急速充電に対応します。ただし「それでも50%までの充電に130分、100%の充電には360分かかる」んですけどね。30,000 mAhと言えばモバイルノート3台分弱くらいの容量なので、ここは仕方ないかと。それと、55Wの充電器(ACアダプター)が付属するのかどうかは不明です。
筐体色はブラックとオレンジの2色。基調色はブラックでアクセントカラーが異なります。筐体はさすがにデカくて、厚さは2センチ弱、重さは堂々の1,214 gです。バッテリーも巨大ですし、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格(MIL-STD-810H)の堅牢性も備えているので、重いのはわかりますが、1キロオーバーのタブレットを普段使い、というのはちょっとキツイでしょうね。
背面には着脱式・アルミ製のスタンドがつきます(付属品です)。このサイズなので、スタンドがないと困りますよね。あと、説明はありませんでしたが、この画像を見る限り「持ち運び用のハンドル」としても使えそうです。
背面にライトも装備しています。400ルーメンの明るさで、メーカーいわく「キャンピング・ランタン」。確かにキャンプ場では重宝しそうです。
2.価格など
Blackview Active 10 ProはAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、12月9日から発売記念セールが予定されています。セール価格は不明です(製品ページの価格表記はダミーです)。…いくらくらいになるんでしょうね?2023年8月にOUKITEL RT7 Titan 5Gという高性能な5Gタフネスタブレットが発売され、その際のセール価格が299.99ドル(当時の為替レートで約45,400円)でしたが、Active 10 Proはそれよりもスペックが高く、物価上昇の影響もあるでしょうから、5万円強~6万円くらいになるのかな、と勝手に予想しておきます。
…まあ、マニア向けの製品かな、とは思いますけど、私はキャンプ場にこの製品を持っていきたいですね。
3.関連リンク
Blackview Active 10 Pro:Blackview Official Store(AliExpress)
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
紹介文では触れられていないけど、メーカーの宣伝資料通りならSolid-State Battery (全個体電池)が搭載されているとのこと。
本当であれば世界初ではないかと思うんだけど、何故スルーされているのだろう?
サムスンでさえ2026年に実用化目指してるものこんな感じでさらっと実用化しないでしょw
私も無理だなとは思うので、考えられるとしたら下記のどれか。(3希望)
1.単なる書き間違え
2.全固体電池ではなく半固体電池(実用化済み)
3.謎のチャイナテクノロジー
不勉強で申し訳ないです。上の3つの中では「3だろ!」と思います。いろんな意味でのチャイナテクノロジーですよね?
話のネタ的には3が美味しいのですが、気温が-20度から60度まで使用できると記載してあるので、実は2が正解なのではと思い始めました。