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UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース - 8種類のRAIDモードが使えるUGREEN初のSSD/HDDケース

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
UGREENが3.5インチの5ベイHDDケースを発売しました(2.5インチにも対応しますし、SSDでも使えます)。いうまでもなく5台のHDDもしくはSSDを収納できるわけで、個人利用ではここまで本格的なケースは不要なのでは?と思いましたが、この製品に関してはそうでもないです。

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私が使っているパソコン(ゲーミングデスクトップPC)のストレージは「512GB SSD + 2TB HDD」という構成で、当初「いまどきHDDなんて使うかよ!」と思ったんですが、「PCゲームと動画データ」の容量は半端なく大きいので、512GBのSSDに保存してしまうと「あっという間」に容量を使い切ってしまいます。ということで、OSと使用頻度の多いビジネス系・クリエイティブ系のアプリのみをSSDに入れ、PCゲームと動画データはHDDに保存しています。このPCを使用開始して1年になりますが、すでにHDDは1.5TB近くの容量が使用済みです。

私、PCゲームは「永遠の初心者」ですが、そこそこの数のPCゲームをインストールしていて、その容量だけで1TBを軽く越えていますし、ここ1年ほどはYouTube動画も作っているので、動画制作用データ(元の動画ファイルと完成・アップロード済みの動画ファイルのバックアップ)も100GB以上です。今後は動画制作をさらに積極化するつもりなので、これまで以上に大きな容量を使うことになると思います。なので、2TBだとこの先容量が不足するでしょう。

それと、ストレージ(HDD/SSD)は「壊れ」ますよね。ベテランPCユーザーなら誰もがストレージの破損により顔面蒼白になったことがあると思います。なので、バックアップについても考えておく必要がありますが、バックアップしたい容量が大きいとクラウドでのバックアップは費用面であまり現実的ではありません。私の場合、PCゲームであればSteamやXBOXから再インストールができるしゲームデータもSteamやXBOXに保持されているので無理してバックアップする必要はありませんが、動画データはバックアップしておきたいです。

今回ご紹介するUGREENのSSD/HDDケースはこれらのニーズを満たしてくれますし、さらなる便利な使い方ができます。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
こちらがスペック表です。要点についてはこの後ご説明します。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
まず、5ベイそれぞれに最大20TBの「SATA」HDD/SSDを取り付けることができるので、最大の容量は100TBです。…まあ、個人利用であらゆる用途を想定してもさすがに100TBまでは使わないかと…。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
次にバックアップの安全性という点で「8種類のRAIDモードに対応」します。…しかし、RAID0とRAID1くらいはわかりますけど、RAID5とかRAID10って何?と思われる方も多いでしょう(私もです)。RAIDの種類について詳しくはこちらをご覧ください。

RAIDレベルの種類と特徴:AOSデータ復旧サービスセンター

また、Span、PM、Cloneの説明は以下のとおりです(ChatGPTに聞きました)

1.Span
Spanは、複数の物理ディスクを結合して、一つの論理ボリュームを作成する技術です。この方法では、ディスクの容量を合計し、大きなストレージスペースを提供します。
特徴:
・ディスクの容量を追加するだけで、容易にストレージを拡張できます。
・データはストライプされず、単純に次のディスクに連続して書き込まれます。
・冗長性はないため、どれか一つのディスクが故障すると、そのディスクに保存されていたデータは失われます。
2.PM (パーティションミラーリング)
**PM(パーティションミラーリング)**は、データの冗長性を高めるために用いる技術です。あるディスクに書き込まれたデータが、別のディスクにも同時に書き込まれます。
特徴:
・データのコピーが常に2つ存在するため、一方のディスクが故障しても、もう一方からデータを復元できます。
・読み取りパフォーマンスが向上することがありますが、書き込み時は両方のディスクに同時に書き込むため、パフォーマンスが低下する可能性があります。
・RAID 1の一部として一般的に使用されます。
3.Clone
Cloneは、データやパーティションの正確なコピーを作成する方法です。元のデータの完全な複製が生成されます。
特徴:
・データのバックアップや移行に非常に便利です。
・クローンされたデータは、元のデータと同じ状態であり、即座に使用できます。
・ディスク全体をクローンする場合、元のディスクが故障した際のリカバリーが容易になります。
・クローンには通常、元のデータが変更されても影響を受けないため、異なる環境での使用が可能です。

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「どのRAID」にするかはともかくとして、データのバックアップに関しては安心して良さそうです。

ただし、バックアップという意味ではなく、高速化という意味でははっきり言って期待できません。というのも、

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
このケースが対応するストレージの規格は「SATA」ですし、ケースとPCは「USB3.2 Gen1規格」つまりデータ転送速度5Gbpsで接続されるので、RAID 0にしてもそれほど高速化はしないはずです。ちなみにRAID0はデータを冗長化(二重化)する技術ではないので、安全性も低いです。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
「データの安全性」のほかに「ハードウェアとしての安全性」もUGREEN製品だけに心配はいらないでしょう。このように冷却性・静音性もしっかり考慮されています。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
筐体品質も高そうです(ウインタブのこれまでのUGREEN製急速充電器やモバイルバッテリーのレビュー経験より)。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
単なるストレージとしてだけでなく「NAS(Network Attached Storage)」としてもかなり重宝しそうですね。私はまだNASを使っていないのですが、ライターさんと共用のNASくらいはあったほうがいいかもしれん、と思います。

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース
これまでのご説明と重複しますが、このケースはサイズが3.5インチ用になっているものの、2.5インチ用のSSDも使えます。大容量データのバックアップなら安価なHDDをRAID構成にするのがいいと思いますけどね。

2.価格など

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケースはAmazonで販売中で、通常価格は25,999円ですが、9月23日現在だと製品ページに30%OFFクーポンがあり(9月30日まで有効)、これに発売記念のクーポンコード「UGHDDS10」(10月3日まで有効)を併用すると15,999円で購入できます。

これで15,999円なら悪くない…とも言えますが、この製品は「ケース」なので、当然HDDやSSDの調達も必要です。ちなみに「20TBの3.5インチSATA HDD」って6万円くらいはしますので、UGREENの言う「100TB」を実現するにはさらに30万円必要、ということです(1TB HDDなら4,000円台、2TB HDDなら7,000円台くらいで買えます)。

なお、この製品とは関係ありませんが、Amazonで販売されているSSD/HDDには明らかな詐欺商品が見受けられます。Amazonで購入すること自体は悪くありませんけど、事前に「相場」をチェックして、異常に安い製品は買わないようにしましょう。ウインタブ読者なら「30TBで7,500円のSSD」に手を出す方はいないと思いますが、「1TBで5,000円のSSD」とかなら引っかかる方もいるかもしれないので、一応注意喚起しておきます。

3.関連リンク

UGREEN 5Bay SSD/HDD ケース:Amazon

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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