記事にアフィリエイト広告を含みます

ASUS ROG Phone 5s - 手持ちのスマホとGPU性能を比較してみた!

ASUS ROG Phone 5s パフォーマンスをチェック
こんにちは、かのあゆです。昨年末に実機レビューをした「ASUS ROG Phone 5s」はCPUにSnapdragon 888+ 5Gを、また大容量のRAMとストレージを搭載するハイエンド・ゲーミングスマホです。直近だとSnapdragon 8 Gen 1が登場し、Xiaomi 12やMotorola edge X30など、海外では搭載端末も出始めていますが、ROG Phone 5sの性能で不満が出るということは「当分ない」かと思われます。CPUだけでなく、そもそもRAM 16GBという構成はかのあゆがメインで使っているゲーミングノートと同じスペックだったりもしますし…。

スポンサーリンク

現時点でまだ実機が手元にありますので、今回はかのあゆが所有しているSnapdragon 855搭載機2機種(Galaxy Fold SCV44、Xperia 1 SOV40)と現行ミッドレンジモデル(POCO M4 Pro 5G)、iPhone 12 miniで「3DMark WildLife/WildLife Extream」のベンチマークスコアを計測してみることにしました。

なお、ROG Phone 5sについては初回レビューで筐体やシステムUIのご説明、またベンチマークスコアの掲載をしています。こちらの記事をご覧ください。
ASUS ROG Phone 5sの実機レビュー - 妥協なきハイエンド・ゲーミングスマホ!カメラやオーディオの性能もすごい!

1.ROG Phone 5s RAM 16GBモデル

Wild Life

(クリックで拡大します。)


Wild Life Extream

(クリックで拡大します。)

OS:Android 11 with ROG UI
CPU:Qualcomm Snapdragon 888+ 5G
GPU:Adreno 660
RAM:16GB
ストレージ:512GB

まずはこの記事の主役、ROG Phone 5sでベンチマークを計測してみました。「Wild Life」では軽すぎるようで、平均35.20 fpsをマークしていました。さすがに60 fpsまでは出ないようですが、Wild Life自体PCでも計測できるマルチプラットフォームの3Dベンチマークソフトなので、スマートフォンのGPUでこれだけのスコアが出るのは「十分すごい」ことだと思います。

さすがに、より解像度が高い「Wild Life Extreme」ではデモも「紙芝居状態」となってしまい、平均fpsも9.30 fps程度に落ち込んでしまいますが、今のところこのテストに見合うようなAndroid向け3Dゲームはリリースされていないので、あくまで「参考」程度に考えておいて良いと思います。Snapdragon 8 Gen 1に内蔵されているAdreno GPUだともう少しベンチマークスコアは上がるのかもしれませんが、Snapdragon 888+でも「原神」などの重量級3Dゲームを快適にプレイできる性能を備えています。

2.Galaxy Fold SCV44

WildLife

(クリックで拡大します。)


Wild Life Extreme

(クリックで拡大します。)

OS:Android 11 with One UI 3.1.1
CPU:Qualcomm Snapdragon 855
GPU:Adreno 640
RAM:12GB
ストレージ:512GB

こちらはかのあゆが現在メインスマートフォンとして使用しているGalaxyの折りたたみスマートフォン「Fold」の初代モデルです。登場したのは2019年10月だったので、もう2年半が経過してしまったことになります。Snapdragon 855は「3年前のハイエンドスマートフォン」に搭載されていましたが、現在では「原神」も(アップデートでかなり重くなってきたせいか)最高設定に設定するとフレーム落ちが目立つようになってきました。

WildLifeでのベンチマークスコアは3,089点で平均フレームレート数は18.50 fps、WildLife Extremeだとベンチマークスコア877点、平均フレーム数5.36 fpsという結果となっています。「Need For Speed No Limit」のようなタイトルは今でも快適にプレイできていますが、原神など一部のタイトルに関しては設定を「中」程度まで落とさないと快適にプレイするのは厳しくなってきてしまいました。これも時代の流れなのでしょうか・・・

