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SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ レビュー - MEMSドライバーを搭載しつつ価格を抑えたハイレゾ対応ワイヤレスイヤホン、リアルなサウンドを楽しめます

SoundPeats Capsule3 Pro Plus レビュー
SOUNDPEATSのワイヤレスイヤホン、「Capsule3 Pro+」のレビューです。2022年12月に発売された「Capsule3 Pro」の後継モデルで、少し価格が高くなってしまいましたが、シリコン素材を用いたMEMSドライバーと12mmダイナミックドライバーを組み合わせることにより、さらに音質が向上しました。また、この製品は株式会社音元出版主催の国内最大級オーディオ&ビジュアル機器アワード「VGP 2024 SUMMER」において、金賞、特別賞を受賞しています。

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ここがおすすめ
・話題の新技術・MEMSドライバーに12mmドライバーを採用
・聴く音楽のジャンルを選ばないフラットなチューニング
・手頃な価格
ここがイマイチ
・ANC機能は弱め
販売サイトはこちら
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+:Amazon
※製品ページのクーポンと読者クーポン「SP24wintab」併用で10,404円(7月17日まで)

なお、このレビューはメーカーより発売前の製品のサンプル提供を受け、実施しています。

1.製品概要

スペック表

  SOUNDPEATS Capsule3 Pro+
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.3
搭載チップ WQ7034AX
再生周波数帯域 20Hz-40Khz
オーディオコーデック SBC/AAC/LDAC
ドライバー MEMSドライバー + 12 mmダイナミックドライバー
再生時間 6.5時間
本体充電時間 1.5時間
Adaptive ANC 対応(最大-45db低減)
通話用(ENC)ノイズキャンセリング 対応
マルチポイント 対応
ゲームモード 対応(70ms 低遅延)
ケース充電時間 2時間
防水性能 IPX4
サイズ 50.07 × 67.31 × 25.9 mm
重量 48 g

コメント

Capsule3 Pro+では12mmダイナミックドライバーとMEMSドライバーを組み合わせることによって、前モデルのCapsule3 Proより音質が向上しています。MEMSドライバーとはCPU・SoCと同じシリコンウェハーから作られた半導体を用いることで、既存のBA型ドライバーと比較して薄型軽量化を実現していて、高音域までカバーできるのが特徴です。詳しい解説はAV Watchの記事をご参照ください。

イヤフォンの新トレンド、「MEMSドライバー」とは何か?:AV Watch

対応コーデックはSBC、AAC、LDACです。LDACに対応し、再生周波数帯域も20Khz〜40Khzということなのでハイレゾ音源の再生もサポートしています。専用アプリ「Peats Audio」を導入することで、タッチボタンの割り当てやイコライザー設定、ファームウェア更新を行えます(後述します)。

本体単体での稼働時間は6.5時間、ケース併用時の稼働時間は最大43時間です。

2.筐体

付属品
付属品はSOUNDPEATSのイメージキャラクター、「PEATSくん」がデザインされたオリジナルステッカー、マニュアル(日本語表記あり)、イヤーピース(画像はSサイズとLサイズ、Mサイズは本体にセット済み)、充電用USB-C to Aケーブルです。

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ケース前面
充電ケースのデザインはCapsule3 Proを踏襲しています。筐体色は今回紹介している「ブラック」と内部基板が透けて見える「クリア」の2種類が用意されています。ケース上部には「SOUNDPEATS」ロゴが配置されています。

ケース背面
背面には昨年発売したSOUNDPEATSのフラッグシップモデル、Opera 03・Opera 05と同じく「Hear Your Imagination」の文字がデザインされています。

ケース後部ポート
下部には充電用USB-Cポートがあります。素材はCapsule3 Proと同じくプラスチックなので、ポケットなどに入れて持ち運ぶ場合キズや汚れが目立ちやすいのが難点です。気になる方は保護ケースも一緒に揃えておくとよいでしょう。SOUNDPEATS公式サイトやAmazon等で販売されているCapsule3 Pro用のケースが流用できます。

本体本体側面(タッチボタン)
イヤホン本体のデザインもCapsule3 Proを踏襲していますが、タッチボタンがゴールドメッキ調に変更され、より高級感のある見た目になりました。タッチボタンは後述する「PeatsAudio」アプリで割り当てる動作を変更できます。

本体サイズがコンパクトに収まっているので、耳から外れてしまうのではないかと不安に感じていましたが、耳から外れることはなく、ぴったりフィットします。

装着例
Capsule3 Pro+を装着して1時間半程度ウォーキングしたのですが、その際も耳の中が蒸れてしまうことはありませんでした。

3.使用感

専用アプリ「PeatsAudio」

Capsule3 ProやOpera 03・05では「SOUNDPEATS」アプリから各種設定を変更できましたが、Capsule3 Proでは「PeatsAudio」アプリに変更されています。

Peats Audio

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機能自体はSOUNDPEATSアプリからほぼ変わらず、ノイズキャンセリング、外音取り込みモードの切り替えやゲームモードの有効化、タッチボタンの割り当てを設定できます。

イコライザー機能

クリックで拡大します

自分好みの音質に調整できるイコライザー機能も用意されています。あらかじめ用意されているプリセット設定だけでなく、自分の耳にあった設定に調整する「適応型EQ」もあります。

音質

かのあゆは昨年発売されたSOUNDPEATSのフラッグシップモデル、Opera 05をレビュー後も継続利用しています。Opera 05は一緒に持ち歩いている他社ワイヤレスイヤホン(2〜3万円台で販売されていた機種)と比較すると低音がパワフルで、普段良く聞いている洋楽ロックだと特に相性が良いので気に入っているのですが、Capsule3 Pro+は低音・中音・高音ともにバランスがとれたチューニングが施されています。

Capsule3 Proも同じような傾向でしたが、音質がさらにクリアになり「原音を忠実に再現する」方向に調整されている印象ですね。個人的には低音がズンズン響くようなチューニングが好みなのですが、ボーカルもクリアに聞こえるCapsule3 Pro+も本当に素晴らしい音質だと思いました。

ノイズキャンセリング性能

Capsule3 Pro+では最大45dbまで騒音を低減できるアクティブノイズキャンセリング(ANC)を利用できますが、ANCを有効にして通勤時のバスや電車内で使用したところ、あまりその効果を実感することが出来ませんでした。

ANCを有効にすると、比較的大きくない環境音はほぼカットできているのですが、バス・電車の走行音やアナウンスなどの大きめの音はANCを無効化、あるいは外音取り込みモードをオンにした状態と大差なく、ボリュームを上げても気になりました。

ANC機能をセールスポイントの中心に据えている製品ではないので仕方ないのかもしれませんが、騒がしい環境で音楽や動画、ゲーム等のコンテンツを楽しむ用途には向いていません。せっかく音質が向上したのでANC性能もスペックアップしてくれれば「言うことなし」なんですが・・・

4.まとめ

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ キャンペーン
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は7月11日に発売され、通常価格は13,880円ですが7月11日から17日23:59までの期間、Amazonプライムデーセールで安くなり、製品ページのクーポンと読者クーポン「SP24wintab」併用で10,404円で購入できます。

ANC機能については少し残念でしたが、他社だと2万円以上する機種に搭載されているMEMSドライバーを採用し、バランスよく、そして原音に忠実な音を聴かせてくれるCapsule3 Pro+、この価格は素晴らしいコスパだと思います。

5.関連リンク

SOUNDPEATS Capsule3 Pro+:Amazon
※製品ページのクーポンと読者クーポン「SP24wintab」併用で10,404円(7月17日まで)

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