こんにちは、かのあゆです。TIN HiFiの有線イヤホン「P1 MAX」の実機レビューです。リケーブルに対応し、2万円オーバーの高価な有線イヤホンですが、オーディオ関連のレビューには不慣れなため、至らない部分も多いかと思います。何卒ご了承ください。
なお、レビュー機はTIN HIFIよりサンプル提供していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
1.スペック
形式:インイヤー
ドライバー:14.2 mm平面駆動
付属ケーブル:108単結晶同ケーブル。3.5 mmプラグ
TIN HiFIはもともとはOEM/ODMビジネスを行っていたメーカーですが、2017年より自社ブランドでの展開を開始しています。ブランド名は「Listen」と「Hi-Fi」の同音異義語から名付けられています。
なお、TIN HiFiには日本語に翻訳された公式サイトがありますので、会社概要についてもう少し詳しく知りたい、という方はこちらをご覧ください。ちょっとロマンな感じの説明になっています。
TinHiFiについて:TIN HiFi公式サイト
レビュー機P1 MAXは2022年4月に発売されたばかりの新製品です。標準で付属しているのは3.5mmイヤホンジャックに対応する108単結晶銅ケーブルで、温かみがあり自然なサウンドを実現しています。また、リケーブル(ケーブルの交換)が可能です
14.2 mm平面駆動ドライバーを採用しており、バランスのとれた音質を実現しています。このタイプのイヤホンを試すのは初めてなのですが、かのあゆが良く聞く洋楽ロックではその場にいるような臨場感のあるサウンドを実現していました(後述します)。
2.同梱物
パッケージにはかわいらしいパンダがデザインされています。よく見ると「1」の部分が笹になっているのもかなり凝っているな・・・と感じました。
付属品はマニュアルなどのペーパー類、ケーブル(3.5 mmプラグ)、専用ケース、イヤピースです。イヤピースは本体にセット済みのものも含め、なんと11種類用意されています。なお、マニュアルに日本語表記はありませんでした。Amazon.co.jpの商品ページには付属するケーブルは2.5 mmプラグ対応品と表記されていますが、レビュー機に付属していたのは3.5 mmプラグのものでした。Amazonにあったレビューを確認したところ、「3.5 mmプラグであった」というものがありましたので、おそらく製品ページの誤りだと思われます。
リケーブル可能な製品ということで、付属するケーブルはイヤホン本体から取り外せるようになっています。かのあゆ自身このタイプのイヤホンのレビューは初めてなので、今回はこのケーブルを使ってレビューしていきます。
イヤホン前面です。筐体色はブラックで、網の目のようなデザインが施されています。個人的には悪くないと思っているのですが、このデザインは結構好き好みが分かれるかなぁ・・・というのが正直な感想です。素材はプラスチックが採用されているように見えますが、べっ甲を思わせる加工が施されており高級感があります。
後面にはケーブル接続用のコネクターが配置されています。
すみません、自分の耳を使って装着イメージをお伝えしようとしたのですが、うまく撮影ができなかったため、メーカーサイトの装着イメージ画像を掲載します。
今回のレビューでは標準で装着済みとなっているMサイズのイヤピースとの組み合わせで使用していたのですが、装着感に関してはかのあゆの耳にぴったりとフィットし、使用中外れてしまうようなことはありません。
また密閉感は高く、音楽再生中は周りの音をほぼ完全にシャットアウトしてくれていました。軽量素材を採用していることもあり、長時間装着していても耳が疲れることはありませんでした。
3.音質
基本的にもはや音楽は定額配信サービスのApple Musicで聞くことが多くなってしまったのですが、2005年辛2022年頃までのiTunesライブラリをそのまま移行したONKYOのSIMが刺さるデジタルオーディオプレイヤー・・・もとい、スマートフォンの「GRANBEAT」と組み合わせて実際に音質を確認してみました。スマートフォンとしてはAndroid 6.0 + Snapdragon 660搭載と言うことでさすがにサブ機として使うのも厳しくなってきたものの、オーディオプレイヤーとしては2022年現在でも優秀です。
実際に音楽を聴いてみました。例えばEric Claptonの「CROSSROADS(邦題:エリック・クラプトン アンソロジー)」に収録されている「Heaven Is One Step Away」。名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のサウンドトラックとしても採用された曲なのですが、権利の関係などで定額サービスでは配信されていないんですよね・・・
現在メインで使用している有線イヤホンはFinalのエントリーモデル「E1000」です。2,000円で購入できるハイレゾ対応イヤホンでバランスのいい音を鳴らしてくれ、カジェクラの間では非常に評価の高い製品なのですが、これと比較するとP1 Maxはギター、ヴォーカル、ドラム等がよりはっきり分離して聞こえる印象で、まるでスタジオの近くにいるような臨場感で音楽を楽しむことができました。
・・・オーディオのレビューはあまり得意ではないので、うまく伝わっているのかどうかわからないのですが、とにかくかのあゆの経験したことのない水準の音質でした。
4.まとめ
TIN HiFi P1 MaxはAmazon.co.jpにて23,780円(税込)で販売中ですが、製品ページに8月31日まで有効の36%OFFクーポンがあり、15,219円(税込)で購入可能です。また、HiFiGoでも販売中で、こちらは6月26日現在17,463円となっています。
ここのところワイヤレスイヤホンを使用する時間が増えてきたのと、もともと低価格なハイレゾ対応イヤホンで満足してきたこともあり、このような高級イヤホンを試すのは初めてだったのですが、それだけに音の分離がはっきりしていて、埋もれてしまっていた音まで聞こえてるのはすごく新鮮に感じました。
5.関連リンク
TINHIFI P1 MAX:Amazon.co.jp
TinHiFi P1 MAX 14.2 MM Planar IEMs:HiFiGo