Xiaomi系列のBlack Sharkが、ゲーミングスマホ「Black Shark 4」を日本で正規販売します。Black Sharkはブラックシャーク科技ジャパン株式会社を設立しており、この製品はブラックシャーク科技ジャパン株式会社の正規代理店株式会社ビーラボが販売を担当します。
1.Black Shark 4 スペック
スペック表
Black Shark 4 日本モデル | |
OS | JOYUI 12.5(Android 11) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.67インチAMOLED(2,400 x 1,080) 144 Hz |
バンド | 4G:B1/3/5/8/18/19/26/28 5G:n1/n3/n8/n28/n41n77/n78 |
SIM | nano SIM × 2 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック |
カメラ | イン20MP/アウト48MP+8MP+5MP |
バッテリー | 4,500mAh |
サイズ | 163.8 x 76.3 x 10.3 mm |
重量 | 210 g |
バリエーションモデル
・8GB+128GB:59,800円
・12GB+256GB:72,000円
※筐体色はブラックとグレーの2色
※「8GB+128GBのブラック」のみ先行予約販売
ポイント
・CPUはSnapdragon 870
・5G対応
・磁気ポップアップトリガー
・144 Hzの有機ELディスプレイ
・「サンドイッチ」液体冷却システム
コメント
OSは「Android 11ベースのMIUI 12ベースのJOYUI 12.5」ですw プレスリリースによれば「ゲーム用に設計されたOS」で「MIUI12のほとんどの機能を継承」しているとのことでした。
また、ゲームプレイ中に呼び出して各種設定ができる「Shark Space 4.0」も搭載しています。最近のゲーミングスマホはこの手の設定アプリが標準で付属するケースが多いですね。
CPUはSnapdragon 870です。Black Shark 4には上位モデルのBlack Shark 4 Proもあり、こちらはSnapdragon 888を搭載するのですが、どうやらPro版はまだ中国国内のみの販売になっているようで、現状日本での発売はアナウンスされていません。
Snapdragon 888のAntutu Ver.9のスコアは80万点前後、Snapdragon 870だと70万点前後なので、より性能が高いのは888で間違いないとは思いますが、実際のゲームプレイで870だと役不足ということは考えにくいです。Black Sharkの場合、CPU性能だけでなく、ゲームプレイをより快適に(言い換えると高いスコアが出るように)するための装備がたくさんありますので、ゲーマーにはむしろそっちのほうが重要なのではないかと思います。
そのひとつがディスプレイ品質です。6.67インチの有機EL、解像度は2,400 × 1,080で、リフレッシュレートは144 Hz、タッチサンプリングレートは720 Hzに達します(マルチタッチサンプリングレートは360Hz)。
こちらの動画をご覧ください。Black Sharkのプロモーション動画ですが、タッチレスポンスを他社製品と比較しています。
いやあ、違うもんですねー。トップクラスのFPSプレーヤーなら結構スコアが変わりそうです。
それとこちら
ショルダーボタン(トリガーボタン)を装備するゲーミングスマホはいくつかありますが、Black Sharkのトリガーボタンは「物理ボタン」です。しかも使用しないときには本体に格納できるポップアップ式。センサーボタンよりも確実に操作感は向上していると思います。
先日ASUS ROG Phone 5の実機レビューをしていて気づいたんですが、Snapdragon 888って発熱量がかなり大きいんですよね。870がどうなのかはわかりませんが、これからはスマホの冷却システムって重要性を増していくのだろうと思います。
Black Shark 4の冷却システムは2つの液体冷却ユニットで内部コンポーネントを挟む「サンドイッチ構造」です。従来モデルでも同様のシステムが使われていましたが、構造が見直され、従来モデルから放熱力が30%アップしています。
さらに、別売りとはなりますが、外付けのクーラーも用意されます。たぶんこの先、これらの装備はゲーミングスマホの必須アイテムになると思います。
それとこの画像、すごくわかりにくいんですが、Black Shark 4には上下面(横持ち時の左右側面)に左右対称のデュアルスピーカーを搭載しています。ワット数はわかりませんでしたが「ハイパワー」ということなので、迫力あるゲーム音響や音楽が楽しめるでしょう。
バッテリー容量は4,500 mAhで、最大120Wでの急速充電が可能です(日本仕様のACアダプターは67W)。
順番が前後しましたが、カメラもイン側20MP、アウト側は48MPを含むトリプルレンズと、画素数的には十分な仕様になっています。
2.筐体
前面には(ゲーミングスマホっぽくないけれど)パンチホールカメラがあります。筐体色はブラック(画像中央)とシルバー(画像右)で、特にブラックの方は「背面はパワフルで忍者のように見え隠れする洗練されたデザイン」との説明がありました。まあ、このデザインは好き嫌いがわかれそうですけど…。
左右側面の画像もありました。ただこれ、各ボタンの正確な機能がよくわかりません。たぶん、左側面(画像左)の上部にSIMトレイ、中央に音量ボタン、右側面の上下に物理トリガーボタン、トリガーボタンの隣りにあるのがトリガー収納用のレバー、そして中央が指紋センサー内蔵電源ボタンと思われます。
3.価格など
6月4日19時から、Black Sharkのオンライン発表イベントが開催されます。詳しくはこちら。
【Twitterキャンペーン】
★Black Shark 4 オンライン発表イベント
日時:2021年6月4日 19時~
視聴URL:https://t.co/mzhCHzRoDu
★視聴者プレゼント
応募方法:① @BlackSharkJP をフォロー
②このツイートに #ブラックシャーク4 をつけてBlackShar4でやりたいゲームを書いて引用RT pic.twitter.com/29BSpvokMz— Black Shark Japan (@BlackSharkJP) May 31, 2021
このイベント後、予約販売がスタートします。上にも書きましたが、価格は下記の通り。
CPUの型番をワンランク落としたこともあり、個人的にはかなりお値ごろ感があるように思われます。また、同時に周辺機器も発売されます。
個人的には「クーラーは買っておいたほうがいいのでは」と思います。あと、Monster Gaming Triggersというのが気になりますね…。2,700円というのは結構良心的な価格では?
お時間の許す人は発表イベントを視聴してみてはいかがでしょう。
4.関連リンク
Black Shark 4 eSportsを勝ち抜くウルトラスペック 5Gスマートフォン:Glimpse(株式会社ビーラボ)
コメント
防水が不要、というかむしろ邪魔ですらあるジャンルだから
そろそろASUSのノートPCみたいに
パカッと中身が隙間作って冷却アーップとかやりそう
こんにちは。それは楽しそう!私もそういうのを見てみたいです。