こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Windows タブレットやWindows スマホ(WindowsPhone)はもちろんですが、タブレットやスマホなどの小型デバイスはUSBポートを使って充電・給電するものが多いですね。私の場合、使用頻度の多いWindows タブレットが4台(うち2台がUSB充電)、Windows スマホが2台、そしてデジカメ1台がこれに該当します。もちろんこれらの製品はACアダプターがついているため、普通に電源コンセントから充電することもできますが、うっかり充電を忘れてしまい、使おうと思った時に充電切れ、などということはしょっちゅうです。
話は変わって「ハブ」です。Windows タブレットの場合、8インチの場合は特にUSBポートが少ない、というかmicroUSBポートが1つだけ、ということがほとんどなので、タブレットとして使うぶんには問題ないとしても、キーボードやマウスを接続したり、デジカメと接続したりするときにはハブは必需品になります。
今回実機レビューする「Plugable USB 2.0 HighSpped 急速充電ハブ 7ポート」は、「充電器」でもあり「ハブ」でもあります。つまり、ハブとして機能しつつ、空いてるポート(7つありますからね)でデバイスの充電ができてしまいます。試用してみたら確かに便利なんですよ、これが。
Plugable USB 2.0 HighSpped 急速充電ハブ 7ポート:Amazon
1.開封
これがパッケージに含まれているものです。この製品はセルフパワーで、電源を必要とします。そのため、本体に給電するためにACアダプターと電源ケーブルが付属しています。また、ハブの「親」になるPCやタブレットとはUSB タイプA(PC側、普通の形状のUSB)とUSB タイプB(ハブ側)で接続することになるため、USB タイプA-USB タイプBの接続ケーブルも付属します。あとはPlugableらしく、ごく簡単な一枚もの、かつ英語オンリーの取扱説明書がついてます。ちなみにUSB-microUSBの変換ケーブルはありません。8インチタブレットを購入するとこの手の変換ケーブルは付属していると思いますが念のため。
2.筐体
前面はすべて充電に使えるUSB 2.0ポートが7つ。こちらには「子(操作される側)」のデバイスを接続します。
こっちが背面で、USB タイプBポート、DC-IN、そして電源ボタンがついています。上にも書きましたが、USB タイプBポートには「親(操作する側)」のPCやタブレットを接続します。なお、大変残念ですが、このポートには充電機能はありません。つまり、親デバイスを充電しながら子デバイスを操作する、ということはできないです。もし親デバイスにも給電できたらWindows タブレットの救世主!だったんですけどね。
トップ画像は8インチタブレット「ThinkPad 8」と並べたものですが、上の画像は9.7インチ、iPadクローンの「Teclast X98 Pro」と並べたところです。セルフパワーの製品という性質上、半据え置き型での利用が多いと思いますが、持ち運びは十分可能なサイズです。なお、重量は実測値で本体のみだと168 g、ACアダプターおよび電源ケーブル、PC接続用ケーブル込みだと450 gでした。
3.使ってみた
えらく散らかった画像ですが、Teclast X98 Proにこのハブを接続し、ハブにUSBキーボード、USBマウス、ThinkPad 8、Windowsスマホを接続したものです。USBキーボードとUSBマウスはTeclast X98 Proを操作するため(つまり純粋にハブとして利用)、ThinkPad 8とWindows スマホは充電するために接続しています。
あと、私は10インチの2 in 1(acer Aspire Switch 10とCube iWork 11 Stylus)をPCとして使用し、ウインタブの記事を書いているのですが、USBマウスは常に接続し、たまにデジカメも接続します。つまり、使用するUSBポートは1つか2つだけです。しかし、この製品の特性上7つのポートというのは全然無駄にならないですね。空いてるポートでデバイスを充電できますから。デスクの上に1台この製品があれば、もうデバイスが充電切れするとかの心配はしなくてよさそうです。
あと、これから書くことは誤解を招く可能性がある、というか充電に必要な時間はデバイスによって異なるので、あまり参考にはならないかもしれません。この製品は「急速充電」という謳い文句なので、実際どれくらい急速に充電されるか、ということについて少しだけ試してみました。
Teclast x98 Pro:バッテリー残量48%の状態からスリープ状態で充電をスタートし、30分で70%に
MADOSMA:バッテリー残量45%の状態から待ち受け状態で充電をスタートし、1時間で82%に
※2機種の充電はこの充電ハブを使って同時に行いました。また、その間USBマウスも接続し、Cube iWork 11 Stylusでハブとして使っていました。
体感的な話になってしまうのですが、家庭の電源コンセントに直接接続する場合と比較すると「すごく急速、というほどではないかな」ということになり、PCにバスパワー(電源不要)の小型ハブを使ってデバイスを接続し、充電する場合よりは「かなり速い」ということができると思います。日頃から充電時間についてシビアに計測しているわけではないので、あまり妥当なレビューとは言えないですね。すみません。ただ、この製品のように充電用としての使用を念頭に置いて設計されたものであれば安心して使うことができますよね。
最後に「ハブとしてどうなの?」という話になると思うのですが、これはですね…、USB 2.0規格でもありますし、書くのがすごく難しいというか、「普通に安定して使えました」くらいしか言えないです。ただ、私が試用したWindows環境では挙動がおかしいとか、デバイスを認識しないとかのケースには遭遇していません。
4.関連リンク
PLUGABLE TECHNOLOGIES 日本語情報:公式日本語サイト
PLUGABLE USB 2.0 7-PORT HUB WITH 60W POWER ADAPTER:公式サイト 製品ページ(英語)
Plugable USB 2.0 HighSpped 急速充電ハブ 7ポート:Amazon
※Plugable Technologiesは日本で直販サイトの運営をしておらず、Amazonのみに出品しています。
コメント
2~3泊の旅行や出張の時にカバンに詰めておくと便利かもしれませんね。
ホテルの部屋は意外とコンセントが少ないので…
こんにちは、コメントありがとうございます。そうですね、ケーブル込みでも許容できる重さだと思うので、USB充電が必要なデバイスが多めの人にはいいかも。
USB BC 1.2規格なので、各ポート最大1.5Aまでしか出力されません。ので、専用の充電器(タブレットなら2A以上が普通)の方が速く充電されますね…。
普通、USB 2.0だと500mAまでしか供給されないので、それよりは速いよ、ということだと思います。
しいふうるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。実はメーカーさんからまさに同じ感想を言われました。専用機器ならもっと早くできるけど、充電ハブという製品の特性上の限界かな、とおっしゃられてました。記事の方、もう少し追記しておこうかなと思います。個人的には7ポートあるしこれでいいかな、と。
USB3.0バージョンがあると、更に興味を覚えたかと思いました。(^^)
(現用機がThinkPad8なので…)
きくりんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。実はUSB3.0バージョンもAmazonで売ってるんですよね…