acer Iconia Tab 8 W － Windows 10を搭載してリニューアル、低価格8インチタブレット

acerはWindowsタブレットが大ヒットした2013年後半から2014年にかけて「Iconia W4 820」という製品を販売していました。この当時の8インチタブレットはCPUにIntel Atom Z3740、RAMが2GB、ストレージが64GB、製品版のOfficeがプリインストールされている、というのが普通で、現在よりも実売価格が高くて4万円～5万円くらいしてました。その後、2014年の12月になって、今回紹介する「Iconia Tab 8 W」を発売しているのですが、こちらはW4 820と比較するとスペックが低下しており、製品版のOfficeも付属しないかわりにより薄く、軽くなり、お手軽感の強い製品となっています。Iconia Tab 8 Wは製品名もそのままに、OSをWindows 10に換装して「新発売」されました。

1.スペック
2.筐体
3.価格と発売時期
4.関連リンク

1.スペック

OS：　Windows 10 Home 32bit
CPU：　Intel Atom Z3735G
RAM：　1GB
ストレージ：　32GB
ディスプレイ：　8インチIPS(1,280×800)、5点マルチタッチ
入出力：　microSDカードスロット、Micro USB 2.0、ヘッドホン/マイク
ネットワーク：　802.11 b/g/n、Bluetooth
カメラ：　イン2MP / アウト2MP
バッテリ駆動時間：　約8時間
サイズ：　128 × 214 × 9.8mm、重量約370 g

新発売なのですが、OSがWindows 10 Homeに変更されただけで、ハードウェアは全く変更がありません。CPUはBayTrail世代のAtom Z3735G（性能はAtom Z3735Fと変わりません）、RAMは1GB、ストレージは32GBのまま、つまり最低価格圏に位置する性能となります。

サイズの方も2015年の現在、取り立てて評価できるようなものでもなく、重量370 gというのはむしろ重い部類に入ります。ただし、このスペックでも8インチタブレットとしての普段使いには特に支障はないということは言えます。なぜならこの製品とスペックが酷似した「TJC StarQ Pad W01J」の実機レビューをしたことがあるからです。

それはともかく、この製品は実際のところ、「価格勝負」のタブレットと位置づけられるでしょうね。

2.筐体

従来モデルと変更なしとはいえ、せっかくなので少し筐体の方も見てみましょう。

筐体はホワイトでクリーンな印象です。安っぽく見えないのは上面にシルバーのアクセントがあるからでしょう。実寸サイズとしては特に特徴があると言えませんが、ベゼル幅が細く、従来モデルと同じ筐体を使用しているとはいえ、美しいデザインだと思います。スピーカーは筐体下部についてますね。

これはacerの純正キーボード（別売り）を接続した画像です。おそらく先代モデルのIconia W4 820用の「Acer Crunch Keyboard」だと思いますが、このキーボードは現在入手困難なようで、販売サイトを見つけることができませんでした。まあ、今ならサードパーティ製でいいキーボードはたくさんありますしね。

3.価格と発売時期

Windows 10を搭載した新しいacer Iconia Tab 8 Wは11月20日発売で、価格はオープンとなっています。ビックカメラでは予約注文を受け付けており、価格は税込みで25,704円（ポイント10%つき）です。

記事の中で触れましたが、この製品は「価格勝負」的なところがあり、スペック面を考慮すると現在の実売価格ではやや割高という気がします。ちなみに、よく似たスペックの「TJC StarQ Pad W01J」であればOSはWindows 8.1のままながら（簡単、無償でWindows 10にアップグレードできます）下記のウインタブ特設リンクで税込み14,980円です（11月23日まで）。
ウインタブ専用リンク：http://www.starq-online.com/shopdetail/000000000041/

ちょっと脱線してしまいましたが、acerであればCherryTrailの8インチを出してくれるんじゃないかな、と思っていただけに拍子抜けしてしまった、というのが正直な感想です。もちろんBayTrail世代の8インチタブレットだって実用上十分な性能はあると思うのですが、そういうことならASUSがやっているようにある程度思い切った価格設定をしてほしいなあ、と思いました。

1.スペック

2.筐体

3.価格と発売時期

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