こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。サンワサプライが新しく「トラックボール一体型のキーボード」を発売しました。この手の製品は他社にもありますし、サンワサプライでも同じ機能の製品を販売していますので、そんなに珍しく感じられないかもしれませんが、慣れてしまうとかなり便利な気もしますし、なによりも「狭いデスクを広く使える」コンパクトさが魅力です。
スペックを確認してみます。テンキーレスの薄型キーボードで、ウインタブが2017年によく紹介したメカニカルタイプではなく、よくあるメンブレン方式になります。なので、打鍵感がすごくいい、とかではないと思いますが、そのかわり打鍵音がうるさい、ということもないでしょう。
接続はUSB有線です。USB端子はフルサイズ(Type-A)なので、小型のWindows タブレットに接続して使う場合はmicroUSB変換プラグが必要になります。あと、横幅が303 mm(13.3インチのモバイルノートよりもやや小さいです)、重量が500 gということなので、その気になればバッグに入れて持ち運ぶことも十分可能なサイズになっています。
キー配列ですが、うーん、ちょっとトリッキーですねー。Enterキーの右側の一列はいいとして、Deleteキーの位置がすごいことになってます。あとInsキーも…。この配列は初めて見ます。
キーピッチは19 mmですから窮屈さはないでしょう。またキーストロークが3 mmというのはコンパクトサイズのキーボードとしては深いですね。一般的なノートPCだと2 mm以下のことが多いので、むしろデスクトップPC用のキーボードに近い感覚と言えるかもしれません。
トラックボールは右上、(マウスで言う)左右のクリックボタンは左上になります。なので、両手でマウス操作をすることになります。タッチパッドユーザーとかトラックボールユーザーでも少し違和感があるかもしれないですね。でも、キーボードの直上にコントロール系がありますので、慣れれば手を動かす距離が短くなって使いやすくなるのかもしれません。
実際の利用シーンはこんな感じ。サイズ感がよくわかりますが、思ったより大きいと感じます。
キーボードを外出時に持ち歩く場合、一番難敵なのが横幅、そして重量だと思います。この製品は13.3インチのモバイルノートPCよりもやや横幅が小さく、重量も500 gなので、モバイル利用にも使えると思います。ただ、上の画像を見ると、どちらかと言うと据え置きで使い、「コンパクトでマウスいらず(ということにしときます)」なのを生かし、作業デスクが広く使える、というメリットが大きいだろうと思います。
サンワサプライ SKB-TR03BKはサンワサプライの直販サイト「サンワダイレクト」で販売中で、12月26日現在の価格は税込み6,380円(送料無料)です。トラックボールに慣れている人もそうでない人も、操作性がやや独特な感じなので、使いはじめてしばらくは違和感があるかもしれませんが、慣れの問題は別として、パッケージングは合理的ですね。一般的なマウスのようにいちいちキーボードから手を離さなくともトラックボールが使えますし、クリックボタンの位置も自然といえば自然です。
あと、キー配列が独特なので、そのへんも合わせて慣れなくちゃいけないでしょう。そのあたりを克服できたら、かなり便利に使えると思います。