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ALLDOCUBE 8インチタブレット比較- iPlay 60/70 miniシリーズのスペック・性能・価格まとめ

Android

ALLDOCUBEの8インチタブレット(公式画像・ゲーム性能の訴求)中国メーカーの「ALLDOCUBE」の8インチタブレット、ウインタブでは「日本で最も人気があるのではないか」と思っています。正確な販売統計が入手できないので、あくまで推測ですが。8インチタブの現行モデル、と言ってもよさそうなのが「iPlay 60 miniシリーズ」と「iPlay 70 miniシリーズ」ですが、いずれも複数のバリエーションがあり、製品名に「ProとかTurboとかUltra」といった高性能をイメージできる言葉がついているものの「TurboとUltraはどっちが上なのか」と考え込んでしまいますよね?

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この記事では、まず「タブレット選びでチェックすべきポイント」を明確にした上で、ALLDOCUBEの8インチタブの各モデルの比較表と寸評を掲載し、読者のタブレット選びのお役に立ちたいと思います。

タブレット選びで“本当にチェックすべきところ”

ウインタブはこれまでに数え切れないほどの中国タブをレビューしたり、製品紹介記事を書いたりしています。それらの記事には読者からコメントを頂いたりもしていて、「タブレット選びでどこを重視すべきか」ということも理解しているつもりです。で、本当は「スペック表すべてをしっかり確認すべき」ではあるのですが、「ウインタブの独断」により「最低限押さえておくべきところ」に絞って説明します。

SoC(プロセッサ)

SoC(System on a Chip)は、CPU・GPU・通信機能などをまとめたチップのことですが、ウインタブはもともとWindows PCをよく取り上げるサイトなので、SoCとは言わず、単に「CPU」と呼ぶことも多いです。

中国タブのSoCは「UNISOC T606」か「Helio G99」か、「それ以上のなにか」です。というか、T606とG99で中国タブの8割くらいを占めているんじゃないでしょうか?

Snapdragon 7+ Gen 3のチップイメージ(ALLDOCUBE 8インチタブレット搭載)

UNISOC T606は低スペック機が好きなウインタブにとって「俺達のUNISOC T606」と呼びたくなるエントリー型番です。Antutuスコアは25万点ほどで、Webブラウジングや動画視聴、SNSなどに使うぶんには十分な性能ですが、3Dゲームや重いアプリには不向きです。そして、このSoCを搭載する中国タブは「安い(1万5千円以下)」です。つまり「そこそこ動いてくれて安い」ので、タブレットでゲームをやるつもりがない人にはおすすめの型番です。

 Helio G99はUNISOC T606搭載機よりもワンランク上の価格帯(2万円前後)の中国タブでよく見かけます。Antutuスコアは40万点ほどとなり、原神のような重い3Dゲームをプレイするのは厳しいですが、比較的軽量なゲームなら十分楽しめますし、もちろんUNISOC T606搭載機がこなせる用途では快適に動作します。

で、「それ以上のなにか」です。この記事で紹介するALLDOCUBE製品だと「Snapdragon 6 Gen 1(Antutu約55万点)」「MT8791(Antutu約50万点)」 「Snapdragon 7+ Gen 3(Antutu約140万点)」が該当します。はっきり言って、こういう高性能なSoCを喜々として8インチタブに積む中国メーカーはALLDOCUBEとHeadwolfくらいです。特にSnapdragon 7+ Gen 3は現行の中華タブではダントツに高性能で、おそらくほとんどのAndroidゲームが快適にプレイできると思います。Snapdragon 6 Gen 1とMT8791もHelio G99よりはずっと高性能ですが、原神を最高画質でプレイできるほどではありません。…まあ、「ゲーマーさんでなければほとんどのゲームが楽しめる」と言ってしまっていいでしょう。

ディスプレイ

ディスプレイも読者の関心が高いスペック項目です。中国タブの場合「HD+(1,280+α ×800)とWUXGA(1,920×1,200, FHDと言っても大丈夫です)の2種類が主流で、当然解像度が高いほうが映像がキレイですし、文字も見やすくなります。私は視力が悪いので、8インチならHD+でOKなのですが、視力のいい人や年齢の若い人だとWUXGAでないと粗さを感じる可能性があります。

