BlackviewがAndroidタブレット「MEGA 3」を発表しました。Blackviewは日本のAmazonや楽天にも出店し、日本市場にも注力していますが、現状だと新製品は先にAliExpressで発売されることのほうが多いです。このMEGA 3についてもAliExpressで発売記念セールが予定されています。
ウインタブはBlackview製品を多数レビューしており、直近では13インチの大型タブレット「MEGA 8」をレビューしています。今回紹介するMEGA 3はMEGA 8よりもディスプレイサイズが一回り小さいですが、スペックは良く、非常に魅力的な製品です。
MEGA 8の実機レビュー記事はこちらです。
Blackview MEGA 8 レビュー - 13インチと大型のAndroidタブレット、素晴らしい動画視聴体験ができます!
なお、MEGA 3は6月16日からAliExpress内のBlackview Global Storeにてワールドプレミア(発売記念セール)が開催されます。セールの概要は下記の通り。
・ 通常価格:449.98ドル(約65,200円)
・セール価格:199.99ドル(約29,000円)
・割引率:60%OFF
・セール期間:2025年6月16日(月)~26日(木)
1.概要
スペック表
Blackview MEGA 3 | |
OS | DokeOS_P4.1(Android 15) |
SoC | MediaTek Helio G100 |
RAM | 12GB(拡張機能により最大36GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 12.1インチ(2,560 × 1,600)90Hz |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/19/20/28A/28B TDD:B40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー |
カメラ | イン13MP/アウト50MP+2MP |
バッテリー | 8,800 mAh |
サイズ | 278.45 × 180.45 × 7.4 mm |
重量 | 555 g |
コメント
OSはAndroid 15ベースの独自UI、DokeOS_P4.1です。Blackviewは中国メーカーの中では早くから独自UIを手掛けており、ウインタブでも歴代のDokeOSをレビューしていますが、代を重ねるごとに使い勝手が改善されています。
最新のDokeOSのセールスポイントは「DokeAI」と称するAI機能(アプリ)です(有料。30日間トライアル可)。ちなみに私はChatGPTの有料プランを使っていますし、私の家族はChatGPTの無料版を愛用していたりして、AIアシスタント機能についてはかなり普及している印象がありますが、Doke AIが「お金を払っても使いたい」サービスであるかは興味深いところですね。
「ウインタブ的」にDokeOS_Pの最大の特徴は「PCモードが使えること」だと思います。現在のPCモードは「バージョン2.0」になっており、「アプリのウインドウ表示」「PCに近いUI」「マウスの右クリック対応」など、Windows PCに近い操作性を実現しています。
SoCはHelio G100です。中国タブや中国スマホでおなじみのHelio G99とは「1番違い」ですね。SoCの構成はG99とG100でほぼ同じ、G100のほうがGPUのクロックスピードが速いため、ベンチマークスコアはわずかにG100が上回りますが、顕著な差はありません。G99が108MPまでのカメラをサポートするのに対し、G100では最大200MPまでのカメラをサポートする、というのが最大の相違点と言えます。ちなみにメーカー公称のMEGA 3のAntutuスコアは430,076です。
RAMは12GBで拡張機能により最大36GBとして使え、ストレージは256GBです。
MEGA 3の大きなセールスポイントの一つがディスプレイ品質です。12.1インチで2.5K(2,560×1,600)と高解像、リフレッシュレートも90Hzと少し高めです。WidevineもL1なので、快適な動画視聴が楽しめると思います。
カメラ画素数もタブレット製品としては高く、前面13MP、背面50MP+2MPです。ウインタブで先日レビューしたMEGA 8のカメラもMEGA 3と同じ仕様でしたが、スマホカメラには及ばないものの、タブレットのカメラとしてはかなりの高品質と評価しました。
バッテリーは8,800mAhで33Wの急速充電にも対応します。
筐体色はスペース・グレーとスカイライン・ブルーの2色。12.1インチで重さ555 g、厚さ7.4 mmというのは「めちゃめちゃ薄型・軽量」とまでは言えませんが、低価格帯の中国タブとしては「良いサイズ感」だと思います。
なお、MEGA 8にはスタイラスペン(イラストやマンガの制作には向きません)とタブレットケース(スタンドとしても使えます)が付属します。ウインタブではBlackviewのペンは「全く評価しない」ですが、(MEGA 3に限らず)「タブレットにケースは必須」と考えていますので、ケースが付属するのは非常にありがたいと思います。
2.価格など
Blackview MEGA 3は6月16日からAliExpress内のBlackview Global Storeでワールドプレミア(発売記念セール)が開催される予定です。セール価格は199.99ドル(約29,000円)です。この製品はおそらくAmazonでも後日発売されると思いますが、ウインタブの知る限り、Blackview製品は(発売当初の価格は)AliExpressのほうが安いです。
やや大型サイズのタブレットですが、SoC性能やディスプレイ品質、そして「PCモードが使える」という点で、ウインタブ読者にはおすすめしたい製品です。約29,000円という価格も「お買い得」と言っていいレベルだと思います。
3.関連リンク
・ 通常価格:449.98ドル(約65,200円)
・セール価格:199.99ドル(約29,000円)
・割引率:60%OFF
・セール期間:2025年6月16日(月)~26日(木)
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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コメント
Android16でタブレット向けデスクトップモードを搭載するから微妙なタイミングやな