VAIOがモバイルディスプレイ(この記事ではモバイルモニターと表記します)を発売しました。モバイルモニターはAmazonなどでたくさん販売されており、安いものだと1万円程度から購入することができます。しかし「VAIOだけに」そこらへんのモバイルモニターとは違ってますね。14インチサイズで重量はわずかに325 g、世界最軽量(14インチモバイルモニターとして)です。まあ、VAIO製だととりあえず期待しちゃうわけですが、期待を裏切らないモニターです。
VAIO STOREの製品ページはこちらです
モバイルディスプレイ VAIO Vision+ 14 (VJ5VP141C11):VAIO STORE
こちらがスペック表です。この製品には個人向けと法人向けがあり、個人向けが「VAIO Vision+ 14」、法人向けが「VAIO Vision+ 14P」という名称になっていますが、スペック表の上では両者に違いはありません。
肝心のディスプレイですが、14インチで解像度は1,920 × 1,200(アスペクト比16:10)とだけ開示されています。しかし、メーカー製品ページを見ると「高輝度・広視野角・広色域」で「アンチグレア処理済み」ということなので、ビジネス用としては十分な発色品質になっているものと思います。というか、VAIO製で画面が汚らしい、というのはイメージできません。
前面と背面です。筐体色は「アーバンブラック」と開示されていて、ちょっと茶色っぽいですね。背面中央にある「カバースタンド」は着脱式です。しかし、製品保護と梱包材削減を狙って、取り付けたまま出荷されるそうです。
背面素材は軽くて強靭な熱可塑性カーボンが使われています。また、VAIO PCと同等レベルの厳しい品質試験を実施しており、耐久性も心配ありません。
横から見たところ。薄い!ですね。ポートはUSB Type-Cが2つで、PCとはUSB Type-Cケーブル1本で接続ができ、バスパワー(モニターに独立した電源は不要)で動作します。また、パススルー充電にも対応し、例えば「PC – VAIO Vision+ 14 - スマホ」という接続をすると、PCからVAIO Vision+ 14に映像出力をしつつスマホを充電できます。
VAIO Vision+ 14にはカバースタンドが付属します。持ち運び時に筐体を保護するだけでなく…
このスタンドを使ってタテ置き(上下二画面)もできます。これ、モバイルモニターとしては「ありそうでない」使い方ですよね。
もちろん普通のヨコ置きもできます。…当たり前か…。
VAIO Vision+ 14はVAIO STOREで販売され、価格は54,800円です。うーん、モノがいいのは間違いないですけど、14インチのモバイルモニターとしてはさすがにお高いです。Amazonなんかだと4K解像度とか有機ELパネルのものが3万円以下で買えてしまいますしねえ。「VAIO製で超軽量」という点に魅力が感じられれば買い…、でしょうか。
関連リンク
モバイルディスプレイ VAIO Vision+ 14 (VJ5VP141C11):VAIO STORE
コメント
単純に高いなと。iPad proで使ってるのと同じ有機ELパネルが13インチノート向けに出始めたから薄くて軽い有機ELパネル使ったモバイルモニターが今後出てくると思う。それに薄さ軽さで勝てるのかなと。