また、最近では90Hzや120Hzといった高リフレッシュレートに対応する製品も増えています(通常は60Hz)。滑らかなスクロールやゲーム体験を求めるなら、高リフレッシュレートの製品を選びたいところです。それと、「Widevine」というのがありまして、中国タブの場合「L1(レベル1)」か「L3(レベル3)」のいずれかです。L1の場合は動画サブスクリプションサービスでHD画質(720p)以上の画質で視聴ができますが、L3の場合はHD画質での視聴ができません。ただ、ウインタブの知る限り、2024年の後半以降にリリースされた中国タブはほとんどがL1ですし、このあと紹介するALLDOCUBE製品もすべてL1なので、あまり気にしなくていいでしょう。

RAM/ストレージ

中国タブの場合、RAMはできれば6GBを選びたいところです(理想は8GB以上)。ただ、UNISOC T606あたりだと4GBでもそれほど不自由を感じませんし、最近の中国タブはほとんどが「仮想RAM(ストレージ容量の一部をRAMとして使うもの。本当のRAMよりは低速)」を使えますので、ゲーム用でなければRAM容量はあまり気にしなくてもいいでしょう。

ストレージについては、「動画用」「Webでの情報収集用」と割り切る場合は容量を気にしなくても問題ありません。ただし、最近のアプリはサイズが大きいので、アプリ、特にゲームアプリをたくさんインストールしてしまうと128GBでも不足感があります。なので、上位モデル(SoC性能が高く、ゲームに向くもの)の場合は256GB以上を選んでおくと安心です。…このあたりは皆さんスマホで経験済みですよね?

LTE対応(モバイル通信)

これは「人によります」。私は外出先でタブレットを使う場合はスマホからのテザリングで済ませているので、LTE対応しない製品でも全く問題ありません。一方で、外出先でタブレットをガンガン使いたいならLTE(4G)対応モデルがいいでしょう。

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なお、OSのバージョンに関しては「Android 14以降なら問題なし」、カメラの画素数については「どうせタブレットのカメラなんて使うことはない。あったとしてもドキュメントの撮影(OCR用途)くらい」なので、ウインタブとしては全く気にしません。

ALLDOCUBE 8インチタブレット比較表

以下の表でiPlay 60/70 miniシリーズのスペックを比較できます。

製品名 SoC RAM / ストレージ ディスプレイ LTE対応
iPlay 60 mini
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UNISOC T606 4GB / 64GB 8.68インチIPS(1,340×800)
90Hz
iPlay 60 mini Pro
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Helio G99 8GB / 128GB  8.4インチIPS(1,920×1,200)
iPlay 60 mini Turbo
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Snapdragon 6 Gen 1 8GB / 128GB 8.4インチIPS(1,920×1,200)
iPlay 70 mini Pro
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MT8791 8GB / 256GB 8.4インチIPS(1,920×1,200)
90Hz
iPlay 70 mini Ultra
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Snapdragon 7+ Gen 3 12GB / 256GB 8.8インチIPS(2,560×1,600)
144Hz

各モデルの寸評

  • iPlay 60 mini:
    最安モデルで、実売価格は1万円前後。SoC性能とディスプレイ解像度は典型的なエントリークラス。Web・動画用と割り切るならOK。
  • iPlay 60 mini Pro:
    実売価格は2万円弱。Helio G99搭載でゲームもある程度こなせる中華タブ上位モデル。ストレージ128GBモデルもあるが、SoC性能とのバランスを考えると256GBモデルがおすすめ。
  • iPlay 60 mini Turbo:
    実売価格は2.3万円程度。Snapdragon 6 Gen 1搭載でiPlay 60 mini Proよりもワンランク上の性能。ただしLTE非対応であることに注意。
  • iPlay 70 mini Pro:
    実売価格は2万円台前半だが、この記事執筆時点だと在庫切れ。性能面ではiPlay 60 mini Turboと五分くらいだが、ディスプレイは90Hz。またLTEにも対応する。ただし、筐体が新しくなったものの、スピーカー位置は改悪。
  • iPlay 70 mini Ultra:
    実売価格は4万円台前半。この記事で取り上げたモデルの中では飛び抜けて高価、飛び抜けて高性能。ディスプレイも144Hzなので、タブレットゲーマー向け。LTEには非対応。

まとめ

ウインタブ読者にはこれまでの説明で十分かと思います。寸評にあるように「何が何でも性能!」ならiPlay 70 mini Ultraで決まり、ですが、「ゲームはスマホでやる」のなら、あえて高価なタブレットを買う必要もないとは思います。

スペックそこそこ、お値段そこそこ、なら、(この記事執筆時点では在庫切れですが)iPlay 70 mini Proでしょうか。でも「俺達のUNISOC T606」搭載の1万円タブ、iPlay 60 miniも動画用のタブレットとしては素晴らしい製品だと思いますよ(安いし)。

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