Blackviewがスマートフォンのニューモデル「A85」を発売します(11月24日ワールドプレミアセール開始予定)。Blackviewですがタフネススマホではなく、「普通のスマホ」です。ただ、この製品に先立ち、サブブランドのOSCALから「C80」という製品が発売されていまして、ウインタブとしてはC80は「めちゃめちゃハイコスパ」な製品だと評価しています。
今回ご紹介するBlackview A85はOSCAL C80とよく似たスペックで、「ゲーム主目的でなければ全然行ける」と思います。そしてセール価格にも相当期待できます。
1.Blackview A85 スペック
スペック表
Blackview A85 | |
OS | Doke OS 3.0 (Android 12ベース) |
CPU | UNISOC T606 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.5インチ(1,612 × 720)90Hz |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD: B40 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth(ウインタブ推定) |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト50MP+8MP |
バッテリー | 4,480 mAh |
サイズ | 164.3 × 76.1 × 8.65 mm |
重量 | 193 g |
コメント
冒頭に書いた通り、Blackview A85の基本スペックはOSCAL C80とほぼ同じです。
OSはBlackviewの意欲作とも言える独自UI「Doke OS 3.0(Android 12ベース)」です。つい先日、タブレット製品「Blackview Tab 15」の実機レビューを掲載していて、Tab 15が搭載する「Doke OS_P 3.0」ではアプリのウインドウ表示が可能な「PCモード」が使えましたが、さすがにスマホにはこの機能は搭載されないようです。
CPUはUNISOC T606でメーカー公称値だとAntutuスコア224,884とのこと。普段使い用としてはほとんどのことが快適にこなせると思います。ただし、原神などの重量級3Dゲームを最高画質でプレイしたい、という人はこういう安価な製品ではなく、しかるべきコストを掛けてSnapdragon 8+ Gen1とかDimensity 9000とかを搭載する製品をおすすめします。
RAMは8GBでDoke OSのメモリ拡張機能により、最大で14GBとして使うことができます(ストレージ領域から最大6GBをRAMとして使います)。ストレージも128GBと、価格帯を考えれば十分な容量ですし、microSDカードも利用できます。
ディスプレイは6.5インチで解像度はHD+にとどまります。ここまでのスペックが「結構いい」ので、FHD+でないのがちょっと残念です。ただ、リフレッシュレートは90Hzです。
OS、CPU、RAM、ストレージはOSCAL C80と同じ、ディスプレイもほんの少ししか違いがありません(長辺が12ピクセルだけA85のほうが大きいですが、単なる表記ゆれの可能性が高いです)。一方で、カメラについてはちょっと大きめの差があります。
OSCAL C80は「イン8MP/アウト50MP+0.3MP」であるのに対し、Blackview A85は「イン8MP/アウト50MP+8MP(超広角とマクロ)」です。C80のカメラでも悪くないような気がしますけど、少しでも撮影品質にこだわるのであればA85のほうがいいかもしれません。
それと、バッテリーに関してはOSCAL C80のほうが大容量(5,180 mAh)ですね。
2.Blackview A85 筐体
前面はパンチホールではなく、水滴型ノッチを採用しています。また、下部ベゼルはちょっと太めかな…。でもまあ、許せる範囲かと…。
側面です。素材は樹脂だと思いますが、しっかり仕上げられているようで、防指紋加工も施されています。また、側面の電源ボタンは指紋センサー内蔵で、左側面にはカスタムキー(ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン)があります。なお、OSCAL C80も指紋センサー内蔵の電源ボタンになっていますが、カスタムキーはありません。
筐体色は「Sky Mirror」「Space Black」「Deep Sea Blue」の3色。
おそらく…、ですが、「OSCAL」というのはBlackviewの低価格ブランドで「Blackview」というのはメインブランドなので、スペックの相違点のほか、筐体の質感も「A85のほうが上」と考えられます。
3.Blackview A85 価格など
Blackview A85はAliExpress内のBLACKVIEW Global Storeに製品ページがあり、11月24日午後5時(日本時間)からワールドプレミアセールが開催されます。11月15日現在の表示価格は199.99ドル(28,450円)ですが、OSCAL C80のワールドプレミアセール価格が109.99ドル(15,647円)でしたから、OSCAL C80と大差ない(でもちょっと高い)くらいのセール価格になると思われます。2万円は切るんじゃないかなあ…、と予想します。
ゲーマーの人は別として、CPU性能、RAM/ストレージ容量、カメラ性能と、普段使い用のスマホとして十分に使える性能になっていると思います。あとはセールのスタートを待ちましょう!
4.関連リンク
Blackview A85:BLACKVIEW Global Store(AliExpress)