こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はちょっと変わった製品、といいますか、これまで取り上げたことのないジャンルの周辺機器(と言っていいのかも微妙)「Tomons 角度調整可能 組立て式デスクライト」の実機レビューです。しばしば製品をご提供いただき、実機レビューをさせていただいている「Inateck」ブランドの「F&M Technology」が販売している製品です。
私は特にデスクライトについて知識があるわけでもなく、他の製品と比較してどうこう、というのが言いにくいです。そのため、このレビューでは、AmazonなどWebで同種の製品の情報を確認しつつ「製品として使いやすいか」「インテリアとしてどうか」ということを書いていきます。
1.開封と組み立て
これが外箱です。あまり大きくはなくって、メーカーの公表値だと「29.6 x 20.4 x 19 cm」です。また、この製品には「電球」がついていないため、別途アマゾンでLED電球(税込み509円、送料無料)を購入しておきました。電球の仕様は「E26、40W」です。
パッケージの中身です。組み立て式ですが、バラバラになっているわけではなくて、自分でやることは「ねじ止め」くらいです。また英語、ドイツ語、日本語の簡単なマニュアルがついていますが、本当に「簡単」なのであまり役に立ちません。しかし、組み立て作業が全然難しくないので、まあいいや、というところです。
これが接続部分です。単にねじ穴がひとつついている、というだけでなく、ガイドとなる金属性の突起とそれを受ける大きめの穴がついています。この製品はねじ止めが必要な接続部は合計3か所ありますが、360度回転できる構造になっているのはランプシェードに近いひとつだけで、それ以外の2か所はガイドがあるため可動域は大きくありません。
金属製の蝶ねじで固定するのですが、形状を見ていただければわかる通り、工具は必要ありません。手でねじを回すだけで十分です。
この製品の重量は約2 kgですが、台座が約900 gです。見た目はスリムなんですけど、金属製で重くなっています。デスクに固定する構造ではなく、デスクに「置くだけ」なので安定性を増すためにこうなっているんでしょう。アームの可動域に制限があるのも同様の理由と思われます。台座の底はフェルト製(すみません、厳密には違うかもしれません)のクッションでおおわれており、デスクを傷つけることはなさそうです。
いろいろ書いてきましたが、組み立ては非常に簡単で、私でも10分以内にできましたから、こういうのに手慣れた人なら3分とかで終わるかもしれません。少なくとも「面倒」というレベルではありません。
2.デザイン
この製品はアーム部分は木製、シェードと台座部分、そして蝶ねじが金属製です。金属製の部分はホワイト、ブラック、グリーンの3色があり、私が試用したのはホワイトでした。
デザインについては好みの問題だと思いますが、個人的には「いい」です。台座部分に小さくロゴがある以外には余計な模様とかは一切入っておらず、金属部分は無地、アーム部分は素材本来の木目になっています。メーカーいわく「ヨーロッパで大人気のミニマリストデザイン」ということで、ミニマリストの何たるかは私には理解できませんが、少なくとも年齢、性別を問わず、誰が使っても違和感はないと思いますし、木製、スチール製のデスクであればフィットするデザインだと思います。
ちなみに私の家族の間でもこのデザインはかなり好評でした。とられないようにしないと…。
3.使用感
この製品の外観を見て「Zライト(万力みたいな器具でデスクに固定して、アームがフレキシブルに動かせるもの)」をイメージする人が多いと思うんですけど、そうじゃなくて「ただのスタンド」です。デスクに固定したりせず、単に置くだけですし、アームの角度を調整するためにはいちいちねじを緩めてやる必要があります。なので、はっきりいって多機能なものではありません。
電源スイッチはこれまた「ミニマル」なデザインです。いや、ミニマルなのはデザインだけではなく、「照度調整不可」というのもあります。単にON / OFFすることしかできません。電源コードは長さが2.5 mもあり、ナイロン編みされた、ちょっとごわごわするけど耐久性が高そうなものです。
デスクライト、という製品の性質上、「抜群に使いやすい」とか「抜群に使いにくい」という感想は持てませんw しかし、他のinateck製品がそうであるように、シンプルで好感が持てるデザイン、しっかりしていて耐久性が高そうな素材感、2.5 mの電源コードに代表される実用性への配慮、というのはさすがだと思いました。
4.まとめ
「Tomons 角度調整可能 組立て式デスクライト」はAmazonで4,888円(この記事を書いている2016年3月20日現在、1,000円割引キャンペーンをやっているようです)です。ただし、電球は別売りなので、購入する場合は電球(E26、40W)も一緒に購入したほうがいいですね。
私は普段タブレットとかPCとかPC周辺機器ばかりウォッチしているので、デスクライトの相場について知識がありません。しかし、このジャンルの製品はインテリアとしても重視されますし、機能性も重視されると思われ、価格も本当に千差万別です。Amazonで調べてみると1,000円台から1万円を超えるものまで、非常に多くの製品を見つけることができます。
この製品は割高なのか割安なのか、という判断は難しいところです。「デザインとかはどうでもいいから、安くてちゃんと使えるのがほしい」という場合は割高になってしまいます。しかし、木目を生かしたシンプルなデザインで質感がよく、使いやすくて長持ちしそうなもの、という観点で見ると決して割高ではないでしょう。どうしても「好み」の問題になってしまいますが、上に書いた通り私はこの製品が気に入りましたし、家族にとられないか心配ではあります。
5.関連リンク
Tomons 角度調整可能 組立て式デスクライト:Amazon
※inateckは日本で直販サイトの運営をしておらず、Amazonのみに出品しています。