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acer Switch Alpha 12 - ホントに水冷!Core i搭載でファンレスの12インチ2 in 1

acer Switch Alpha 12
先日acerがSurfaceクローンというべきハイスペック2 in 1を開発中であるという流出情報を記事にしました。
acer Aspire Alpha 12 S - デザイナー経由で画像流出、12.5インチSurface クローン
ウインタブでは海外のニュースサイトを情報ソースとして、たまに流出情報を記事にすることがありますが、多くの場合「してやられた」ということで終わったりします。でも、今回はガセじゃなくて本当でした!acerが4月21日に開催した「2016 Next@Acer Global Press Conference」で「Switch Alpha 12」として発表されています。もちろん流出情報の内容が全部正しかった、ということではないですが、肝心の「水冷」というのは当たってましたね。

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1.スペック

OS: Windows 10
CPU: Intel Core i3 / i5 / i7(型番不明、Skylake)
RAM: 4GB / 8GB
ストレージ: 128GB / 256GB / 512GB
ディスプレイ: 12インチ(2,160 × 1,440)
入出力: USB 3.1 Type-C搭載(その他詳細不明)
サイズ: 
(キーボード込み): 292.1 × 201.4 × 15.85 mm / 1,250 g
※タブレット本体の厚さ9.5 mm / 重量900 g

補足します。この製品はCPU、RAM、ストレージ構成が複数あるため、いくつかのバリエーションモデルが存在するということになりますが、最上位構成だとCore i7、RAM8GB、ストレージが512GB SSDということになりますから、キーボード分離型の12インチ2 in 1としてはかなりのハイスペックマシンであるといえます。

acer Switch Alpha 12 水冷
そして、何よりも大きなニュースになるのが「水冷、つまりファンレス」の構造です。Core i搭載機でファンレスというのは非常に珍しいです。「LiquidLoop」という新技術を採用し、12インチの2 in 1という、かなり制約の大きい筐体でこれを実現しています。ファンの音はしないけど、液体の「コポコポ」みたいな音が聞こえたりしてねw あ、いやこれは冗談です。

ディスプレイの方も流出情報では4Kディスプレイとなっていましたが、実際には4Kではなく、解像度2,160 × 1,440となるものの、Surface(解像度2,736 x 1,824)に対しても遜色なく勝負できるレベルだと思います。また、ポート類については詳細が不明ですがUSB 3.1 Type-Cが搭載されていることがわかっています。

サイズ感について、Surface Pro 4と比較してみましょう。

Surface Pro 4: 292.10 x 201.42 x 8.45 / 766g~786 g
Switch Alpha 12: 292.1 × 201.4 × 9.5 mm / 900 g

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こんな感じで、Surfaceよりはやや厚く、重い、ということになりますが、水冷ですしねえ…。キーボード込みで1,250 gというのは12インチのモバイルマシンとして十分合格だと思いますよ。

2.筐体

acer Switch Alpha 12 キックスタンド
タブレット本体に薄型軽量のキーボードを組み合わせ、キックスタンドで支える、という筐体構造はSurfaceを皮切りに現在では多くの製品に採用されています。Switch Alphaもその流れを踏襲した感じで、上の画像を見ると、正直あんまり意外性が感じられません。

acer Switch Alpha 12 入出力ポート
入出力ポートの数や種類は不明ですが、上の画像を見るとUSB Type-Cのほか、フルサイズUSBポート、オーディオジャック、DC-INが見えます。ということはHDMIはついてないのかな?

acer Switch Alpha 12 ディスプレイ
高解像度のディスプレイ用にスタイラスペンがオプションで用意されます。256段階の筆圧に対応するようなのですが、ということはWACOMのデジタイザーは入ってませんね。

acer Switch Alpha 12 キーボード
キーボードはフルサイズでキーストロークが1.4 mmと本格的なものです。Surface Pro用の新しいタイプカバー(キーボード)もかなりの高品質ですから、この製品もキーボードには特に力を入れていると思われます。

3.価格と発売時期

acer Switch Alpha 12は6月に北米で、それに先立ち5月には中国で発売されます。北米での価格は599ドル(約66,200円)から、ということなんですが、おそらくこれはCore i3、RAM4GB、ストレージ128GBにキーボードなしでの価格と思われます。日本での発売は未定ですが、日本のacerの公式サイトから「2016 Next@Acer Global Press Conference」のコンテンツにリンクが張られてましたし、おそらく日本でも発売されると思います。

価格の方は北米の599ドルという価格を参考にすると、「7万円台から、キーボードをつけると8万円台から」って感じでしょうか。Surface Pro 4よりは割安になりそうに思われます。

4.関連リンク

next@acer:acer 2016グローバル・プレス・カンファレンス特設ページ

↓Switch 12 公式紹介動画

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コメント

  1. 匿名 より:

    水冷はあくまで熱移動なんで強制放熱を担当するファンの有無とは関係ないっす
    通常の水冷PCは完全に気泡抜きしますから「ごぽごぽ」してたらやばいんですけど
    どういう構造なんすかね?
    いや、それより電蝕対策は大丈夫なんだろうか?
    怖すぎる

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。水冷とファンの有無は関係ない、というのは初耳でした。勉強になります。あと「ごぼごぼ」というのは「w」つきのネタ記述なので本気にされても…

  2. 匿名 より:

    TabletでCore i7搭載しても放熱問題でパフォーマンスが出なかったりするけどコレにはちょっと期待している。
    しかしacerのtabletはいつも重いね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。水の分だけ重いんじゃないっすか?と適当なことを言ってみます。でもacerの本気を見た、っていう感じの製品ですよね。

  3. 匿名 より:

    Teclast X2 proが11.6インチ,850g,CoreM5Y10C,4GB,128GB(キーボード無し)でGearbestで433ドルだからこのスペックで599ドルなら安心感考えると割安だと思う

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。確かにTeclastの品質が良くなっているとはいえ、acerと比べちゃったら全然安心感に差が出ますもんね。日本ではキーボード込みで8万円くらいだとうれしいですが、難しいかもなあ。