8.4インチのAndroidタブレット「Alphawolf APad1」をご紹介します。「Alphawolfってなんだ?」と思われるでしょうね…。Alphawolfというのは最近立ち上げられたHeadwolfのサブブランドです。なので品質はHeadwolfと互角と考えていいでしょう。実際、今回ご紹介する「APad1」というモデルは「Headwolf FPad 5」とほぼ同スペックの兄弟機です。
…と書くと「なーんだ!」と思われそうですが、FPad 5もこのAPad1も、人気モデルALLDOCUBE iPlay 60 mini Proと真っ向勝負ができる高性能な製品です。
1.概要
スペック表
Alphawolf APad1 | |
OS | Android 14 |
CPU | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 8.4インチ(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/5/7/8/19/20/28AB TDD:B41 ※上記はHeadwolf FPad 5のものです |
SIM形式 | Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 5,500mAh |
サイズ | 厚さ7.5 mm |
重量 | 320 g |
コメント
OSはAndroid 14で、SoCはHelio G99と中華Androidタブレット上位モデルに採用例の多いものが搭載されています。Antutuスコア40万点前後をマークする、低価格帯タブレット用としては高い性能を備えています。
RAMは8GBで拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは128GBです。
ディスプレイは8.4インチで解像度は1,920 × 1,200、WidevineもL1(NetflixでもL1)です。
ここまでのスペックはHeadwolf FPad 5ともALLDOCUBE iPlay 60 mini Proとも全く同じです。なので、ベンチマークスコアもALLDOCUBE iPlay 60 mini Proとほぼ同じでしょう(iPlay 60 mini ProのAntutuベンチマークはウインタブの実機レビューベースで40.3万点)。
カメラはイン8MP、アウト13MPで、インカメラの画素数はiPlay 60 mini Proを上回ります。…が、ウインタブの経験上、体感差はほぼないだろうと思いますし、大事なのは画素数よりも撮影品質なので、ここはなんとも言えませんね。後日APad1をレビューできる機会がありましたら比較してみたいと思います。
あと、iPlay 60 mini Proと異なるのはバッテリー容量で、iPlay 60 mini Proの6,050mAhに対し、APad1は若干小さめの5,500mAhです。サイズも大きくは違わなさそうです。
2.価格など
Alphawolf APad1は近日発売予定で、8月24日現在だとまだ価格がわかっていません。ちなみに兄弟機Headwolf FPad 5の価格は20,999円、ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは22,999円です(いずれも8月24日現在のAmazonで製品ページにあるクーポンを使用した価格)。FPad 5との比較では「安い方を買えばいい」でしょうね。またiPlay 60 mini Proとの比較ですが、ウインタブがレビューした際に「ディスプレイの発色もよく、独自UIのALLDOCUBE OS 3.0の出来もいい」と感じましたので、APad1のレビューをしていない以上、どちらがいいかはわからないです。あとはAPad1発売時の価格がどうなるか、というところでしょう。
個人的にはAlphawolfという新ブランドの今後の展開に期待したいです。APad1についてはブランド立ち上げ直後ということでHeadwolf FPad 5との差別化が難しい(というか差別化出来ない)ですが、この先独自性の高いニューモデルをリリースしてもらいたいと思います。
3.関連リンク
Alphawolf APad1 タブレット:Amazon
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
最近8インチタブレット増えてきた気がするけどなんでだろ?
中国メーカーのAndroidタブレットは全般的に日本でよく売れているようです。ALLDOCUBEなんて、日本のタブレット市場に社運を賭けている、くらいの勢いです(AliExpressのショップを見ていただくとわかると思います)が、実際8インチのiPlay 50 mini ProとかiPlay 60 mini Proは日本でもすごく売れたみたいです(具体的な販売点数はわかりませんけど)。そんなこんなで、8インチに限らず、中国メーカーのタブレットはかなりの勢いでニューモデルがリリースされており、個人的には「12インチ」も相当熱いんじゃないか、と思っています。