こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ウインタブでAndroidタブレットの単体製品を紹介するのはほんとに久しぶりなんですが、この「Fire」については書かざるをえないというか、Windowsタブレットユーザーであっても知っておくべき製品だと思います。まず、Amazonという、ネット通販はもちろん、Kindleなどハードウェアでも実績のある会社がリリースしているということ、そしてプライム会員(無料体験登録も可)なら実質4,980円という爆安価格であるということが大きな理由です。4,980円なら「とりあえず買っとこうか」くらいのもんですよね。
また、最近は中国タブレットを試用したり、製品紹介記事を書いている関係で、WindowsとAndroidのデュアルブート機というのが増えてきていることも理解しており、Android機についても主要機種といえるような製品は調べておいたほうがいいのでは、とも思っています。ちなみに冒頭から「Android」と連呼してますし、これからも連呼してしまいますけど、Fireは「Androidベースの独自OSであるFireOS搭載のタブレット」です。念のため。
前置きが長くなりましたが「見せてもらおうか、Amazonの激安タブレットの性能とやらを」
1.スペック
補足します。全体的な印象として、そんなにハイスペックではありません。まあ、価格が価格ですからね。CPUはクアッドコア最大1.3GHzということしか公開されておらず、型番は不明です。RAM1GBというのはWindowsタブレットの場合はあまり多く見かけませんが、Androidの低価格帯(2万円以下くらい)のタブレットだとわりと多く目にします。OSがAndroidということもありますので、WindowsタブレットでRAM1GBというのとは事情が異なりますね。
ストレージの8GBというのはAndroidといえども少しばかり不足気味かな。でも初期状態で空き領域が5GBありますし、microSDスロットもある(AndroidはほとんどのアプリをSDカードにインストールできます)ので、実用上大きな問題にはならないと思います。
ディスプレイはIPSですが、解像度の方は1,024 × 600となっており、7インチのAndroidタブレットとしては標準的なものです。カメラはインがVGA(640 × 480)、アウトが200万画素となっています。Androidにはおもしろカメラアプリが多く、お子さんなんかが遊ぶにはちょっと厳しい品質かもしれません。
サイズの方はそんなに小さくはありません。製品画像を見てもらうとわかりますが、ベゼルが結構分厚いですよね。また重量の方も313gですから、7インチのAndroid(普通に200g台後半です)としてはむしろ重い方です。
そのかわり、耐久性がかなり高く設計されています。上の画像のように、Fireは子供の利用も想定しており、落下テストではiPad 2 Airの2倍の耐久性が証明されているほか、軽量で耐久性に優れたキッズカバーも用意されています。低価格なタブレットですからお子さん用に、と考える人も多いと思います。そんな場合には安心できる設計ですね。
2.新しいFire OS
Fireには新しいOS「Fire OS 5 “Bellini”」が搭載されています。新しいユーザーインターフェースの採用や英語本の速読に役立つ(日本ではニーズ低そう…)「WordRunner」機能など、さらなる進化を遂げています。それはいいんでしょうけど…
私自身Fire OSというものを使ったことがないのであまり突っ込んだことは書けませんが、ベースがAndroidということであってもAmazonによってカスタマイズされたOSであることから、ユーザーインターフェースは異なりますし、わからないことがあってググってみても必要な情報をなかなか得られない、というリスクはあるかもしれません。
また、AmazonのFireタブレットの弱点と言われているのは「Google Playが使えない」ということです。Root化するなどしてGoogle Playを使えるようにする方法がWeb上にたくさんありますが、初心者の方でも問題なく作業できるのかは少し疑問です。Amazonのアプリストアでも良質なアプリをダウンロードできますが、やはりGoogle Playにしかないアプリというのも多いので、この部分は注意が必要だと思います。
3.価格と発売日
Amazonの製品なので、当然Amazonで購入することになります。発売日は9月30日ですが、すでに予約注文が可能になっています。通常価格は8,980円ですが、プライム会員はクーポンコードを入力することにより4,000円オフの4,980円で、プライム会員無料体験中の人は購入価格は8,980円のままですが、4,000円のAmazonギフト券がもらえるので実質4,980円で購入できることになります。
日頃Windowsタブレットに注目している身としては8,980円でも十分激安に思われますが、7インチのAndroidタブレットとしてこの価格は必ずしも最安ではなく、Huaweiあたりの製品なら8,000円台でも購入はできます。だからFireが高い、ということは決してありませんが、価格ドットコムなどの情報サイトをよくチェックしてから決めても無駄にはならないでしょう。また、もしすでにプライム会員なのであれば4,980円という価格は文句なしに最安値だと言えますので、Androidタブレットも1台持っておきたい、という気持ちがあるのなら躊躇なく行っちゃっても大丈夫だと思います。
4.関連リンク
Fire タブレット 8GB、ブラック:Amazon
【プライム会員限定】 最新「Fire」タブレット 4,000円OFF:Amazon
コメント
悩んだ結果、娘に買うことにしました。
やっぱりピアレンタルコントロールの設定が簡単なこととか、prime会員だと本体価格が異常に安いこととか、動画サービスが開始されたこととか考えると、子供向け端末としてはipadと並んで双璧だと思います。
officeに関しては一日の長があるにせよ、タブレット面ではandroid/iOSにまだ追いつけてない気がします。
あんてな@さん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かにお子さん向けとしてはiOSやAndroidに一日の長があると思います。というか、そもそもこの値段が異常なんですよね。