こんにちは、オジルです。Xiaomiの日本未発売製品、しかも「できるだけデジタルガジェットから離れたもの」を自腹で購入してご紹介する企画の第5弾をお届けします。本業の忙しさから少し間隔が空いてしまいまして、楽しみにされていた方には大変お待たせいたしました。しかも本来なら今回は加湿器を紹介予定だったのですが、時節柄ちょっと合わないため「最新ロゴが入った一番最初の商品」と差し替えます。たぶんそのほうがいいでしょうし、何卒ご容赦ください。
まだ過去記事を読んでいないという方はぜひ下記リンクからどうぞ。
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1.エコバッグ
さて、こちらが最新ロゴが入った!なんと!…エコバッグです。
なるほど、確かに角が丸くなっていますね。「mi」の部分は同じですが、これまでのロゴはもっと角ばっていました。
裏返すとこんな感じ。こちらも今までのロゴとは趣が少し違います。というか、見慣れていないのでだいぶ違和感がありますよね。新ロゴについては公式ページで言及されているので気になる方は見てみてください。なお、リンク先ではエコバッグについても触れています。
さて、話を戻します。画像からもなんとなく伝わるかと思いますが、まるで紙袋のような雰囲気です。しかしこちら、紙ではなく米国デュポン社の「Tyvek(タイベック)」という素材となっています。タイベックは防護服にも使用されるような耐久性に優れた素材で、軽くて敗れにくく防水でリサイクル可能と、なんかすごいヤツみたいです。下記はデュポン社のタイベックに関する説明より、耐久性について言及している部分を引用したもの。
デュポン™タイベック®は100%高密度ポリエチレンの繊維がランダムに積層されてシート状に形成されたユニークな不織布で、耐久性に優れ、印刷適正も有しているので、耐久性や引裂き強度が必要な用途に理想的な製品です。タイベック®は、繰り返し折り曲げたり、屈曲したりすることに耐えることができます。また、接着、ラミネート、縫製、ホチキスで留めることも可能です。
タイベック®は、紙、フィルムや布の特性を併せ持っており、幅広い用途に最適です。ユニークな物理特性を持っているため、タイベック®は多種多様な用途で既に使用されています。
エコバッグの上のほうにも、小さく本体サイズとともに素材がタイベックであることが記載されています。
袋の内側にもタイベックについて書かれていますね。私、中国語はよくわかりませんが、たぶん「タイベックで作ってあって、これは100%リサイクル可能な素材だよ。シャオミはこれからもエコを意識して頑張るよ」みたいなことが書いてあるはずです(違ったらごめんなさい)。
まるで紙のようにこんな感じにクシャクシャにすることもできます。でも…
ちゃんと元に戻ります。紙っぽい見た目ですが、引っ張ったりしても全然破れそうな気配はなく、徐々に和紙のような風合いに変わっていきます。デニムや革製品のように、使い込むうちに変化も楽しめそうですね。
もちろんコンパクトに折りたたむことができます。当たり前なんですけど、エコバッグとして使うためには持ち運びやすさはとにかく大事ですからね。
こちらのエコバッグですが現地価格は29.9元(約500円)、日本ではまだ販売されておらず原稿執筆時点では海外通販などでも探し当てることはできませんでした…無念。先ほどお伝えした通り、シャオミジャパンの公式ページで紹介されているくらいなのでぜひとも日本で発売していただきたいものです。
2.電動歯ブラシ
さて、ふたつめは電動歯ブラシです。これは厳密にいうとXiaomiではなく、グループのMijiaからですね。画像の外箱右下に「T100」という表記があるかと思いますが、今回ご紹介するのはMijiaが販売している電動歯ブラシでは最も安価なモデルで、ほかにT300やT500などが存在します。ちなみにT100の現地価格は39.9元(約650円)。
箱を開封すると本体、ブラシ、マイクロUSBの充電ケーブルが入っていました。安い電動歯ブラシというと乾電池式のイメージがありましたが、充電できるのはいいですね。しかもこちら、4時間の充電で30日のスタンバイが可能ということですから稼働時間も十分と言えそうです。また、画像には写っていませんが、中国語オンリーの簡単な説明書もありました。
