こんにちは、natsukiです。ALLDOCUBEより、8.4インチAndroidタブレット「ALLDOCUBE iPlay 50 mini」が発売されましたので、紹介します。Aliexpressでのメーカー直売店から、発売セール価格で1万円台とかなり安価な製品です。スペックは価格なりに抑えられているものの、さすがAndroidタブレットを作り慣れたALLDOCUBEだけあって、あると嬉しい機能がそろった、全体としてユーザビリティの高い製品に仕上がっています。8.4インチサイズのタブレットは、最近すっかりラインナップが少なくなってしまいましたので、このサイズを求めるユーザーにとっては福音となる製品だと思います。
目次
1.ALLDOCUBE iPlay 50 mini スペック
iPlay 50 mini |
|
OS |
Android 13 |
CPU |
Unisoc T606 |
RAM |
4GB |
ストレージ |
64GB UFS2.1 microSDカードで最大512GB拡張 |
ディスプレイ |
8.4インチ(1,920×1,200ピクセル、270PPI) |
WideVine |
L1 |
LTEバンド |
GSM:B2/3/5/8 WCDMA:B1/2/5/8 FDD:B1/2/3/5/7/8/20/28AB TDD:B38/40/41 |
SIM形式 |
Nano SIM×2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク |
802.11 ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0 |
入出力 |
USB Type-C、microSDカードリーダー、3.5mmオーディオジャック |
カメラ |
イン:5MP、アウト:5MP |
スピーカー |
モノラル |
バッテリー |
3.8V/4000mAh |
サイズ |
202.7×126×7.5mm |
重量 |
292g |
CPUはUnisoc T606を搭載。低価格帯Androidタブレットではおなじみで、AnTuTu Benchmark v9スコアは22万点程度です(ウインタブテスト実績はこちら)。原神などの重量級ゲームはきついですが、WEBブラウジングや動画視聴、カジュアルなゲームなどの一般的な使用には十分な性能があります。メモリは4GB、ストレージは64GBで、これも最小構成と言ったところですが、メモリは最近流行の拡張技術で、追加で8GBを拡張可能。ブラウザでタブを開きまくったときなどに活躍するでしょう。ストレージも、最大512GBのmicroSDカードで拡張可能です。サイズ感とCPUからして、そもそも高度なことはできないので、最小限構成にしておいて必要に応じて拡張できるというのは、製品のコンセプトからすれば納得です。
OSに、Android 13を搭載しているのは立派と言っていいでしょう。正直なところ、AndroidタブレットでAndroidのバージョンが実際の利便性に関わるようなことはあまりないかもしれませんが、ALLDOCUBE等の中華メーカーはOSのバージョンアップにそもそも対応していない場合が多いので、できるだけ新しいものが入っているにこしたことはありません。
それでは、その他の特徴を見ていきましょう。
2.ALLDOCUBE iPlay 50 mini 製品特徴
まずは、筐体。カラーは「スペースグレー」一色。サイズ感は重量約300g。サイズ、重量ともに、ほぼiPad miniと同等です。
iPad mini(第6世代、セルラーモデル):8.3インチディスプレイ、195.4×134.8×6.3mm、297g
iPlay50mini:8.4インチディスプレイ、202.7×126×7.5mm、292g
ディスプレイはFHDですが、サイズが小さいので、解像度としてはこれだけあれば十分でしょう。
そして嬉しいのが、WideVineがL1であること。ご覧の通り、公称で「Disney+」「Amazon Prime Video」「hulu」のHD視聴に対応します(ウインタブ注:全ての動画サブスクリプションサービスでHD画質視聴ができるとは限りません)。なお、YOUTUBEはWideVine関係無いはず。ただし、動画視聴に関してはスピーカーがモノラルなのに注意。ここは惜しいところです。
WideVineについて - Android端末を購入するなら知っておくべき著作権保護の基準:ウインタブ
カメラは、イン/アウトともに5MP。さすがにこれはメモ程度と心得ておきましょう。ただ、最近はOCRなど、資料のデジタル化アプリが充実してきているので、メモレベルでもそれはそれで活躍の場があるものです。
LTEにも対応。さすがに5Gは非対応。また、バンド19にも対応していないため、使うならソフトバンク系が適合するかと思います。
豊富なオプション品も特徴です。もっとも、ケース以外は専用品というわけではなさそうです。ケースは、オーソドックスな構造。スタンドにもなるので、せっかくならまとめて購入しておきたいところです。