スポンサーリンク

3.Xperia 1 SOV40

Wild Life

(クリックで拡大します。)


Wild Life Extreme

(クリックで拡大します。)

OS:Android 11
CPU:Qualcomm Snapdragon 855
GPU:Adreno 640
RAM:6GB
ストレージ:64GB

こちらも2019年に発売したSnapdragon 855を搭載する「Xperia 1」です。Antutu Benchmark v9の総合スコアではなぜかGalaxy Foldの方が低めとなっていたのですが、GPU周りに関しては概ねGalaxy Foldと同じスコアを計測しています。本来であれば「原神」をインストールして検証してみたかったのですが、この頃のキャリア版Xperiaはなぜかグローバル版よりストレージ容量が減らされていたため、ゲームデータのインストールに失敗してしまいました・・・

4.POCO M4 Pro 5G

Wild Life

(クリックで拡大します。)


WIld Life Extreme

(クリックで拡大します。)

OS:MIUI 12.5 Enhanced(Android 11ベース)
CPU:MediaTek Dimensity 810 5G
GPU:ARM Mali-G57 MC2
RAM:6GB
ストレージ:128GB

昨年11月9日に海外で発売されたPOCOの最新ミッドレンジスマホ、POCO X4 Pro 5Gです。搭載CPUはMediaTek Dimensity 810 5Gで、GPUはARM Mali-G57 MC2を採用しています。さすがにGPU性能はAdreno 660はもちろんのこと、Adreno 640にも劣る性能となっており、グラフィック負荷が軽めのWild Lifeでも平均フレームレート数は7.30 fpsと紙芝居状態、Wild Life Extremeに至っては2.20 fpsと「なんとか実行できている」レベルです。

ただし実際のゲームプレイに関しては以前実機レビューでテストしたとおりとなっており、「原神」に関しても標準のグラフィック設定であればストレスなく楽しめます。

5.iPhone 12 mini(参考)

Wild Life

(クリックで拡大します。)


Wild Life Extreme

(クリックで拡大します。)

OS:iOS 15.2.1
CPU:Apple A14 Bionic
GPU:Apple独自
RAM:3GB
ストレージ:128GB

実は昨年末にiPhone SE(第2世代)からひっそりと乗り換えていました。iPhoneに関してはベンチマークに利用しているAPIが「Vulkan」ではなく「Metal」になるため、Android端末やWindows PCのGPUとの単純な性能比較はできません。そのため「参考」として掲載しています。

スコアはWildLifeが「7358」点、WildLife Extremeが「2256」点という数値を計測しています。iPhone 12シリーズ自体すでに1世代前の製品となりますが、それでもGPU性能に関しては高い数値を計測しています。特にAdreno 660ですら9.30 fpsにとどまっていたWild Life Extremeで平均13.5 fps計測しているのは驚異的です。

6.まとめ

iPhoneは別として、Snapdragon 888+を搭載するROG Phone 5sはゲーミングスマートフォンとして間違いなく「ほぼ最強の」GPU性能を有していることが今回のベンチマークテストではっきりとわかりました。

かのあゆ自身Snapdragon 855を搭載するGalaxy Foldでも通常利用に関しては特にストレスなく快適に使えているのですが、ゲーミング性能に関してはタイトルによっては最高画質設定にすると動作が厳しくなってきたタイトルも出てきました。

今回はGPUのベンチマークテストに絞って検証してきましたが、ROG Phone 5sは「ゲーミングスマホ」ですから、より快適にゲームを楽しめるハード面、ソフト面の装備も満載です。やはりゲームを楽しむというのが主目的なのであれば、Snapdragon 888搭載、あるいはこの先に登場するであろうSnapdragon 8 Gen 1搭載のゲーミングスマホがおすすめです。

7.関連リンク

ROG Phone 5s特設ページicon:ASUS Store

スポンサーリンク