本体の柄の部分にはさりげなくMJロゴが配置されています。
ブラシにも「mijia」とプリントされていますね。
インジケータの部分がぼやけてしまって申し訳ありません。画像上部にあるボタンを操作するだけのシンプルな造りで、一度押すと電源オン、もう一度押すと弱に切り替え(白いランプが下に移動)、さらにもう一度押すと電源オフになります。
さて肝心の使用感です。正直なところ電動歯ブラシについて細かいことを言えるほど使ったことがないのでなんとも言えませんが、意外とパワフルでしたし柄の部分が激しく振動することもありませんでした。この価格で買えるなら、使い捨て感覚で購入しても全然OKくらいの水準ではあると思います。面白いのは、口の中全体を4カテゴリに分け、30秒ずつ磨きましょうというコンセプトになっているようで、30秒ごとにバイブレーションでお知らせしてくれる上、2分経つと自動的に電源オフとなるところ。小さいお子さんの歯磨き習慣づけにいいかも、なんて思ったりしました。
こちらのT100ですが、海外通販サイトでの取り扱いがあり、参考までにBanggoodでは原稿執筆時点で1,107円となっていました。気になる方はこちらからどうぞ。
3.爪切り
最後、爪切りです。爪切りなのであまりお伝えできることはないのですが…w
ええと、まずこちらも厳密にはXiaomiではなく、グループのMijiaの商品です。パッケージも袋に入っているだけの簡素なものとなっており、MJロゴが入っています。この佇まい、なんだか無印良品によく似ているような気がしますよね。あ、当たり前ですが電動の爪切りではありません。
本体の底面にMJロゴ。正直なところ、MJと入っているからXiaomi感がありますけど、これ以外に特別な要素は何もなく、本当に「ただの小さい爪切り」なのでここからは期待しないでください。
ヤスリもちゃんとついています。さすがXiaomiですね!ヤスリを排除することでコストを抑えてこないあたり、さすがといったところ(オイ
うん、普通の爪切りと全く一緒ですね…。
爪を切る部分を拡大してみました。爪切りあるあるなんですけど、この形状だと爪を切る際に高確率で切った爪が隙間から外に飛んでいきます。切れ味自体はいいんですけどねえ…ここはちょっともったいないかなと。結局、そのせいですぐに使わなくなってしまいました。サイズも小さいですし、自宅に常備しておくというよりは完全に旅行時などの持ち運び用でしょうね。
こちらの爪切りも海外通販サイトでの取り扱いがあり、特にAliexpressでは「mijia 爪切り」と検索するといくつかヒットしますし価格も数ドルですので、ご興味がある方はどうぞ(リンク先はAliexpressの検索結果画面)。ただ、お伝えしたように、よほどXiaomiのものが欲しいということでなければ、わざわざこれを買う必要はないのかなというのが率直な感想でした。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。最後の爪切りはちょっと普通すぎてなんとも言えませんが、タイベック製のエコバッグは日本でも発売されたら結構買う人がいそうですよね。そもそもエコバッグ自体あって困ることはないですし、今回入手したものもやはり良い意味でXiaomiクオリティのしっかりとした造りで安心できるものでした。電動歯ブラシも、日本でももっと低価格化すれば普及しそうな気がするだけに、こういった製品がもっと広まってほしいですね。
これまで何度もお伝えしてきた通り、最近の中国製品は少し前の「安かろう悪かろう」なイメージから少しずつ脱却してきていて、Xiaomiは良い中国をイメージする筆頭格なのかなと思います。そして実際に使ってみると、やはり良い。だからまた欲しくなる。私はそのサイクルに見事に取り込まれてしまって抜け出せないまま。Xiaomiの日本旗艦店、いつになったらできるんでしょうか…。そして、もっとたくさんのXiaomi製品が日本に入ってきたらいいのに。
それでは、またいくつかアイテムを入手したら紹介しますので、次回をお楽しみに!…しかしアナログ縛りは探すのがきついw
5.関連リンク
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