キーボードはBluetooth接続。画像を見る限り、特にサイズを合わせたりしているわけではなさそうですね。だいたいプラス10ドルくらいなので、モバイルキーボードを持っていないならついでに買ってもいいかもしれません。
タッチペンも用意されています。ただし、筆圧検知とかではなく、一般的なただのタッチペンです。デザインの統一性にこだわるなら買ってもいいですが……、実用性のみを見るなら別で買ってもいいかな、といったところでしょう。
3.ALLDOCUBE iPlay 50 mini 販路と価格
この「ALLDOCUBE iPlay 50 mini」は、CPU、メモリ、ストレージなどのスペックは低価格帯相応の構成ながら、それでも、基本的な使い方に十分な性能は備えています。一方で、利用の幅を広げてくれる各種機能が一通り備わっているので、モバイル端末として、活躍の場はかなり広がるかと思います。1万円台という価格設定の中に、うまいこと使用感を高める工夫を詰め込んでいるのは、さすがはAndroidタブレットを主力製品にしてきたALLDOCUBEだけあって、手慣れたものだと言えるでしょう。8.4インチというサイズ感を求めるなら、非常に魅力的な構成の製品です。
販路は、Aliexpressの「ALLDOCUBE Official Store」で発売セール中です。この出品者は、ALLDOCUBEメーカーサイトよりリンクしているので、安心です。発売セールが5/15の16:00までとなっているので、お気を付けください。
付属品との組み合わせバージョンは、次の通りです。
本体+充電ケーブル:109.99ドル
本体+充電ケーブル+変換アダプタ+イヤホン+ケース:119.99ドル
本体+充電ケーブル+変換アダプタ+イヤホン+ケース+キーボード:129.99ドル
本体+充電ケーブル+変換アダプタ+イヤホン+ケース+タッチペン:129.99ドル
本体+充電ケーブル+変換アダプタ+イヤホン+ケース+キーボード+タッチペン:139.99ドル
これに、Aliexpressのセール割引が8ドル、ストア割引が12ドル、Aliexpressの既存ユーザーであれば会員ランクによって5~7ドル程度の割引、コインがあれば2%割引になります。ストア割引は、商品ページやストアページで「US $12.00以上のご注文 US $50.00」というクーポンをクリックして獲得する必要があるので、忘れずに。その他は条件が合えば自動適用されるはずです。
記事執筆現在のレートで、最小構成だと割引完全適用の場合、約11,000円、最大構成で約15,000円くらいになります。Aliexpressであまり買い物しない場合は、会員ランク割引がかからないので、だいたいプラス1,000円くらいになると思います。
変換アダプタ、イヤホンは正直あんまり要らないと思いますが(笑)、ケースはスタンドも兼ねているのでぜひ欲しいところです。キーボードとペンはお好みで。
セールは、5/15の午後3:59までです。また、Aliexpressはなにかと柔らかい通販サイトなので、予告なくクーポンが締め切られたりすることもたまにあります。ご決断はお早めに。
4.関連リンク
【PR】Alldocube-50ミニタブレット,t606,Android 8.4インチ:Aliexpress「ALLDOCUBE Official Store」
iPlay 50 mini:ALLDOCUBEメーカーサイト
コメント
・メモリが増設せずとも、もともと4GB
・解像度がこのサイズだとかなり珍しいフルHD以上
・WIDEVINEも一応L1
・CPUもそこそこ
なのでかなり良機種かもしれないですね。
モノラルスピーカーだけが唯一残念ですが
これもまあBluetoothスピーカーとかいろいろ方法はありますし。
全体的に、コストダウンできるところはコストダウンしつつ、使い道に関わる機能は抑えているという、スペックから見るコスパ以上に満足度の高い製品に仕上がっていると思います。おっしゃるようにスピーカーがステレオじゃない点だけは、WideVineがL1なだけに惜しいんですけどね。
ずっと8インチタブレットを探していたので速攻購入して昨日届きました
今までZenPadを引っ張り続けていたので、新しい端末はとても良いです
対応バンドとかバッテリー容量とか劣りますが、私の用途ではほとんど気になりません
軽くて良いですね、実測で287.5gでした(画面シートなし)
画面シートは、その上に貼ってあった保護シートを剥がした時に一緒に剥がれてしまい、再度貼ろうとしたら気泡で使えず破棄しました・・・
デバイス名はiPlay50 mini なのですが、モデル名がKidzPad_Pro となっていて、Bluetoothで相手にはこれが表示されます、キッズ向けの想定だったのでしょうか
写真ではわかりづらいですがフロントカメラは縦位置の上側についています
*いつも楽しみにしています、ありがとうございます
ご購入おめでとうございます。気に入った、というお話をうかがうのがこちらとしても一番うれしいです。