サンワサプライがドッキングステーション「USB-5TCH15BK」を発売します。先日ご紹介したサンワサプライの「400-HUBA17BK / 400-HUBC17BK」は「ハブ」、このUSB-5TCH15BKは「ドッキングステーション」ですが、どちらも「PCのUSBポートに接続し、ポート数を増やす」機能を持った製品です。ビックカメラの解説によれば「USBハブは、USBポートのみを増設するのに対して、ドッキングステーションはHDMIやLANポート、SDカードスロットなど、さまざまなインターフェースに拡張します」とのこと。ウインタブではこの解説に従って用語を使い分けるように心がけていますが、読者の方々も頭の片隅にでも置いておくといいでしょう。
さて、USB-5TCH15BKです。
この画像で機能は一目瞭然かと。USB3.2 Gen1規格(5Gbps)のUSB Type-Aポートが1つ、USB2.0規格(480Mbps)のUSB Type-Aポートが2つ、USB Type-Cポートが1つ、そしてHDMIポートが1つ、合計で5つのポートを備え、PCとの接続はUSB Type-Cです。USBポートはデータ伝送のみに対応します。また、この製品はバスパワー(動作のために独立した電源を必要としない)です。
冒頭のビックカメラの解説に従えば、「HDMIポートがついているのでハブではなくてドッキングステーション」ということになりますね。
接続イメージです。この画像、非常にわかりやすいと思います。さすがサンワサプライ。これならPCにあまり詳しくない人でも簡単に理解できます。なお、USBメモリーとかデジカメのデータを転送する場合は転送速度が速いUSB3.2 Gen1 Type-Aポートが望ましいです。それと、HDMIポートによる映像出力ですが、お使いのPCのUSB Type-Cポートが映像出力に対応(Display Port Alternate Mode)している必要があります。お使いのPCのUSB Type-Cポートが映像出力非対応の場合、この製品を接続しても映像出力はできません。
サイズです。コンパクトサイズで重さも37 gなので持ち運びが苦になりません。ただ…
先日ご紹介した400-HUBA17BK / 400-HUBC17BKとちょっと違うのは「本体をPCに直挿しするのではなく、ケーブルがある」という点です。なので、この画像にあるように、あらかじめ複数の周辺機器を接続しておき、PCとの接続ケーブル1本を着脱するだけでそれら周辺機器をまとめて着脱できる、というメリットがあります(理屈上は直挿しタイプの製品でも同じことができますが、配置の自由度とか使いやすさが全然違うと思います)。
サンワサプライ USB Type-C ドッキングステーション USB-5TCH15BKはサンワダイレクトで販売中(予約販売中)で、4月9日現在の価格は3,380円です。Amazonなどで「ドッキングステーション」と検索すると非常に多くの製品がヒットします。USB-5TCH15BKはポート数が多い方ではなく、また価格も最安値という感じではありませんが、ポート数と機能は「必要十分」と感じられ、安価、そしてサンワサプライ製という安心感はありますね。個人的には「ドッキングステーションならUSB PDに対応するものがいい」と思っていますが、USB PDが不要なのであれば、この製品は「ちょうどいい」んじゃないかと思います。
関連リンク
USB Type-C ドッキングステーション USB-5TCH15BK:サンワダイレクト